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アフリカは、なぜ貧困が解決しないのでしょうか?&11月25日の日記

アフリカ系男子のナイケルです。

今日もQuoraに頂いたご質問に答えていきます。
(Quoraは実名制Q&A特化型SNSです、おすすめです)

今回のご質問は、
アフリカは、なぜ貧困が解決しないのでしょうか?
という内容になります。う〜む、シンプルかつ難しい質問でした。

以下、Quoraに回答したものを改編しております。どうぞ!



ご質問ありがとうございます。

アフリカ系男子ナイケルこと、内藤獅友です。

貧困が解決しない理由の前に「貧困とは何なのか?」を一緒に考えてみましょう。

世界銀行が定めている貧困は「1日1.90ドル以下で生活をする人」と言われており、アフリカには4億人以上いるとされています。


さて、本当に彼らは「貧困」なのでしょうか?


目安として数字で表すことで、解決目標も立てやすいとは思いますが、基本的に貧困は数字で測ることがとても難しいと思っています。

例えばですが、

こちらの写真に「1日1.90ドル以下で生活をしています」というキャッチコピーをつけたら、貧困なイメージができあがると思いませんか?

この写真にも同様に「1日1.90ドル以下で生活をしています」と書いてあるとしましょう。でも、全然貧困のイメージにならないと思いませんか?貧困のイメージって笑顔がないんですよね。

つまり、貧困のイメージとは「可哀想」と連動してできるものなのです。

それでいうと、1日1.90ドル以下で生活している人たちをたくさんみてきた自分としては、笑顔の量は日本人よりも遥かに多いのではないかと思っています。

もちろん、医療、衛生、水、教育、治安など、ぜったいに改善しないといけない問題はありますが、やはり幸せや貧困はお金で測ることはできないのです。

貧困のイメージについては、国際機関やメディアが作り出した虚構のイメージなんです。比較的厳しい生活環境にいる人も、特に子供は日々笑っていますよ。


また、貧困と言われる環境は「格差」によってできあがるといっても過言ではありません。

もともとその国の国民が、全員1日1.90ドル以下で生活していた場合、おそらく生きていくには困らない形で、食べ物の分配はできると思います。だって持っているお金の量が同じなんですから。

格差は、富や資本の分配が大きく偏ることによって、物の価格が上がることで発生し、低所得者層が生活することが困難になるのです。


では、その格差を作っているのは誰なのでしょうか?


実は、ほとんどが外部からヒトモノカネが入ってきていることが原因となっています。

資本主義を取り入れた場合、もともと同じ条件で生活をする人たちがいた場合は、緩やかにお金が回り、緩やかに生活レベルが向上するシステムとなっていますが、そこに数十倍もの資本力を持った未来人が来ることで、市場を荒らしてしまい、バランスが崩れてしまうのです。

アフリカを最後のフロンティアと言っているのも、アフリカ人ではなく、自国の経済が飽和状態になってしまった国の人たちです。


また、実際に貧困がなくなってしまった場合に困る人たちがいます。


国連を始めとした貧困解決を目指して活動する組織の人たちです。

彼らは貧困が無くなってしまうと、存在意義がなくなります。

すると、現行で年収1000万ほどの給与をもらっている、世界3000人のスタッフはどうなるのでしょうか?仕事が無くなり、お金をもらえず、今まで年間1000万円あるのが当たり前の暮らしをしていた状態から、低収入となってしまった場合、彼らが「貧困化」してしまうかもしれません。


結論は出せませんが、貧困が無くならない理由は、「資本主義とグローバル化」と「貧困産業」の存在が大きな要因ではないかと考えます。



ご質問がある方はQuoraからドシドシお待ちしております。この記事のコメント欄からでも受け付けております。


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11月25日の日記「とっても嬉しいことがありました」

日曜日ということで、本業はそこそこに。

今日はとっても嬉しい出来事があったんですよ。

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