マガジンのカバー画像

300円雑記【水のような言葉】

【定期購読マガジン】 エッセイや小説をたのしんでいただけます。内容は日常の笑いから子育ての日々、生き方に至るまで。 有料の形をとっていますが全文公開のため、実質的には月300円で…
あなたから頂いた300円で大切に文章を書きます。
¥300 / 月
運営しているクリエイター

2018年11月の記事一覧

テツ、お父さんやったんやな【エッセイ】

テツ、お父さんやったんやな【エッセイ】

だいぶと昔の話だけどね、家で“じゃりん子チエ”のアニメ見ていた。チエちゃんはいつも下駄(ゲタ)をはいてるんだけどね、その回はテツに靴を買ってもらうっていう話だった。「運動会の徒競走を下駄で走るヤツなんか今時おらんやろ!」ってテツが奮起して靴を買うのよ。チエちゃんは「そんなもん履かんでも一等賞とるから要らん」って言うたんだけど半ば強引に話が進んでいった。

その晩にね、テツが玄関先で石鹸(せっけん)

もっとみる
「君もコッチ側の人間だろ?」ってな具合いにさぁ、強引にさとしちゃえば良いんじゃない?

「君もコッチ側の人間だろ?」ってな具合いにさぁ、強引にさとしちゃえば良いんじゃない?

あんまり教えちゃいけないことなんだけど世の中にはてきめんに効く荒技というもんが存在する。

「君もコッチ側の人間だろ?」

このセリフまわしは中々どうして使い勝手が良い。敵対する人間をぶっ叩くでもなく、否定するでもなく、何となく懐柔させることができる口説き文句みたいなもんだ。

『悪人っぽくない?』と思われるかもしれない。でもそれがミソなのだ。正義の鉾を振り回してくる人間に正論で返しても時間の無駄

もっとみる
三つ子の魂はなんとやら

三つ子の魂はなんとやら

遠慮しがちな子供だったと思う。私の話だ。

本当に欲しいものをなかなか声に出さない。おもちゃをおねだるのも多分に遠慮してたと思う。ある日 祖父から「子供は子供らしく欲しいもんぐらいおねだりせんかい!」とよく分からない叱責を受けた記憶もあるが「駄々をこねて困らすよりずっとマシでしょ」と反抗の目でじっと祖父の顔を見た。

思い返すと可愛くないやつだったと自分でも思う。

今もそのあたりはあんまり変わら

もっとみる
noteで毎日更新がしんどくなってしまった時に読んでほしいこと

noteで毎日更新がしんどくなってしまった時に読んでほしいこと

あのね ちょっと思ったんだ。
『ネット上に自分の思いを打ち明けるなんて恥ずかしくてできないよ』って状態からnoteを始めた人もさ、ようやく仲間ができてくると、一念発起して『よし!毎日更新してみようかな』って気になるよね。

たぶんめっちゃ楽しいと思う。自分の目の前に新しい世界が広がったように感じると思うんだ。私もそうだったからね。

そして周りを観察してると三日坊主の人もいる中、大体だけど30日連

もっとみる