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【上司必見】部下に嫌われる理由は睡眠不足だった
会社の上司ってのはだいたいがクソです。
だいたいイヤなやつほど出世してますよね。それとも出世をするとイヤなやつになってしまうのでしょうか?
人の上にたったことがない私にはわかりませんが、世間一般的に言って「上司はクソ」ってことは、ほとんどの人の理解が得られるかと思います。
では、なぜ上司はクソなのでしょうか?
結論から言うと「睡眠不足だから」です。はぁ?と思うかもしれませんが、マジです。
この理由さえ知ればあなたが嫌われる上司になることはないし、あなたのクソな上司をすこしでも理解できるかもしれません。
睡眠不足の上司はイライラして部下にやつあたりする
職場の上司がどれくらい眠っているかを長期間しらべた研究があります。
研究では上司の睡眠時間を調べるのと同時に、部下たちに上司の働きぶりを毎日チェックしてもらいます。部下たちは上司がどれだけ眠っているかはまったく知りません。
その結果、前日に上司が眠る時間が短いほど、また睡眠の質が低いほど上司の機嫌は悪くなり、部下へのやつあたりが増えたのです。
つまり睡眠不足になるとイライラして部下に当たるようになり、その結果嫌われる上司ができあがります。
上司になると仕事の量も責任も増えて、なかなか眠れない日が続き、クソな上司になってしまうのかもしれません。
睡眠不足の上司は部下のやる気を下げるモンスター
別の研究では上司がしっかり眠っていないと、しっかり眠った部下のやる気も下がってしまうことがわかっています。
まさに、睡眠不足の悪影響はウイルスのように上から下へと感染していくのです。上司が睡眠不足であれば、その部下の部下の部下も…というように、連鎖してやる気やモチベーションが損なわれてしまいます。
睡眠不足であれば、上司なんていないほうがマシなのです。害を撒き散らして会社全体の生産性をさげるモンスターだといえます。
睡眠不足大国ニッポンでは、こういうクソ上司はウジャウジャとはびこっているんでしょうね。ご愁傷様です。
睡眠不足の社長は威光や権威がなくなる
社長といえば、なにかしらのオーラやカリスマ性があるものですよね。
弱肉強食の厳しいビジネスの世界を百戦錬磨で生き残ってきた社長なのですから、なにかしらのカリスマ性があってもおかしくはありません。実際、大企業のCEOや社長ともなれば、「なんかすげぇ」って感じがあるはずです。
そういったカリスマ性が部下のやる気を引き出して、会社の行末を決めていくのです。
しかし残念なことに、睡眠不足の社長はカリスマ性が低く、部下のやる気をあげることはできないということが研究でわかっています。
社長もまた、しっかり眠らないと威光も権威もないただのお飾りクソ社長となってしまうのです。
寝不足の社員は貧乏になる
寝不足でクソになるのは上司や社長だけではありません。上司のことをクソだと罵っている平社員もまた、寝不足でクソになるのです。
どういうことかというと、睡眠時間が多い社員ほど給料も増えるということがわかっているからです。
経済学者のマシュー・ギブソンとジェフリー・シュレーダーがアメリカで働いている人とその給料を調べたところ、寝ている時間が長いほど給料も増えるということがわかりました。
逆に言えば、眠る時間が短い人ほど収入は減って貧乏になってしまうのです。というのも、睡眠不足になると22万円も損をしてしまうかもしれないことがわかっているからです。
しかし、この問題を解決する方法はかんたんです。ただ眠ればいいだけなのですから。
寝不足だと収入がさがる理由
とはいえ、「そんなの本当かよ?」と思いますよね。
しかし、私の睡眠マガジンでは睡眠の重要性についてしつこいほど解説している通り、睡眠にはあなたが思っている100倍も重要な仕事をしているため、睡眠不足で収入が減るのは当たり前の話なのです。
実際、睡眠不足になると問題解決能力がさがります。仕事において問題解決能力は必須ですよね。
ほかにも、睡眠不足になると創造性や共感力もさがることがわかっています。どちらもいい仕事をするには必要不可欠です。
つまり、睡眠不足の社員は問題解決能力や創造性・共感力、記憶力、生産性、作業効率がさがり、22万円も損をするということになります。
最悪ですね。
それでも人は睡眠より目先のお金を選ぶ
ここまできけば、少しは睡眠の重要性に気づいていただけたでしょうか。
しかし、それでも多くの人は長く眠ることよりも、目先のお金を選ぶことがわかっています。
ここで質問です。あなたならどちらの会社に就職しますか?
会社A:年収870万円。残業なし。夜は8時間眠れる。
会社B:年収1,500万円。残業は当たり前。夜は6時間しか眠れない。
ここまでの事実を知ればAを選ぶ人もいるかもしれませんが、Bを選んだ人も多いかと思います。
この質問をつかってコーネル大学が、数百人のアメリカ人を対象に実際に調査しました。その結果、多くの人が「会社B」を選びました。
私は年収1,500万円で、残業なし、夜は10時間は眠れる会社がいいです。
睡眠の重要性に気づいている一流企業
●P&G
●ナイキ
●グーグル
●ゴールドマン・サックス
どれも誰もが知る一流企業です。そして、これらの一流企業にはある共通点があります。
それは、従業員の睡眠を大切にしていることです。
P&Gとゴールドマン・サックスは、従業員にタダで受けられる「睡眠衛生」の講座を設けています。さらに、大量の投資をして社内の照明を変えて、従業員の体内時計がズレないように試行錯誤しています。
夜にあびる人口の光はあなたが思っている以上に体内時計を狂わせるので、これはかなりよい施策といえるでしょう。ちなみに、ロウソクほどの光をみるだけでも睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌が遅れるので、眠る1~2時間前からは部屋の照明は暗くしておきましょう。
そして、ナイキやグーグルでは、働く時間を自由にできるようにしています。なぜなら「いつ頭が冴えていつ眠くなるか」という概日リズムは遺伝によって決まるところもあるからです。
したがって勤務時間が自由だと、朝は頭が回らない夜型の人は朝から出勤しなくて済むようになります。自分が最もパフォーマンスを発揮できる夜に、長めに働けるので、会社も従業員もウィン・ウィンなのです。
こうした施策をしている会社の利益はどうなっていますか?
グーグルはGAFAの一角を担い、ナイキやP&G、ゴールドマン・サックスは世界的大企業になっていて、どの会社も莫大な利益をあげていますよね。
一流企業が従業員の睡眠にまで気を配る理由はただひとつです。そのほうが儲かり、圧倒的に会社にとって利益になるからです。
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