ないあん

音楽作家。noteには創作に関連した記事を中心に(自戒を込めて)書きます。 エッセイ、…

ないあん

音楽作家。noteには創作に関連した記事を中心に(自戒を込めて)書きます。 エッセイ、備忘録に近いです

最近の記事

夜の憎悪は、昼の憎悪を凌駕する苦痛である

人間という生物が幸せに暮らす為に必要なことは2つだ。 朝昼は起きるように。 夜は眠るように。 それさえできれば、日々の幸福は約束される。 (ここでは、朝昼夜は人間の体内時計を基準とし、日の有無は問わない) しかし、それを実行できない。私は今、憎悪によって身体中が滾っているからだ。 私のような、日を避け夜に逃げる人間にとって、憎悪ほど大きなエネルギーはない。 全ての動機になり得る強大なエネルギーによって、私は今日を終えることができない危機に陥っている。 昼の憎悪は、すぐに解

    • 「物事の本質」の本質とは?

      若者は物事の本質をつかむのが下手になったーー 至る所で声高に叫ばれている言説だ。 しかし、誰も教えてはくれない。 それを吹聴する本人でさえも。 だいたい、”物事の本質”なんて概念はあまりに広すぎる。 本質って何だ?表面的ではない何か? 核となる物か? 今回は、「物事の本質」の本質について紐解いていく。 物事の本質を紐解くために さて、物事の本質とは何であろうか? 私はこう理解している。 「事象事物を簡潔に言い表す事ができる言葉/定義=物事の本質」 であるからそれを探す際

      • 内的動機という武器の備え方/習慣のテスト

        外的動機だけでは捨て去られる内的動機。モチベーション。やる気。気力。 それらを高める時、しばしば外的動機ーー例えば、〆切ーーに手をいれることが多い。 上記のように〆切を設定、褒美を用意……あるいは、習慣化。 私は思うわけだ。そもそも興味のないことにそこまでの労力は掛けようと思わない……いや、いくらでも踏み倒してやる、と。 自分の設定した尺度が他者に影響を与えることはない。つまり、達成しようとなかろうと何も変わらないのだ。 達成できたならいい。できなければ? 更に自分を苦しめ

        • FLstudioでColourBassの音を作る

          用意するもの シンセ(Serumとか) MIDI Out(ストックプラグイン・Generator) Patcher(ストックプラグイン・Effect版) 結果できたやつ A. https://soundcloud.com/iam_naian/colourbass1  B. https://soundcloud.com/iam_naian/colourbass2 順番  1."MIDI Out"にコード(和音)を入力する 2.Mixerに"Patcher"をインサート

        夜の憎悪は、昼の憎悪を凌駕する苦痛である

          「創作は生理的欲求」な人とそうでない人の溝

          「生理的欲求によって創作をしてるんだ」...といった言説を見るたびに私の心に翳りが出てしまう。 業界のスーパースター、成功したアーティスト...その殆どがみな 「多大な時間を使って」 「四六時中向き合って」 「楽しんで」 仕事をしている(ように見える)。 創作。 文字通りそれは「何かを創出する」ことであり、元来プロセスを問われることはないはずです。 しかしながら昨今の「※見える化.」により、天才と呼ばれる人たちの暮らしぶりに打ちひしがれる人も多いのではないでしょうか。 (

          「創作は生理的欲求」な人とそうでない人の溝

          「とりあえず完成させろ」が闇の作家を生む

          「とりあえず完成させろ」とは、最後まで走りきれない作家に向けて叫ばれるセリフとして最も有名です。 実際、完成させることによって得られる恩恵は数多くあります。 では、「完成を目指さない」事によって得る恩恵は存在するのでしょうか? 完成を目指さないメリットは存在します。 なお、ここでの「完成」は「作品を終了させる」ことであり、妥協を含むものであります。 1.完成を目指すのメリットA. 完成によって区切りをつけることができる B. 発表の場を設けることができる C. Bに

          「とりあえず完成させろ」が闇の作家を生む