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人と人が繋がる、WAROCKという石遊び。「世界は広い」は身近にある。

私がワロックに出会ったのは、2020年夏の頃です。

絵を描く事が大好きな私に、夫がお店の張り紙を見て教えてくれました。


感染症が流行し旅行はキャンセルし、休日は家で過ごす事が増え、保育園の年長だった娘と家でどんな事ができるかな?
ならば、私の得意な絵を一緒に楽しもう。
娘も絵を描く事が大好きです。

これが2021年夏に描いたワロックです。

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↓娘が描いたワロック。
小学1年生の春に描いたものです。

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●ワロックとは?
石に絵を描き、町中に置いたり交換したりして、人と人の輪を紡ぐ「WA ROCK(ワロック)」という遊びです。

元は西オーストラリアで生まれた自然遊び。それを秋田県北秋田市阿仁(あに)地域から広がったものです。

2020年の感染症拡大から外出が難しくなり、おウチ時間が増えた現在、非対面で石の交換ができるため、地方の新聞にも取り上げられ、ワロックを楽しむ方がジワジワと広がっています。

●どのように作るの? 
川や海から自然の石を拾ってきます。
石を洗ったら、アクリル絵の具やポスカで色を塗り、裏には「WAROCK JAPAN ○○(地名や国名)」と名前を書き、サインや描いた西暦も書くとさらにgoodです。facebookの「f」も油性ペンなどで一緒に書き込みます。

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石の形も違う。一人ひとり絵も違うから面白い。
描いたワロックは、透明ラッカーでコーティングをして、ワロックスポットと言われる、ワロックを隠していい場所へ置いたり交換したりします。

描いては交換しているうちに、人には会えないけれど石を通して交流が広がり子供たちにも楽しんでもらえるよう、絵柄も充実していきました。

●石が名刺になる、新たな交流。
私達は旅に出れないけれど、石が代わりに旅をしてくれる楽しさにすっかりハマった我が家。

交換しにいくうちに、私達親子を知ってくださる方が増え、素敵な描き手さんと交換先で会う機会も増えました。

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すみっコぐらしが大好きな娘。誕生日にワロックを描いて下さった方も。

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だるま描きの上手な描き手さんと、娘が習いたての漢字でコラボ。

実際会えなくても、ワロックのFacebookページで会話をしたり、「人に会う」という手段が多様化していきました。

娘は、小学1年生。
小学校は色んな保育園、幼稚園から人が集まります。
天真爛漫で人見知りもあまりしないため、幼い頃から色んな場所へ行き、年代問わず色んな人に会わせるようにしてきました。

ワロックを通じて、学校以外のコミュニティを知るという事は、新たな環境で過ごす娘には良い刺激になった模様。

娘のワロックは、兵庫の描き手さんが描いたグラデーションとコラボして、遠くまで旅をしました。

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ワロックの聖地の方が、沢山の描き手さんのワロックと共に兵庫に送って下さいました。

描いたワロックが手元に戻って来る事は、ほとんどないワロック。
娘が大きくなって旅をしたら、あの時の思い出のワロックに再会するかもしれません。

世界は広い。
広いを知るのは、身近な所にありました。
まだ行けてないワロックスポットも沢山あります。

夢を描きながら、私は今日もワロックを描いています。

WAROCK JAPAN
Facebookページ
(楽しむ上でのルールも記載されています)


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