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小学校区民体育祭の今むかし(10月8日/日)

うちの小学校区の運動会が行われていた。8時30分の開会式から11時30分の閉会式まで、8種目。小学生と幼児の徒競走、大人向きのウォーターリレー、ざる引き競争など。
以前は団体競技の綱引きや玉入れもあったけど、各町内で人数がそろわないのか、個人種目か数人のチームで出場するリレーなんかに替わった。

毎年、町内会の役員さんが、うちのポストにも運動会の二つ折りのプログラムを入れてくれる。それで、ああ、きょうは運動会をやっているんやなあとぼんやり思う。

運動会に出場しなくても、応援だけでも来てちょうだいというで、「ラッキーナンバー抽選会」なるものがある。プログラムに付いているナンバーの部分を切り取って、10時までに本部に備えつけの応募箱に入れる。閉会式が終わった後、その箱の中から、1等1本、2等3本、3等5本の当選ナンバーが引かれる。その場に当選した人がいないと無効になる。そんな運動会。

ラッキー賞品は何かなと気になるんだけど、気がつけば10時を過ぎていて、応募資格がなくなる。プログラムだけ眺めて、出場の皆さん、おつかれさんですと思う。
きょうは曇り空で、お昼頃から雨が降ってきた。閉会式まで、ちゃんとできたかな。

プログラムには競技の順番や会場略図が載っている。以前は冊子型で、企業の広告も何ページかにわたってたくさん載っていた。その企業に協賛金を出していただいて、運動会に参加した人へ景品が渡されていた。そんなことで、企業に広告掲載のお願いに出向く人も必要だった。でも、そういうお役目を引き受ける人もいなくなり、広告なしになって久しい。
仕事じゃなくて、ボランティアで、企業に頭を下げてくれる人、希有になりました。簡素化された運動会、出場する子供も大人も減るばかり。そしてコロナ禍。運動会自体、もうやめようという声も挙がった。やめてしまったらそれっきり、またやりたいと思ってもなかなか立ち上がらないよという声もあって、細々ながら続いている。

私が小学生の頃は、一家そろって区民運動会に出かけていって、出場した。出場させられた面もあるけど。
今の時代の親子にとって、町内会の運動会より楽しいことがあるとは思うけど、こんなんやってるよということを知ってもらうのも、これから続けるために必要でしょう。

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