見出し画像

しまコト広島講座【3-1】 ~インターンシップ編~

”定住や移住ができなくても、島根と関わり続ける方法は?”
そんな自分なりの関わり方を探すために始まった「しまコトアカデミー広島講座」。

初回講座の様子は、前回記事の「しまコト広島講座【2】」をご覧ください。

さて今回は、インターンシップ編です。他日程は半日で終わりますが、このインターンシップは講座唯一の宿泊を伴う講座です。
いつもは長文でも1回にまとめて書いていますが、宿泊をしたこともあり、学びも濃厚でしたので、今回は2回に分けて書こうと思います。




インターンシップは絶対に必要な講座だった!

今回のインターンシップは、”勉強合宿”っていうイメージに近かったかなと思います。

前回講座で「こんな現地プレイヤーの話を聞いてみたい」という希望を伝え、それに合わせてしまコト事務局で行程をアレンジをしてくださいました。
その結果、今回は島根県江津市を中心に、

・石見焼の窯元
・地域ブランドの代表
・Uターン者が経営するカフェ
・江津市ビジコンから生まれたカフェ
・森のようちえん
・Iターン者が始めた農業ビジネス

など、様々な取り組みについてお話を聞かせてもらいました。
途中、みんなで有福温泉に行き、地元食材を使ったカフェで夕食を食べ、翌日の昼食はキッチンカーの美味しいお弁当を頂いたり。あらゆるところで「島根」を感じることができました。


でも終わった今だからこそ「インターンシップは絶対に必要だった!」と思いますが、実は出発前は全く真逆でした。インターンシップはしまコトアカデミー全行程の中で唯一参加したくない講座でした。


というのも、もともと人見知りなわたし。人と話すことは嫌いではないのですが、「知らない人ばかりの場」が本当に苦手なんです。
しかもそれが二日間も!寝食を共にするほど、常に知らない人と過ごすなんて!
しまコト広島講座への申込みを迷ったほど、一番不安でした。(関係者の方々、本当にすみません。)

でも結果として、勇気を出して参加して本当に良かったです!


最後に感極まってしまった理由

確かにインターンシップが始まるまでは、正直不安しかありませんでした。
でも終わった後に「絶対に参加して良かった!」と思えた1番の理由は、インターンシップでないと築けなかった”同期の絆”が芽生えたからです。


インターンシップ中は、時間めいっぱいを使って【現地プレイヤーの話を聞く→質問する→想像する→仲間と語る】というサイクルをぐるぐる回していました。最初は積極性がなかったとしても、現地プレイヤーの話はそれはもう刺激的で、どれだけ受け身だったとしても、勝手に動きたくなるんです!誰かと語りたくなるんです!


そうして受講生同士の会話も増え、みんなの距離感がぐっと縮まったのは、紛れもなくインターンシップだったから。ずっと一緒に行動し、中には裸の付き合いもして、夜遅くまで語り合って・・・。
そんな風に過ごしたインターンシップだったからこそ、”同期”という絆が少しずつ芽生えたんだと思います。これは、日帰りの単日講座ではできないことです。


あれだけ行きたくなくて号泣しながら出発した私も、最後の挨拶中に”仲間”たちの顔を見ていたら、抑えきれないほど感極まってしまいました。
それだけ、良かったです。勇気を出した自分を褒めたいです。


共通点① とにかく”発信”する

仲間との時間も収穫でしたが、インターンシップ中も当然のように収穫だらけです。訪問先は毎回濃厚なお話を聞かせてもらい、メモを取る手が止まらないほど学びが詰まっていました。

全て紹介したいのですが、今回は現地プレイヤーの話を聞いて”活躍されている方の共通点”について書こうと思います。

その1つ目が、「やりたいこと・できることを”発信”している」ということ。これはSNSやメディアだけの話ではありません。県外に出向いたり、想いを口にしてみたり、試しにやってみる(形にしてみる)だったり。
完成していなくても、まずはそうやって”意思表示”をすることが、次に繋がっていくんだなと感じる話ばかりでした。


考えるのも大切だけど、動くことはもっと大事。
「できるか、できないか」よりも「やってみたい」という気持ちが感じられる訪問先ばかりでした。


共通点② 地元と繋がる、愛される

ちなみに”発信”する相手は、県外者だけはありません。地元も大事にしている点も共通点でした。

地域づくりは、まず、人づくり・ファンづくりから始めよう。

そう言われていたのは、協同組合グループ石見ブランドの白川和子さん。
石見地方の伝統工芸(石見焼・石州和紙・木製品)を暮らしの道具として、使い方などを提案されています。


江津市や石見地方のためにリーダーシップをとってきた方だからこそ、重みがあり、とても心に響いた言葉でした。


それに通ずるように、今回お話を聞かせてもらった方々も
・地元の人にも親しんでもらえる機会を設ける
・地域活動(盆踊りとか)に参加する
・地元の資源を活用する
など、「地元と繋がる・愛される」ための取り組みをされていました。


ともすると「地元不在」になってしまう地域おこし。そうならないための秘訣が、ここにあるようです。


共通点③ 失敗を恐れず、やりながら微調整

これについては、言われなくても想像できるでしょう。
でも、どれぐらい失敗を恐れていないか?そのレベルをリアルに想像できる人が、どれだけいるでしょうか。


「こんなレベルからでもスタートしちゃうんだ!」と驚く実体験・エピソードは、直接聞いたからこそのインパクト。たった一手で”王手”を狙ってないし、「やりながら調整すればいいや」ぐらいの軽さです。


失敗するのは怖いけど、でも実は失敗談こそ、勇気をもらえたりする。わたしも同様に「やってみようかな」と背中を押してもらえた一人です。
泣きながらでも参加してよかったです。


次回はこんな視点で書いてみます

リアルで、心を揺さぶられるほどのお話を、二日間たっぷり聞かせていただきました。貴重な機会をいただき、本当にありがとうございました。(そして「行きたくない」とか思って、すみませんでした。。)

次回は、インターンシップ中に印象的だった話について。
長文でしたが、読んでいただきありがとうございました。


この記事が参加している募集

イベントレポ

「この記事良かった!」または「なしょこを応援したい!」という優しい方がいらっしゃれば、そのサポートは私の学びに充てさせてもらいます^^