見出し画像

人生も主茎と脇芽を見誤ってはいけない

トマトとナスを種から育て、いま大きく成長しようとしている。トマトの方は花をいくつもつけはじめている。そういう影響があってYouTubeで育て方を勉強している。そうすると、トマトやナスやピーマンなどのナス科ノ植物は葉っぱの根元からななめにのびる脇芽と呼ばれるものを摘むと、たくさん収穫ができたり質がよくなるらしい。「そうなのか!」と庭へ飛びだし、脇芽を摘む。中には「これが脇芽ですか?」と思うほどの立派なものがある。この脇芽をほったらかしにすると、そこから花が咲いて実になるそうだ。だから立派になるのも当然のことなのだ。そこでこんなことを思った。

いままで仕事をしてきた中で、なんとも話が通じないなぁというがいる。もちろんぼくにも原因はあるだろう。前提をすっ飛ばして話すくせがあるし。でもいままで出会った話が通じない人は、そんなレベルではない。「いや、だから」「聞いてました?」「さっきも言ったように」「これまでの経緯をふまえてくださいよ」と言いたくなるような人だ。ぜんぜん通じないのだ。あきらかにおかしいことをしようとしてるのに、それが正しいかどうかの判断もつかないようなイメージ。自分の意見に固執してるような、ちがう意見は切り捨てる勢い。そんな人はもしかすると、脇芽が立派になりすぎて、もともとの主茎を見失っているのかもしれない。
これが正しいかどうかは置いておいて(ぼくがまちがってる可能性もあるのだし)、とても納得しました。若いうちに脇芽を摘んでおかないと、脇芽だらけになってジャングルのようになって葉っぱに光が当たりにくくなり、成長のじゃまをする。それでも気づかない。だって脇芽にも花や実はつくんだもの。本当のおいしさとは出会えないけど、収穫はできる。大ざっぱだと苦労することがふえる。人生経験をふまえて、そんなことに気づいたぼくは、せっせと脇芽を摘む。かんたんに取れる感触を楽しみながら、君たちの分もおいしくいただくぞ。と。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。お時間が許すようでしたらメンバーシップをのぞいてみてください。
「だれだってなれるん会」は、コピーライティングやCMプランニングを楽しむ人たちのコミュニティです。他にも動画編集スキルアップコースもございます。
また現在「CMプランナー/コピーライターに、だれだってなれる講座」受付中です!
ご興味あればぜひ。

ここから先は

0字

だれだってなれるん会

¥1,000 / 月
このメンバーシップの詳細

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?