年齢をかさねて「贅沢」の定義がかわった。

とは言ってもぼくは元々ケチな性格なので、贅沢をあまりしないタイプだと思う。給料日には高級なお店に行くという同僚の話には心底おどろいたが、ぼくが一番おどろいていたので、ぼくの感覚が異質なのかもしれない。食にそれほど興味がないことも理由だろうな。おいしいものは好きだけれど、食べられないからといって耐えられないなんてことはない。でもいまは料理もするし、家庭菜園で野菜も採れるのでお弁当には手が伸びにくくなっている。
おっと、話が逸れたところから始まっているので、話が逸れていることに気づかずに書き進めるところだった。先日、「らでぃっしゅぼーや」なるものを頼んでみた。野菜がとどくオイシックスのような仕組みだ。WEB広告で流れてきた「農家を助ける」みたいな文言はうさん臭くていやだったけれど、値段と内容は釣りあっているし、ふぞろいなどは気にしないしフードロスは改善されるし、これで本当に農家さんが助かるのであれば良いことばっかりだ。旬の食材ということで、さくらんぼが入っていて、運良く白ナスも入っていた！昨年からわれわれは白ナスのファンなのです。とてもおいしい。本当にうれしかったなぁ。
このサービスは「おいしくフードロス」と掲げられているのだが、まさにその通りで、どの野菜もおいしい！わが家では、にんじんをあまり食べないのだけれど、こんなにんじん食べたことないってくらいおいしかった。届いたにんじんを洗って、４等分にしてオリーブオイルで炒めて付属の塩をふるだけ。こんなことで贅沢さを感じられたのだ。あ、贅沢さについて書くんだった。
高級な食材ももちろんいいし、おいしいとは思うのだが、こうやって自然な甘さや素材の味ですばらしい感じられることこそが贅沢だと思うようになった。年齢を重ねて幸せだなと思うのは、自然の恵みを感じる時。毎朝のお味噌汁でも贅沢だなと感じています。あと家庭菜園をして思い知るのは、農家さんの力。あっぱれです。

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