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ブランディングは生き方の参考にもなる

いつか決めた「なりたい自分」でいようとするとつらくなってしまう。しかし「なりたくない自分」を避けていくのは、それよりもカンタンかもしれない。これは『虎に翼』の花岡が亡くなったことを受けて思ったことだ。子どもの頃は「なりたい自分」というより夢ですかね。そんなものがあって(べつに夢なんてなくてもいいが)、どうすればなれるか。ということに気持ちが向く。そうやってがんばる術を見つけていけるのだが、大人になってもずっと「なりたい自分」を追いかけていると、自分がくるしめられてしまう。南海キャンディーズの山里さんの著書『天才はあきらめた』という秀逸なタイトルが示すように、一部の天才をのぞいた大勢の大人は、あきらめてからがスタートのような気がする。
しかし理想を掲げない人生もつまらない。そこでブランディングの考えかたが役に立つ。ブランディングは、企業が理想の姿になるために行うのだけれど、「なりたい」と同じだけ「なりたくない」を大切に考えている。「なりたくない」を避けていくだけでも理想の姿には近づけるのだ。そうやっていやな言動をはいじょしていくと、なりたい姿も見えてくる。このふたつの価値観を行ったり来たりする過程で道が定まっていく。
花岡さんの姿勢は立派だけれど、多岐川さんの言うとおり「ばかだ」とも思う。死んじゃってどうするんだ。そうやって悔やんでみても、そこから日本は流通の考えかたで柔軟さを持ち、発展していく。犠牲をはらう前にわかることが理想だけど、実際にそうなることは少ない。「むだにしない」という言葉はすてきでもあるが残酷で反省すべきという側面も強い。あ、『虎に翼』がおもしろいので、ついドラマの話になってしまう。話を戻しておわります。

「なりたい」がない人は「なりたくない」を考えてみる。そうやってたくさんの人が考えていくとSNSでの誹謗中傷もなくなるのになぁなんて考えてしまうこの頃です。あまりニュースを見ない生活ですが、たまに入ってくるものに衝撃ばかりを覚えます。

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