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客観視が怖いのだろう

最近、自分の状態(健康、能力)を客観視することが苦手だったんだなぁと思い始めた。いや、客観視はできるがそれを認める勇気はなかったのだろう。 僕はうまくいかない時、調子が悪い時それを誤魔化して、前に進もうとしてしまう。止まっている自分を認められない。しかし、無理して進んでいるので強制的に体がスローダウンしていく。 一番最初にこの傾向が生まれたのは、高校の時も数学で挫折した時、挫折したということは分かっていたが、挫折したというふうに受け止めることができず。納得のいかない合理化

    • あぁ内定ブルー

      僕は卒業まであと数ヶ月の文系大学4年です。就職活動は7月ごろに終わって、今は前からやりたかったギターを始めたり、学び直したいなぁと思っていた数学の勉強をしたりしてます。 そんな僕は、『あっ俺就活ミスったんじゃね』という悩めにここ数週間苛まれています。 卒業を控えたこの時期にこのような悩みを抱えることを内定ブルーと呼ぶそうです。 内定ブルーにもいくつか種類があるようで、ちゃんと仕事ができるか不安、環境が変わるのが不安、キャリアの不安等々。 僕は完全にキャリアの不安で苛ま

      • 失敗の本質を踏まえて最近の日本を考えた。

        第二次世界大戦での大日本帝国軍の組織的欠点を議論している、失敗の本質を読んでいる。そもそも、物資の正常力が数倍も違う敵に対して、戦争を挑んだ自体で敗北が運命付けられていた戦争ではあった。しかし、その運命に向かって自分を加速させるような行動がたびたび見られた。それぞれの行動は、パッとみなぜそうなるのか意味がわからないものも多い。所々、爆笑できるポイントがありコントを見ているようにも感じる。戦後から70年以上たち、僕たちは記述されるような行動はとらないし、日本全体としても組織的弱

        • 失敗の本質(2章)

          失敗の本質は第二次世界大戦の日本軍の組織的弱点について議論している。戦争における、日本軍の弱点は主に3つある。 1つは、合理性より情緒が優先される。 2つ目は最終目的の曖昧さ。 3つ目は、目的よりも人間関係の維持が優先される。 1つ目は、ざっくりいうとエモい。さまざまな局面でエモさが出る。例えば、先頭のおいて兵站の充実は肝だ。小学生の喧嘩ではなく、拳ではなく弾丸を撃ち合いながら戦うのだから、撃ち合うものは常に補給され続ける必要がある。食料も同様だ。そのため、兵站が整備

        客観視が怖いのだろう

          落合さんの酵化するモノリスを見て

          先日六本木の森タワーで展示されていた落合陽一さんの作品、酵化モノリスを見てきた。落合さんと日本フィルハーモニーが開いた演奏会に関連する展示だそう。縦四メートル横一メートルくらいの長方形のディスプレイが置いてあり、銀色の背景に無数の蝶々が映し出されたり、銀色の波紋がうつしだされたりしていた。落合さんのデジダルネイチャーと呼ばれるものを表現しているのだろうか。メッセージ性は知らないが、すごい頭がリラックスした。一緒にいた友達は僕が感じたようなリラックスはなかったようだ。 落合さ

          落合さんの酵化するモノリスを見て

          川崎

          今月川崎を1.2度訪ずれる機会があった。川崎と言うとバイクのKawasaki, BKBの人が先に出てきてどんな街かは正直知らなかった。 一度目の訪問では、駅前をぶらぶらと散策した。会うと思っていなかったキャッチに遭遇して、なんだが新宿っぽいなぁと思った。だけど、新宿ほどごちゃごちゃごちゃしてないし、人の雰囲気も全体的に若いし、個性的な感じがする。近くに美容学校とかあるのだろうか。 二度目の訪問は日雇いバイトで工業地帯の方へ。 目的地までバスに揺られながら車窓から工業地帯の

          失敗の本質 序章6沖縄戦

          ・ 自分にとって重要と思ったポイント ・ 読む前と後で、考えが変わったこと 第6章では沖縄戦での日本軍の軍事行動の遂行の障害となった要因について分析されている。1つは大本営と現地軍の戦略思想のズレ。2つ目は、大本営の現地軍の実情把握の不足。3つ目は現地軍と大本営の信頼関係の悪化である。 沖縄戦では大本営と現地軍との間で戦略思想の共有ができていなかった。大本営は、アメリカ軍が上陸する前のタイミングで決戦を仕掛ける戦略を描いていたが、現地軍は現地での持久戦を想定していた。そ

          失敗の本質 序章6沖縄戦