ほんとうのアイデア
整体ですばらしいサービスがある。充電器がおいてあるのだ。もしかすると、そんなこと?と思われる方も多いかもしれません。しかしアイデアってこういうことだと思う。ぼくが通うのは以前住んでいた用賀の整体で、湘南に引っ越してからもここに通っているので、とても助かる。行きの電車でポッドキャストやYouTubeなどをみるし、最近は毎晩充電をすることをやめたので帰りまでに充電できることがとても助かる。
これ、以前にこんなエピソードを読んだことがある。「Yonda?」「消えたかに道楽」「ガス・パッ・チョ」などでおなじみの東京コピーライターズクラブ会長の谷山さんの著書『広告コピーってこう書くんだ!読本』にたしか書いてあった糸井重里さんのエピソード。宣伝会議なのかでの糸井さんの講義で、コンビニにもっと人が訪れるアイデアというお題がでた。みんなはだれかを来日させてライブするなど、派手なことをアイデアとして発表するが、糸井さんは「電気ポットを置く」と例題をだしたそうだ。いまでは当たりまえのことだが、当時は電子レンジと電気ポットもなく、カップラーメンを買っても帰って食べないといけなかった。しかしコンビニでお湯を注げることで売上はアップする。
ぼくはこのエピソードを、いつも心の片すみにおいている。アイデアって人にほめられたりビックリさせたりすることばかり考えてしまいがちだけど、ほんとうに役に立つアイデアを求められることの方がおおい。こういうアイデアはすこし勇気がいるし、枕詞に「ちなみに〜」なんて言いがち。大したアイデアじゃないかのように捉えられがちだけど、こういう一見ちいさなアイデアだけど、みんなが喜ぶアイデアこそしっかり考えていかなければなと改めて思いました。ちなみに整体の技術がすばらしいことが大前提です。
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