勉強よりも熱狂

すべてを記憶または記録しようとすることにはムリがあるし、それは結局なにものこらないことに近づくのではないか。記憶はループ上にあるのかもしれない。好きのとなりはきらいというように、記憶のとなりは無だったりして。それよりはやはり、じぶんの琴線に触れることを感じた方がいい。仕事になると一生けん命になってすべてを記録しようとメモする人もいるし、それはわるいことではないけれど、やっぱり覚えてないし、メモしきれない。仕事だと聞きもらすなどしたら大変だから、あらかじめ聞くべきことをメモに書いておいて、回答をうめていくとかね。やり方はある。やっぱり打ち合わせでもなんでも、人の話はできるだけ興味をもって聞いた方がうまくいくと思う。しっぱいしないようにじゃなくて、楽しい方が成功に近いところにある気がする。

それはめんどくさいから全員に敬語をつかうというきもちわるさにも似ている。ていねいにしておけばまちがいない。という考えが透けてみえてしまうと、ぼくの場合はもうだめだ。となってしまう。「〜しとけば大丈夫」は便利だけどにがてな考えだ。めんどくさいけど、「こういう場合は」と考えた方がいい。そりゃ、やらないよりはやった方がいいことがあるし、考えることでやらない決断をしてしまうなら「〜しとけば大丈夫」でもいいけど、それはもう「やらないよりはいい」と考えてやってるわけだ。

同じことなのかちがうことなのかはわからないが、与えすぎる子育てにも疑問がのこる。お金をかけて与えることもいいけれど、お金をかけなくても子どもは楽しそうにしているよ。もちろんぜったいにこちらが正解だ！なんてことはない。子育てに正解はないし、みんな正解で全員優勝だけど、うつむいて歩いている子やなににも興味をしめさない子をみると、なぜだろうかと思ってしまう。後先なんてかんがえずにばかみたいに笑っててほしいよ。それは勉強するよりも大切なことだと思う。studyの語源はラテン語のstudium。「没頭、情熱、熱意」と訳される。勉強よりも熱狂だ（※意訳しました）！それは大人になってもね。

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