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仕事と作品。向き合い方は違えど、やり方は同じ

約1年ぶりにシナリオを書こうとしている。CMやWEBムービー、ブランデッドムービーの企画としてストーリーを書いたりはしているのだけれど、シナリオを書くのとはやはりちょっと違っている。ぼくはそもそも脚本・監督をやりたいと思って映画の専門学校を卒業していた。新卒で入った会社を1年2ヶ月でやめたのもシナリオを書こう。映画を撮ろうと思ってのことだった。しかしやらない。この、だれにも求められていない状態でやることの大変さをぼくは知っている。仕事がないと生活できないし、仕事があると求められている気がしてうれしいし、やらない理由はいろいろある。だけどいちばんは、書けないのだ。書くことがない。書きたい題材がない。書ききるだけの能力がない。そんな自分と向き合わなければならないのがつらいのだ。
広告の仕事では対象となる商品やサービスがあって、それに近いストーリーを考えるのだから自分の中に題材がなくたって書ける。広告の目的は商品やサービスを好きになってもらうことだから、どうすれば好きになれるかな。どうすれば買ってもらえるかなと考えていると「じゃあこうするとどうだろう」と設定やストーリーが浮かんでくる。いいわるいは別の話だけどね。それにTVCMなら15秒や30秒。WEBムービーでも6分を超えるものはなかなかない。
そう、そもそもちがうコンテンツだ。だから同じようにはいかないことはわかっている。だけど、1年間に50〜60本の企画をやっていた経験があると、題材を決めればどうにかこうにか書けるものである。そうやって昨年は2本のシナリオを書いた。TBSのシナリオコンクールに応募して、1本は1次選考を突破。1544篇中133篇に残ったのだからほめてあげたい。もちろんもっと上を目指したいからまた書くのだけれどね。今年は少し背伸びした設定だ。広告を考えるときと同じようにA4用紙に手書きで設定やらキャラクターやら参考にすべき作品やらを書いていく。で、行き詰まる。こんなことでほんとに書けるのか不安もあるけど、まずは書ききることを目標にする。書いてから上手くいってるかどうかを確認する。これも広告を考えるときと同じだ。


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