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日本人からするとサブサハラアフリカの文化などについて全く知らず、興味もわかないという状況ですが、現地にいると現地の文化についてどう感じますか?&10月24日の日記

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アフリカで会社とNPO経営中、アフリカ系男子のナイケル(Naikel0311)です。

今日もQuoraに頂いたご質問に答えていきます!
(Quoraは実名制Q&A特化型SNSです)

今回のご質問は、
「日本人からするとサブサハラアフリカの文化などについて全く知らず、興味もわかないという状況ですが、現地にいると現地の文化についてどう感じますか?」という内容になります。

以下、Quoraに回答したものを改編しております。



そうですよね、興味も湧かないのはとても共感します。

なぜなら私もアフリカに携わる2013年以前は、渋谷で営業マンをしておりまして、アフリカといえば「貧困」「病気」「紛争」「サバンナ」しか頭に思い浮かびませんでした。

そんな中、「アフリカで活動するジャーナリスト」の方にリアルなアフリカの話を聞いて、「ワクワク」と「なんとかしなきゃ」の感情が溢れて、思わずアフリカに行った次第です。

気がつけば6年もアフリカに関わっていることになるのですが、現地の文化について思うことは、「人間って環境でこうも違いが出来るものなんだな」と、つくづく思います。

今、私の住んでいるベナン共和国はアフリカの西の方、チョコレートでお馴染みのガーナという国の近くにあります。

赤道に接している国であるので、季節はずーっと夏。乾季か雨季しかありません。ちなみに皆さん、雨でも傘は使いません(えっ)。

海に面しているので、かつて欧州からの植民地支配があった頃は、ベナンの港からとてもたくさんの奴隷が運ばれてしまっていました。

そんな海に近い湖の上に、45,000人が住む、アフリカ最大の水上都市があります。

天空の城ラピュタもビックリ、「水上の街ガンビエ」といいます。

植民地時代は、欧州だけが奴隷化をしていたのではなく、現地の民族同士でも奴隷支配をしていました。

わかりやすくする為に、たとえでお話しますが、「東京に住む人」と「埼玉に住む人」が対立していて、東京側が圧倒的な力を持って、埼玉人を追い詰めます。埼玉人は湖に追い込まれますがそこから水上に逃げます。東京人は水が苦手な為、追うことが出来ませんでした。そこから埼玉人はずっと水上で暮らし続けました。

的なことが、実際にベナンでも起こり、
それから子孫を残して、今では45,000人もの人が水上に住んでいるのです。

学校に行くのも、病院に行くのも、友達の家に行くのも勿論ボートです。
話す言語も独自の現地語だし、トイレも水上ぼっとん便所です。
95%が漁師で、一夫多妻制がいまだに続いています。

「ありえない!」と思ったかもしれません。
「同じ人間なのに、こんなに違うの?」と思ったかもしれません。

でも、彼らはたまたまその場所に生まれて、私たちもたまたま日本に生まれただけなんですよね。

アフリカに限らず、海外や生まれ育ったところと違うところに暮らすと、さまざまな「違い」に接することがありますが、それは文化であると同時に「たまたまその環境が作り出したもの」でもあるので、「私たちは環境によって違いが出る同じ人間でもあるのだ」と、深く感じています。



Quoraでは、このようなご質問をバンバン受け付けておりますので、お気軽にご質問ください!


10月24日の日記

目覚ましが鳴る4分前、7時11分にパッと目が覚める。

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