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草津温泉は、コロナ菌も死滅する温泉⁉

日本一の湯量を誇る「草津温泉」

く~さ~つ~よいとーこ。いちどは~おいで~どっこいしょ♪
日本温泉番付で東の横綱とされる「草津温泉」。一度は訪れてみたい温泉地ですね。草津温泉の象徴でもある「湯畑」から、もくもくと湯気が立ち上る光景を見たことがあるかと思います。自然湧出量は日本一を誇り毎分32,300リットル以上、1日にドラム缶約23万本分もの温泉が湧出しています!

実は、 ほっこりした温泉街の雰囲気とは裏腹に、大変刺激が強い温泉なんです。そんな、草津温泉の成分や注意点、観光スポットなどをご紹介したいと思います。

ここが旅行計画のポイント!


①草津温泉はアクセスに注意しょう。
(マイカーで高崎ICから約60分、JR特急草津号は上野発  長野原草津口より公共バスで60分 本数が少ない。)

➁草津温泉の特徴を勉強しよう。
泉度は日本で有数の熱さ、強酸性で刺激も強いのでお子様や肌が弱い方は要注意。

③湯畑の周辺の散策を楽しもう。
温泉街らしい温泉街が広がります。各店の温泉まんじゅうも味がちがうので、食べ比べをしてみては?

やっぱり温泉が一番

草津温泉は、白く濁った温泉もあり日本人が最も温泉らしい温泉というイメージで大変人気がある温泉地です。そして、湯畑を中心に旅館や、お土産やさんが立ち並ぶ街並みは、浴衣でからんころんと散策するのに大人気。これぞ日本の温泉街という雰囲気を楽しむことができます。

「湯もみ」とは…
草津温泉の源泉は熱く、50℃近いものがほとんどで、そのまま入浴することはとてもできません。しかし温度を下げるために水を入れたのでは、温泉の成分が薄れてしまいます。
そこで、熱い源泉の中に約180cmの板を入れて湯をもみ、入浴できるまでの一定の温度に下げる「湯もみ」が考え出されました。また、「湯もみ」をすることにより、温度を下げるだけでなく、湯を柔らかくする効果や入浴前の準備運動にもなります。

「時間湯」とは…
草津には江戸時代より、湯を冷ます「湯もみ」や、高温の湯をなるべく動かさぬよう皆で同時に入り、同時に上がるという集団入浴法がありました。その後明治に入ると、湯長の号令で時間を区切って入浴する「時間湯」という入浴法が確立されました。

「時間湯」では、入浴前に湯もみを行い、のぼせを防ぐために.手桶で頭に30杯以上の湯をかぶります。その後、湯長の号令で一斉に入湯し、3分間。同じく号令で一斉に上がる。これを1日4回繰り返します。 この「湯もみ」を行う際、調子を取るため歌われるのが「草津湯もみ唄」で、特に草津節が有名です。「時間湯」は、最盛期には6か所の浴場で行われており、「熱乃湯」では昭和32年まで行われておりました。現在は「千代の湯」と「地蔵の湯」の2か所で行われております。

草津名物 湯もみ


「温泉は、効能と言ってはいけない」


草津温泉の泉質は【酸性・含硫黄-硫酸塩・塩化物泉】といいます。(一部を除く)
PH2.1の草津温泉の泉質は、強酸性泉で川では魚も生きていけないほどです。殺菌効果があり、皮膚病などに良いとされています。肌がピリピリすることもあるので、入浴後は必ずシャワーなどで温泉をしっかりと流してください。
なんと、腕時計や指輪が錆びてしまいますので、ご注意を。

源泉が空気に触れることで白色の濁り湯になりますが、草津温泉は長い時間をかけてお湯の温度を下げているので、その分さらに化学変化が進んで無色透明になってしまいます。
温泉の成分は、大変濃いので、空気に触れることで成分が滑らかになり入浴できる成分にまで落ち着くのです。

このように温泉の成分は、様々な条件で、変化します。ということで、「温泉の効能は、糖尿病や疲労回復、皮膚病によく効きます」というように紹介されることがありますが、 実は、温泉は「効能」と言ってはいけないんです。「適応症」として紹介するのが正式です。旅館の大浴場の入り口に、貼ってある温泉成分表にも書いてありますよ。

効能というのは、医薬品のように科学的見地により証明されたものをいいます。(入浴剤で草津温泉の成分まで同じようにするとなると15~20個も家庭のバスタブに入れないといけないんです。)

温泉は、あくまでも言い伝えの部分が多く、解明されていない部分がまだまだ多い神秘的な存在なのです。


観光スポット

「湯畑」
湯畑内には源泉や、温泉を冷まし湯の花を採るための7本の湯樋や、温泉が滝となって流れる湯滝があり、夜間にはライトアップされ、幻想的な雰囲気を演出しています。
草津の顔である「湯畑」の上部の源泉から湯を通している湯樋は、松ヤニの染みた厚さ5cmの松材です。こんこんと湧き出る酸性の湯に耐える材質は、脂分をたっぷり含んだ上質の松や檜が最適なのです。 多くの宿に、情緒ある木製の湯船が多く残されているのもそのため。草津の泉質が、温泉情緒をも演出しています。


湯畑


草津温泉らくご】
「湯もみショー」で有名な草津温泉は湯畑の近くにある「熱乃湯」にて、温泉落語が開演いたしました。
毎日開催していますので、食後にぷらっと落語を楽しみ、そのあとのんびり草津温泉の夜景を満喫できちゃいます。
入場料は大人1,000円/幼児・子ども500円(4歳~11歳)(税込)。
開催日:年中無休 会場:熱乃湯 開園時間:午後8時~8時40分 全席自由席

温泉まんじゅうは、各店舗で特徴が

【白根山の湯釜】
白根山頂にある火口湖で、直径300m、水深30m。月面のような白い岩肌の火口壁にエメラルドグリーンの湖水をたたえた神秘的な姿を、展望所から見学できます。
温泉街より車で30分、駐車場から徒歩20分
※現在、草津白根山エリアは 入山規制 の影響により 湯釜を見学することは出来ません。

【鬼押し出し園】
群馬県と長野県にまたがる浅間山。浅間山の噴火によりできた公園です。 鬼押し出し園に広がる雄大な景色は圧巻。

鬼押し出し

【白糸の滝】
湾曲した岩壁に流れ落ちる白い糸のような滝は感動もの。 夏は、涼しくて最高です。

【軽井沢プリンスショッピングプラザ】
軽井沢も草津から約40キロと以外にアクセスが良いのです。
軽井沢でお買い物といえば外せない。数多くの専門店が立ち並ぶ人気のアウトレットモールです。

軽井沢アウトレット


おすすめの宿

「大阪屋」
大きな白壁と黒い梁が美しい江戸時代創業の老舗旅館。館内は落ち着いた雰囲気で、上屋敷のお部屋は庭園に面し、 四季折々の彩がお楽しみいただけます。温泉は、「湯畑源泉」を御影石の内風呂と開放感あふれるヒノキの露天風呂でお楽しみください。
湯畑までは徒歩約1分。浴衣で温泉街を散策でき温泉情緒を満喫できます。

「ホテル桜井」
草津最大級の長さ約30mの浴槽がある大浴場は開放感にあふれ、「万代鉱」「西の河原」「わたの湯」の 3つの源泉を楽しめます。館内の中央のお祭り広場では、湯もみ・太鼓ショーが楽しめます。
なぜ、長さ30メートルもあると思いますか。実はそれには意味があるんです。草津温泉は日本の中でも源泉がもっとも熱いので、大人でも3分入るのがやっとです。 源泉を端から入れることで、反対側の30mまでには少し温度がぬるくなります。お子様にも草津の湯を楽しんでいただけますね。しかし酸性で成分の刺激が強いので、お肌の弱い方は充分お気を付けください。 湯あたりも注意。

ホテル櫻井の夜景


「ホテル一井」
草津温泉のシンボル、湯畑の目の前に立地し、硫黄の香りと湯煙を間近で感じられ、温泉街の散策に便利。
「万代鉱」と湯畑前の「白旗」2つの源泉を引いたお風呂は源泉かけ流し。湯畑が見えるお部屋が大人気。

湯畑に近いホテル一井


「草津温泉 望雲」
露天風呂を含め7つの湯船で「西の河原源泉」「万代鉱源泉」の2つの源泉をかけ流しで楽しめます。
酸性含硫黄アルミニウム硫酸塩塩化物泉 
※客室の露天風呂は温泉です。

いかがでしたか。一度は行ってみたい温泉♨草津温泉の魅力と注意点!チェックできましたか?
草津温泉を体験した方は、温泉の神秘的な魅力の虜になること間違いなし。
思い立ったら吉日。県民割などもチェックして、今年の夏休みは、心も体もリフレッシュできる草津温泉の計画を検討してみてください。
今日からあなたも温泉マニアです。

※草津温泉サイト


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