6年目に突入した自然栽培。ズボラすぎて全然野菜が取れないのですが、楽しくやっている様子をお届けします。
自分が最も満足する食材を手に入れたければ、自分で土から作るしかない…!
そう思い立って、庭の一角を自力で開墾して畑づくりを初めて早6年。こんなに経つのに思うような収穫には全然至っていない。
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最近は、わが町大野もようやく春らしくなってきた。今が蚊も発生せず・気持ちよく庭で過ごせる季節なので、うちの庭の最新状況をお届けしたいと思う。
なお、書いてある内容は、正しい野菜の作り方でもなければ、美しい庭づくりの方法でも何でもない。「自然に近い暮らしって結構豊かですよ」というのをおすそ分けする日記みたいなもの。その点だけご了承いただきたい。
おっちゃんだけど、花のある暮らしが好きなんだな。
じつは、大野のまちを適当に散策しているだけで、季節ごとにハッとするような光景に出くわす。
そんな季節の移ろいを、日々の暮らしにもインストールしたいな。と思ったのが活動の原動力的なところ。
まずは、縁側の窓を開けたところ。越冬して淡いグリーンが綺麗になってきたラベンダー。雪でペッタンコにつぶされても、毎年たくましく復活する。
主に観賞用だが、花が咲いたら一部を花瓶に活けて部屋に飾ったり、庭でBBQをした後に葉っぱをちぎって炭床に入れると、ものすごくいい香りが漂う。ここぞという時にリラックスしたい時はとても重宝している。
もともとこのお庭を作った方の趣味・趣向が「ちょっと男っぽ過ぎる」感じだったので、近場のホームセンターで花の木を見つけて来ては、適当に鉢植えしたものをあちこちに置いて、季節の色を楽しんでいる。
季節ごとに何かの花が咲くお庭って、素敵だと思うんだ。
庭のBefore→After
ちなみに、この家に越してきたときのお庭がこんな感じ。ほんとに何かが出そうで正直おっかなかった。管理できなくなると普通にこうなってしまうので致し方ないところではある。
その後、朽ち果てていた小屋を解体し、庭に放置されていたゴミなどを徹底的に断捨離。写真左奥のスペースを開墾しはじめた。
そして現在。分かりづらいけど素人なりに生垣?みたいなところも剪定しまくって色々スッキリさせた。風の通りも良くなったのと、季節柄新芽が出てきて春のウキウキ感を感じる。
物干し竿が生活感を醸し出しているのもご愛敬だ。
剪定した枝は捨てずに庭の一角で乾燥させて、BBQをするときの焚き付けに使っている。灰は畑に撒いて、完全に自然のエネルギー的なものを循環させている。
畑の現状
そして肝心?の畑エリア。4-5年目は菌ちゃん農法を試してみたのだが、黒いマルチが草刈りの時にいちいち鎌に引っ掛かって破れてしまい、自分には合わなくてやめてしまった。
代わりに、とても興味深い庭?畑?作りの考え方を偶然知り、しばらくこれを試そうと考えているところ。
ということで、影響されやすい私は早速ホームセンターで雪国に強いと思われる果樹を買ってきて植えた。
すもも。早速花が咲いてかわいい。
いちじく。好きすぎて無限に食べていられる。2年後ぐらいが楽しみで仕方ない。
あとは、ニンニク、リーフレタス、春菊、からし菜などがひっそりと育っている。地力もまだまだなので、期待するほどワサワサなっていないのは仕方ない所。
こちらのネギみたいなものは、サラダで常用している紫玉ねぎ。放っておいたら芽が出てきたので、「植えたら量産できるのでは?」と思い昨秋に植えたところ、すくすくと育ってくれている(笑)
本当は、そろそろ夏野菜の苗をつくらないといけないのだが、なんだかんだ毎日に追われていると、作業が遅れがちに。
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あまり詳しくはないのだが、ヒメオドリコソウやオオイヌノフグリ、ハコベなども目立ってきたので、着々と地力がUPしている(と思いたい…)
夏野菜って、良い地力の畑じゃないと良く育たないことがこの5年で良く分かったので、今年こそは!
一方、もう片方の畝はスギナが多い。
畑を開墾した時に出てきた石ころを山積みにしているエリアからは、山菜(ふきのとう)が生えてきている。
その他、不織布プランターをいくつか買ってきて、生ごみコンポストを作っている。…といっても、その辺の土に糠を混ぜて、野菜の切りくずを埋めていっているだけの簡単なものだ。
6年目の庭、まとめ
というわけで、我がお庭の現状がこんな感じだ。
目の癒しになるような植物を植えつつ(食べ物がなったらなお良し!)
本人がズボラすぎるので、大部分は自然に任せて
PC仕事が疲れたら庭で適当に過ごし
自然の恵みをときどきいただけ…たらいいな!
というのがうちのお庭の方針だ。
農家のおっちゃんに言わせると「そんなちんたらやってて…」みたいなご意見もあるのかもしれないが、こんなご時世だからこそ、「域内で循環する暮らし」のど真ん中の知恵や経験は、日々の実体験でないと自分の中に吸収できないと思う。
あと、ランニングしてると食事にこだわらないと回復が遅くて、そういう意味でも極上にクオリティの高い食べ物を自ら生産できることは、心身のパフォーマンス向上にきっと役立つはず…!と信じたい。
「あぁ、はやく食べ物ならないかな」
なんて煩悩に向き合えるのも、自然と向き合う面白さだ。
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