依存に関し、思うこと。

槇原敬之逮捕のニュースは驚きではありますが、薬物依存の奥深さ、をもっと深く掘り下げてほしいものです。

依存症の種類

アルコール依存症、薬物依存は戦前から存在するものです。近年はネット依存や脱法ハーブ、買い物依存、ギャンブル依存など多種に渡ります。本人の意思で止めれるほど依存症の回復は簡単ではないことは、明らかなことです。


依存症の治療

依存症は戦前からある、にも関わらず公的治療施設は数少ないです。民間の精神科病院・クリニックでアルコール依存症の治療はできますが、通院以外の支援や家族の理解など、本人の努力以外の環境への働きかけが大事になってきます。
 治療薬がありません。例えばアルコール依存症向けにシアナマイドと呼ばれる断酒剤はありますが、飲む気がなくなるわけではないです。

田代まさしの事件について
 

私自身が、(ソーシャルワーカー向けの研修で)田代まさしの薬物依存に関する講演に参加したことがあります。ダルクという薬物依存の方が集まる団体に所属しながら、当事者活動をこない、NHKにも出演しました。
 また逮捕されたことを残念に思う方は多いでしょう。回復を目指しても誘惑する、強い快感を脳に刻み込むのが、依存の怖さでもあるのです。

支援の場では。

 別の障害+依存症の方の支援は経験しました。が、就労に結びついたケースは限りなく少なく、就労継続支援B型や精神科デイケアなどの利用をしている方と多く出会いました。
 依存という意味では、タバコを吸う方はいらっしゃいました。

タバコに関して意見

 タバコに関しては、近年街中でタバコを吸うことはかなり厳しくなりました。私自身は喫煙者ではないのですが、障害故にストレス解消方法が限られたり、日中活動の選択肢がない(お金がない、本を読むのも疲れる)場合、絶対禁煙!とは私は言えない気持ちです。
 「メンタル不調で苦しんで死ぬか、タバコが原因で肺がんで死ぬか」は、極論の質問になりますね。

民放CH、の精神障害に対する取り扱い

精神障害に対する、メディア=特に民放の取り扱いはずっとひどいと思っています。某24時間番組、は知的障害や身体障害の方しか障害者の方を出演させていないですし、事件の容疑者への「精神科通院歴」「障害者手帳を持っていた」というワードは果たして適切かは、個人として憤りを感じることです。

この民放の取扱いは、過去の「ライシャワー事件」が影響しているようです。私自身興味を持って調べたいことの一つです。


 

皆様にわかりやすく、また理解していただけるような内容を目指します。サポートして頂けると幸いです。