見出し画像

翻訳者の1カ月の仕事一覧

翻訳者の1カ月の仕事

翻訳者と言っても、1カ月全て1つの案件に従事している人もいますし、私のように小さな案件から少しボリュームのある案件を数十件組み合わせながら仕事を受けている人もいます。

10年前に翻訳者になりたいなと思っていた頃、翻訳者になってからの1週間のスケジュールを勝手に妄想して書いていました。
当時の妄想は確かこんな感じだったと思います。

(妄想スケジュール)
月曜日:環境関連の翻訳
火曜日:特許翻訳
水曜日:自動車翻訳
木曜日:勉強の日(趣味の日)
金曜日:特許翻訳
土曜日:休み
日曜日:休み

あの頃は実際に翻訳者がどういった案件を受けて、どういったスケジュールで仕事をしているか全くわからなかったのです。それどころか、翻訳者を目指す方向けの雑誌に、「午前だけ仕事をして、午後は部屋でティーを飲みながら絵を書いたりしています」というなんとも現実味を帯びていない翻訳者の特集があったので‥‥💦。家事育児などをしながら優雅に翻訳をしたいなんて…妄想の妄想のまた妄想でした。

翻訳者の仕事の現実

ここからは現実の翻訳者の仕事を紹介したいともいます。私の場合は、ここ3~4年は取引のある翻訳会社が固定され、良いか悪いかは別として一応フリーランスなのですが、毎月同じようなスケジュールで仕事をしています。勤務時間も通勤のない会社員💦とほぼ同じです。
(他の翻訳者に比べ1件の処理量が少ない案件が多数あるので、他の翻訳者とはスケジュール管理などが大きく異なるかもしれません。あくまでも参考まで)

現在の取引会社

3社(毎月取引あり)+1社(年間で10案件程度)

A社:自動車関連の翻訳
B社:特許翻訳
C社:特許翻訳

2023年某月の依頼案件
(実際に受けた仕事で、依頼を断った分は記載していません)

A社:自動車ニュース翻訳(ニュース)
35件(同会社の2部門から依頼あり)(平日毎日納品)
1案件:1000文字~2500文字程度

B社:特許チェック案件(請求項のみ)
36件
1案件500文字~2000文字程度

B社:特許校正案件(請求項のみ)
10件
1案件500文字~2000文字程度

C社:特許翻訳案件
1翻訳案件+2チェック案件:合計 6万文字

他の月も同じような仕事のスケジュールで仕事をしています。

月の処理量としては
翻訳量が 平均 6~7万文字  チェック量が 平均 8万文字

1日平均にすると
翻訳:2000~3000文字 チェック:3000文字程度




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?