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夜に"アレ"を飲むと眠れなくなる理由

結論から言うと、コーヒーや紅茶などカフェインを含むものを飲むと睡眠の質が下がるかもしれないよって話です。

だが実は、あなたが思っているよりもカフェインは睡眠の質を下げる

簡単にカフェインが眠気を消すメカニズムを説明しよう。

私たちが眠くなるのは睡眠物質「アデノシン」が起きている間に脳内に溜まるからだが、カフェインはこのアデノシンの活動を抑制するため、コーヒー等を飲むと眠くなくなるのだ。

体内のカフェインが半減するには5~7時間もかかる

しかし、ここでよくこう指摘する人がいる。

「でも、カフェインを摂取しても体の中にあるのは30~60分くらいだから、夜遅くに飲まなければ問題ないよ」

はたして、この指摘は正しいのだろうか?

残念ながら間違いである。

正しくは、体の中のカフェイン量がピークに達するのが30分後~60分後ということ。

問題なのは、この後にカフェインがすぐに分解されたり体外に排出されずに、体内に残留し続けることだ。

カフェインの半減期、つまりカフェインが体内で半分になる時間は意外と長い。

なんと、体内のカフェイン量が半分になるまでには約5~7時間もかかる。つまり、午後7時にコーヒーを飲むと、午前2時になっても半分しかカフェインが処理されていないのだ。

体内に残ったカフェインの処理で脳が休めなくなる

「カフェインが半分も減ってるなら十分じゃない?」と感じる方もいるかもしれない。

しかし、カフェインが「半分も残っている」ので、本来は休むべき睡眠中に、脳はカフェインの処理をするために残業をしなければならない。

その結果、よく寝たはずなのに頭がボーッとする朝を迎えることになるのだ。

ところであなたは「デカフェ」と呼ばれるものには、「カフェインが入っていないから大丈夫」と思ってはいないだろうか? ここにも落とし穴があるので注意しておきたい。

実は、デカフェの飲み物にもカフェインは含まれていて、普通のコーヒーの2~3割のカフェインが残っている。

また、仕事や勉強を頑張るときに飲むコーヒーは味方だと思っていないだろうか?

実は寝る前のコーヒーだけではなく、仕事・勉強をするときのコーヒーもまた逆効果になってしまうのだ。


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