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【読書録】スタイルズ荘の怪事件 アガサ・クリスティー

あらすじ

旧友の招きでスタイルズ荘を訪れたヘイスティングズは、到着早々事件に巻き込まれた。屋敷の女主人が毒殺されたのだ。難事件調査に乗り出したのは、ヘイスティングズの親友で、ベルギーから亡命して間もない、エルキュール・ポアロだった。不朽の名探偵の出発点となった著者の記念すべきデビュー作が新訳で登場!

感想

 名探偵ポアロが初登場する作品を遂に読み終えました。これまで実写映画で「オリエント急行殺人事件」「ナイル殺人事件」「ベネチアの亡霊」を見ているので、ある程度シリーズについては把握している状態で読みました。
 最初に受けた印象として、古典ミステリでここまで複雑なのか!!でした。海外小説あるあるで今回も登場人物の名前を何度も確認していました。。。兄弟を苗字で呼ぶのはやめてくれ、、、
 この作品は登場人物たちの目の前で被害者が亡くなります。どちらかというと本格ミステリでは被害者は気づいたら亡くなっていることが多いと思います。昔の作品なので、演出的な意味合いが大きいんですかね?また容疑者たちが裁判で証言していくことでより誰が犯人なのか分からなくなる構成も秀逸でした。100年以上前にこの完成度ならそりゃあ世界的名作になりますよね。長い道のりになりますが、ポアロシリーズの読破を目指したいと思います!


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