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俳句手帖

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2020年8月から俳句はじめました🌱 俳号は加那屋こあ
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2022年3月の記事一覧

洋楽の流れるラジオ春休み

春休みから聴くラジオ英会話

加那屋こあ
20220328

丸め込む紙の類や花疲れ

亡き父の面影に似て桜守

加那屋こあ
20220327

留守電の録音消せず石鹸玉

改札に人待ち顔や夕桜

加那屋こあ
20220326

暖かや食パン四枚切選ぶ

春の野やハムはみ出すパンの耳

加那屋こあ
20220325

途中からハミングになり青き踏む

青踏や夫婦揃ひのスニーカー

加那屋こあ
20220324

青踏やひたすらに廃線の跡

親指に重心のあり青き踏む

加那屋こあ
20220323

手荷物の多くなりける花の雨

快速の緩める速度朝桜

加那屋こあ
20220322

沈丁のひしめきあひて咲きにけり

椿落ちて乾きたる血の匂ひかな

加那屋こあ
2022.3.21

ミモザ抱きラフマニノフを聴く日向

三椏の花小さく訃報欄

加那屋こあ
2022.3.20

青き踏む親子揃いのジャージかな

摘草や母の遺産の話など

加那屋こあ
2022.3.19

姓と名の間一文字開けて春

春菊の切り落としたる硬き茎

加那屋こあ
2022.318

スカートは菠薐草のごと纏ふ

春大根この世の終わりかと思へ

加那屋こあ
2022.3.17

葱坊主嫌いなヤツに喰はせける

継母の口いっぱいのレタスかな

加那屋こあ
2022.3.16

青踏の古墳に並ぶ埴輪かな

地図になき小さき稲荷青き踏む

加那屋こあ
20220315