睡眠の重要性と寝れないくるしみ

最近やっと睡眠の大切さが広く知られてきました。本当によかった。前職では不健康なはたらき方が当たりまえで徹夜をすることを美徳とさえ思っているようだった。ほんとうに一睡もしない人はいなかったので、結局は朝おそく夜おそいだけで集中力もともなってはいなかったように見えた。そんなところに、「寝ないなんてどうかしてる」という主義のぼくが入ったので、一種のカルチャーショックのような現象が起きていた。幸い時代が変わってきたこともあって認められてはいたが、中には「働かない」という烙印をおしたがる人もいた。そんな人に限って飲みに行って仕事におくれていたので、相手にはしなかったが、そういう人は会社に長くいる分有利な風評被害は受けていたと思う。
ぼくはもともとショートスリーパーにあこがれていたので寝たいわけではない。けれど寝ないと能力を発揮できないことは身をもって知っていた。だからこそ睡眠が大切だと叫ばれはじめたころに、「やっぱそうだよね」となったのだ。７時間は寝ようと思うけど、なかなかむずかしい。思えばぼくは子どものころから早起きが習慣だった。親に起こされた経験もほとんどない。むしろ、５時に起きてテレビで映画を観るような生活をしていたから、大人になってもおそくまで寝ることができないでいる。おそくまで起きていても、おそくまで寝ていられないことが悩みではある。
湘南に来てからは鳥に起こされることも増えた。こう言うとうらやましがられることもあるが、鳥たちはうるさい。本当に。朝５時前くらいから毎朝鳴いている。何度か「あ～うるさい」と起きたこともあるくらいだ。最近はEURO2024がはじまったり、もうすぐコパ・アメリカがはじまる。コパ・アメリカは試合時間が朝なのでまだいいが、EUROをみるならば遅くまで起きているか超早起きをしなければならない。ヨーロッパサッカーはいつも楽しみとくるしみを同時に与えてくる。でもやっぱり楽しみが勝つからみてしまう。

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