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10日連続で◯◯をすると丸1日眠らない人と同レベルで頭が悪くなる

結論から言うと「10日間6時間睡眠を続けると、24時間眠らない人と同じ認知レベルに低下する」ということです。

失礼ですが6時間睡眠を続けている人は、かなり頭が悪くなっています。

しかし、当人はそのことに気づくことができないのが、睡眠不足の恐ろしいところです。

もちろん、これは私が勝手にそう言っているのではありません。

かのウォーレン・バフェットやイーロン・マスクを輩出しているアメリカの名門私立大学であるアイビーリーグの一角を担う、ペンシルベニア大学のすごく頭のいい人が明らかにしていることです。

そのすごい頭のいい人というのが、睡眠研究の権威であるデーヴィッド・ディンゲスさんです。彼は「人間のリサイクル率はどれくらいだろう?」と疑問に思ったそうです。

私は今まで生きてきて「人間のリサイクル率」とやらが気になったことは一度もありませんし、そもそも人間のリサイクル率ってなんでしょうか。

ざっくり言うと「人間のリサイクル率」とは、

人間が眠らずに起き続けていたら、どれくらいでパフォーマンスが下がるのか?
どれくらい睡眠不足になったら脳が働かなくなるのか?

という指標的なやつです。

実験:睡眠時間で頭のよさは変わる?

ペンシルベニア大学のデーヴィットさんは、被験者に脳機能をはかるテストを受けさせました。

内容は、ボタンやパソコン画面が光ったら、それに対応するボタンをできるだけ早く押すというものです。

このテストを以下の4グループに毎日、15日間うけさせました。

グループA:72時間(3日間)眠らずに起き続ける。
グループB:毎日4時間だけ眠れる。
グループC:毎日6時間眠れる。
グループD:毎日8時間眠れる。

寝不足のまま連日、テストを受け続けると、成績はどうなっていくでしょうか?

少しずつ成績が落ちていくことは予想できると思います。
しかし、「どのレベルまで落ちるのか?」が今回の実験の驚きのポイントです。

結果:6時間睡眠はヤバいと判明

驚くべきことに、睡眠不足の状態にあるグループは、まったく眠っていないグループAと同じレベルにまで成績が下がりました。

6日間、4時間だけ眠ったグループBは、1日眠らなかったグループAと同じくらい成績が下がったのです。

そして、4時間睡眠を続けるグループBが11日目にさしかかると、さらに成績が下がり、2日起き続けていたグループAと同等の成績になりました。

「4時間睡眠ならそりゃね」と思うかもしれませんが、驚くのはここからです。

なんと、6時間眠れるグループCが10日目に入ると、24時間眠らなかったグループAと同じレベルにまで下がったのです。

つまり、こういうことになります。

6時間睡眠で生活している人は、常に24時間起きている人と認知レベル同じだということです。

そんな状態の人に車の運転や仕事を任せてもいいと思いますか?

バカになっていることに気づけないバカ

さらに問題なのは、睡眠不足によるパフォーマンスの低下は、本人は自覚できないということです。

実験では、被験者に自分のパフォーマンスがどれくらい下がっているかを評価させると、実際よりもずっと甘く評価していました。
自分が24時間起きているレベルの状態、つまりバカになっていることに気づけていなかったのです。

なぜでしょうか?

その理由は、人間の恐ろしい特徴でもある「慣れ」です。

数ヶ月から数年に続く慢性的な睡眠不足にすら、人間は慣れてしまうので、それが普通だと思うようになります。

反応は鈍く、頭のキレは悪く、気が抜けたような状態にも関わらず、それが当たり前だと思って生活してしまうのです。

あなたも24時間起き続けた状態になっていませんか?

ちなみに、睡眠時間が短いと記憶力が「圧倒的に」悪くなることもわかっているので、眠らない理由はありません。


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