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仕事ができない無能だと理解できないnote

 ※申し訳ありませんが、この記事はすこしだけ難しいので無能だと最後まで読めないかもしれません。ご了承ください。


あなたは仕事ができますか?

仕事ができる・できないとはさまざまな解釈ができますが、そのなかの1つには「問題解決能力」の有無があります。

仕事にはつねに何かしらの問題がつきまとい、その都度その問題を解決していかなければなりません。この能力がなければ「仕事ができない」と判断されてもおかしくはないでしょう。

そんな問題解決能力を育む習慣が「睡眠」です。

つまり結論からいうと、無自覚に仕事ができない無能になってしまう習慣とは「睡眠不足」にほかなりません。

すなわち、睡眠不足によって脳機能が低下している人にとってはこのnoteは難しいかもしれません。

レム睡眠が問題の答えを教えてくれる

ノンレム睡眠は記憶の定着に役立ちますが、その記憶した情報をより高い次元で使えるようにするのがレム睡眠になります。すなわち、レム睡眠が少ない人は問題解決能力が低いと言っても過言ではありません。

例えば、あなたも一度は目にしたことがある元素の周期表。

画像1(引用:Wikipedia)

これを生みだしたドミトリ・メンデレーエフはレム睡眠中にみた夢から着想を得たといわれています。

ドミトリは元素について考えていて、どうしても規則性を発見できずにイライラしていました。そこでついに彼は諦めて眠りにつきましたが、そこで夢をみたそうです。

その夢をみているレム睡眠中に、ドミトリの脳は今まで考えに考えていた元素についての知識が理路整然とつながり、夢からインスピレーションを得て元素表を生みだしたと考えられます。

レム睡眠は、私たちの知っていることをつなぎ合わせて、日頃考えている課題や問題の解決策を教えてくれるようなものです。

データ① レム睡眠直後は覚醒時より30%頭がよくなる

とはいっても、本当にレム睡眠が問題解決能力をあげてくれるのでしょうか?

その答えを知るために、ハーバード大学メディカルスクールのロバート・スティックゴールドはある実験を行いました。

実験内容は簡単です。

被験者を眠らせて、起きた直後に1分半でおわる認知テストをうけさせる。認知テストというのは、文字をならべかえて単語をつくるアナグラムです。

結果は、ノンレム睡眠中に起こされた被験者は、まるで頭が働かずテストの正解する人はほぼ皆無。

しかし、夢をみるレム睡眠のときに起こされた場合は、そうではありませんでした。レム睡眠時に起こされた場合、問題解決能力が著しくあがったのです。

その正答率は、ノンレム睡眠中に起こされたときはおろか、日中の普通に起きているときよりも正解率が最大30%もおおかったのです。

つまり、人は普段起きて活動しているときよりも、レム睡眠直後の寝起きのほうが頭がいいということがわかりました。

レム睡眠直後は答えが「うかんでくる」

天才といえば、問題をみたら考えもせずに答えが「みえる」、みたいなイメージありますよね。

そんな天才になれる方法が、レム睡眠です。

さきほどの実験では、レム睡眠中に起こされた被験者は「正解がただ頭にうかんでくる」と表現しているそうです。

実際、ノンレム睡眠中に起こされたときや、日中に起きているときと比べて、ノンレム睡眠中に起こされたときでは問題の解決の仕方がちがいました。

つまり、レム睡眠には情報を処理する能力を柔軟にする効果があるのです。

人はノンレム睡眠中に、覚えた情報を「知識」として記憶に定着させ、レム睡眠中に知識と知識を結びつけて「知恵」として昇華させます。

また、レム睡眠は人の表情から気持ちを読みとる能力を育ててくれることもわかっています。

また、ほかにも

・ レム睡眠はトラウマや嫌な記憶を処理してくれる

レム睡眠は記憶力をよくしてくれる。

ということもわかっているため、レム睡眠は絶対に必要な睡眠なのです。

赤ちゃんが言葉を覚えるのはレム睡眠のおかげ

レム睡眠にはまだ役割があります。しかもその役割のおかげで、私たちは言葉を操れるのです。

その役割とは習得した情報や記憶から、抽象的な概念をつくりだす役割です。「抽象的な概念」の代表ともいえるのが言語になります。

赤ちゃんは聞いたこともない言葉を、いくつも何度も聞いて、そのなかから複雑な文法や言葉のルールという「抽象的な概念」を紡ぎ出しているのです。

なんと、生後18ヶ月の赤ちゃんですら、聞いたことのない言葉を聞いたときに、抽象的な文法を予測することができるといわれています。

その分、赤ちゃんはレム睡眠の割合が多く、言語を身につけるにはレム睡眠が必要不可欠なのです。

これは新しい言語を学びたい人にとっては朗報です。「英語を学びたいけど…」と悩んでいるそこのあなた。まだ間に合います。

実は、大人が外国語を勉強するときも、レム睡眠によって同じ効果が得られるという調査結果が報告されているので諦めないでください。

私も英語を勉強しているところなので、レム睡眠がどれだけとれたかはウェアラブルデバイスの「Oura ring」で毎日チェックしています。

しかし、現代人はレム睡眠の90%が失われる眠り方をしている人がおおいため、注意が必要です。

データ② 睡眠不足で創造性が3分の1になる

仕事に創造性は必須です。

つねに生まれる問題に対して新しい発想で解決してくれる人がいれば、必ず重宝されるでしょう。

そんな創造性が睡眠1つで左右されることを証明したのが、ドイツのリューベック大学のウルリヒ・ワグナー博士です。

ワグナー博士は、被験者にただただシンプルな計算問題を解かせました。割り算だの掛け算だの、単純な問題を1時間以上もやらせつづけるようなものです。

しかし、この計算問題には実はある共通する法則が存在します。

その法則に気づきさえすれば、簡単に答えがわかるというものです。しかし、被験者はその法則は知らずに淡々と何百という計算問題とたたかっていきます。

そして、その計算がおわると12時間後に、また似たような計算をしてもらう。

このとき、被験者は以下の2つのグループにわけられています。

 グループA:朝に1回目のテストをうけて、12時間眠らず、当日中に2回目のテストをうける。

 グループB:夜に1回目のテストをうけて、8時間眠り、翌朝に2回目のテストをうける。

両グループには1回目と2回目のテストの間に、「眠るか」「眠らないか」の違いがあるわけです。

その結果、どうなったか?

2回目のテストまで起きていたグループAでは、秘密の法則に気づけた人は20%だけでした。

しかし一方で、しっかり眠ったグループBでは60%の人が気づけました。

つまり、眠るだけで、創造性に3倍もの差が生まれたのです。

逆に言えば、眠らないだけで創造性が3分の1になる可能性あります。

実際、以前解説したようにレム睡眠には「創造力」と「共感能力」をあげる効果があるのです。


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