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北九州市立大学でお話をしてきました

昨日の話になってしまいますが、ご縁があって大学の講義内でお話しさせてもらう機会がありました。

事の始まりは去年の「北九州でIoT」。このアクセラレーションプログラムに採択されて結果的に今起業準備中なのですが、その話を講義で聞かせて欲しいということから大学1年生約130人にプレゼンをしてきました。

年齢が近いということもあって、興味を持って聞いてくれる人が多く、楽しく話すことができました。

内容は今まで自分がやってきたこと、なんなら半生みたいなことをざっくりまとめて話しました。

せっかくなのでインタラクティブにしたいという思いから、slidoというwebサービスを使いました。このサイト上で自由に質問を受け付けることができるのですが、これを使うことで対面挙手制では出にくい"質問の量"を確保しました。

プレゼン中何度か質問するよう発破をかけることで、嬉しいことに最後には90件もの質問が集まりました。

しかし回答の時間は30分間しか取っていなかったので、全部の質問に答えることができず残念です。


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ここからはプレゼンして、また質問を見て思ったことをつらつらと書いていきます。

将来への「不安」を持っている

「起業とかに対する不安ってないんですか?」「起業とか就職とか、失敗したらって考えるとすごく怖いんですが、そんな風に考えたことはありますか?」「なんでそんなに前向きになれるんですか?」などの質問がいくつかありました。

世の中のニュースを見ていると、年金が〜とか2000万円が〜とか不安を煽るようなものが多いです。

そういうニュースはしっかり彼らにも波及していて、それが結果的に彼らを安定志向に向かわせているのかなと思いました。

それを裏付けるように「公務員になりたいという人?」という質問に対して半数近くが手をあげていました。

実際に公務員は安定なのかもしれません。でも消極的な考えで公務員を目指すのはもったいないのかなとも思います。

不安はもちろん僕にも、誰にもあるものですが、それに負けて消極的になるのはちょっと早計じゃないでしょうか。

「失敗してもなんとかなる。むしろ失敗するべき。」という失敗を迎合するシリコンバレーのような社会様式に日本もしていくべきです。

「何者か」になりたい

「自分の個性を探したい」「将来プロになるわけでもないのに部活をしてていいのか」「考えはあるのに行動に移せない」等の質問もありました。

他の人に代替されるような一律性を持つのではなく、オリジナリティ、アイデンティティを持ちたい。

これは時代に順行した考えだと思います。

これまでの工業社会では機械のようにマニュアル通りに動ける人が必要でしたが、これからはそういう役割はそれこそ機械が担ってくれます。

確固たる「自分」を持って、それが価値になるような世界(Youtuberとかインフルエンサーがそれですね)ではいい意味で尖った人が重宝されます。

そんな人になるためには、他の人と同じことをしていたらダメなんじゃないかなと思っています。

アイデアは重要じゃない

「起業のアイデアはどこでみつけたんですか?」「アイデアの源泉は?」「いいアイデアを浮かばせる方法」みたいな質問もちらほら見ました。

アイデアっていうのはちょっとしたものでいいと思います。

僕たちも初めは全く違うアイデア(なんならすでに商品化されているもの)で何かしようと考えていたのですが、そのアイデアでビジコンに応募して、やることを変えていく中で今に至りました。

その過程でいろんなすごい大人の方々が手伝ってくれて、あれはどうだこれはどうだとアドバイスをくれました。

何が言いたいかというと、アイデアが見つからないから動かないのではなく、動いたからいい感じのにたどり着いたということです。

それにめちゃくちゃいいアイデアが浮かんだとしても、絶対にそういうのは他の人も考えてたりします。

なのでとにかく動く、やりきるを目標にした方がいいのかなと思ってます。


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何を話そうか迷ってプレゼンの準備にめちゃくちゃ時間がかかったし、みんな話を聞いてくれなかったらどうしようって超緊張してたんですけど、実際話してみると寝てる人もほとんどいなく、アクティブに聞いてくれてほんとにありがたかったです。

話すチャンスをくれた先生、ありがとうございます。

大学1年生という、これからいかようにも化けそうな人たちに少しでも刺激を与えられたら嬉しいです。

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