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ガレージジャッキを修理したはなし。

もりです。
数年前知人からのお誘いで、消防団に入っています。

分団のえらい人から、ガレージジャッキの修理依頼がありました。
「ハンドルを上下しても全く上がらなくなった。」とのこと。

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↑ ニューレイトン株式会社
『エマーソン ローダウンジャッキ ****』。
3tジャッキです。

フロアジャッキの故障原因は、シリンダのOリング摩耗か、オイル不足のいずれかです。(そしてオイルが原因なら非常に安く済みます)

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↑ 確認してみたところ、シリンダからのオイルにじみはありません。
これなら直せます。

オイルを買いに行きましょう。

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↑ 自分で使う工具であれば、入れるオイルは何でもよいのですが、ひとさまの物なので素直にジャッキオイルを買いましょう。

油圧ジャッキは、故障でなくとも使用とともに油が減ってゆくため、油圧シリンダの上面に、必ずオイル補充用のキャップが付いています。
(そして給油を楽に行うために、目につくところにあるはずです)

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写真が見ずらいですが、このモデルではパンタ機構のしたにゴムキャップがあります。(下記は取説抜粋)

キャプチャ

交換、補充を容易に行うために、大抵はゴムキャップです。
ポンプ部分付近に圧調整の為のアジャスタネジがあり、取り外したくなりますが、それは負圧制御の調整ネジで、触ってはいけません。


補充でなく全交換したかったのと、オイルがどのくらい入っていたかを確認するためにキャップを外し、本体を裏返してオイルを抜きます。

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底面にドレンは無いようですね。

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残っていた油は100~150cc程度でしょうか。

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200cc全量では足らず、発電機用のオイルを50ccほど足しました。

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いきなり完成。
このポンプ車は3t以上ありそうですが、正確に20cm持ち上げ、30分ほど放置して下がってこないかを確認。

よろこんでいただけました。


↓ どなたでも出来ることで、かなりの節約になります。
(重量物なので買い替えすると廃棄処分料も必要になります)



ムスメに甘いものを買います!