名秀子nahoko

発言記録・音声起稿業。2020年度、京都(造形)芸術大学通信教育部芸術学科文芸コース卒…

名秀子nahoko

発言記録・音声起稿業。2020年度、京都(造形)芸術大学通信教育部芸術学科文芸コース卒業。「これからもずっと書き続けてください」という先生方の言葉に背中を押され、noteを始める。日常の小さいことをすくい上げて日記を綴っていきます。京都暮らし61年。

マガジン

  • 2024年わたしのきもち日記

    2024年(令和6年)の日記。日常でこんなことがあって、こんな気持ちになりました。ささいな出来事を綴ります。

  • エッセイ編「思い出だんす」

    これまで生きてきた中で、いろいろな時代のいろいろなことを思い出します。どれも日常のささいな出来事かもしれませんが、私にとっては大切な思い出です。#エッセイ好きな人と繋がりたい

  • 川柳のページ

    2020(令和2)年6月、川柳教室に通い始めました。 脳内をやわらかくするには、どうしたらいいんやろう。そうや川柳やと、ひらめきました。講師の方にとっていただいた句、いいですねと言っていただいた句、投稿して採用された句など、このマガジンのページに載せます。

  • 還暦イヤーの暖色日記【12】

    2023(令和5)年12月の日記。寒いのは苦手だけれども、せわしい12月こそ日常のおもしろみを探したいと思います。

  • 還暦イヤーの暖色日記【10】

    2023(令和5)年10月の日記。秋のいいことを楽しみたいと思います。

最近の記事

  • 固定された記事

60年、生きてきての自己紹介

日頃の淡々とした生活は、同じことの繰り返しのように見える。 でも、同じ日というのは決して存在しない。心の中は常に動いている。嬉しさ、楽しさ、寂しさ、怖さ、憂鬱さ、懐かしさ、いろいろなことを感じている。経験と感情と情報が結びついて、記憶が蓄積されていく。 そんな記憶が増えるにつれて、自分の芯の部分が太く強くなってきたように思う。 これまで、私の人生は平凡でごく普通だと思っていた。 けれども、還暦地点に到達して、私にしか積み重ねられない経験があって、まんざらでもない人生ではな

    • 割引シールが空しく見えるかも(4月24日水)

      スーパーの閉店時間が近づくと、お刺身みたいな生ものや惣菜の容器に割引シールが貼られていく。最初は10%オフのシール、そこから時間がたてば30%オフ、そして半額と、シールがどんどん重ねられていく。安く買えるのはありがたい。 小腹がすいたおやつ時に惣菜コーナーをのぞいたら、「手作り大学芋」に10%オフのシールが貼ってあったので、1パック買ってきた。 加工日は24日の8時、消費期限も24日で、当日中に食べてくださいという表示。 朝の8時に大学芋を作ってくれた人がいるんです。 食

      • ごみをごみ袋に入れる格闘(4月23日火)

        京都市で家庭ごみを回収してもらうには、京都市指定のごみ袋を買って、それにごみを入れて指定の収集場所に置くことになっている。 プラスチックごみの収集は週1回。プラスチック用のごみ袋、一番小さいサイズは10ℓで5枚入り25円、1枚5円。その次のサイズは20ℓで5枚入り50円、1枚10円。 うちはこれまで、1週間分は10ℓの袋で十分足りていた。ここ何年か、お惣菜なんかを買う機会が多くて、プラスチックごみが増えている。10ℓの袋に、たまったごみをぎゅうぎゅう詰める。自分がごみ袋に乗

        • 外国人観光客と出会う京都の日常(4月22日月)

          バス停には、通勤、通学の人たちに混じって、これから観光地に出かけようという人もいらっしゃる。おのずとバスは混む。しょうがない。朝の始動時間が、皆さん大体同じくらいになりますから。 バスを待ちながら、ぼんやり想像する。あの方たちはどこから来られたのでしょうか、どんな関係なのでしょうかと。 以下、私の推測。 香港から来られた家族4人、小学校低学年の年子のお姉ちゃんと弟君が押し合ってじゃれている。バスを待っている人にぶつかりそう。 それを見ていたお母さんが「ドントプッシュ」と注意

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        60年、生きてきての自己紹介

        マガジン

        • 2024年わたしのきもち日記
          115本
        • エッセイ編「思い出だんす」
          14本
        • 川柳のページ
          24本
        • 還暦イヤーの暖色日記【12】
          31本
        • 還暦イヤーの暖色日記【10】
          31本
        • 還暦イヤーの暖色日記【11】
          30本

        記事

          「舟を編む」本を読み映画を見てドラマも見た(4月22日/日)

          10回にわたって放送されたドラマ「舟を編む」が最終回を迎えた。 三浦しをんの原作本が本屋大賞に選ばれた頃に読んで、2年ぐらいたって映画化されたとき、映画館まで見に行った。そしてその10年後、テレビドラマ化されるというので、楽しみにしていた。 この12年の間に、紙の本から電子化が進み、最終回では「コロナ用語は辞書に必要か」という現在のテーマを取り上げていた。 時代背景は変わっていくけれども、辞書づくりに携わる人たちは情熱を燃やし続けながら、少しずつ意味が変化していく言葉を丁寧

          「舟を編む」本を読み映画を見てドラマも見た(4月22日/日)

          閉店したコンビニ(4月20日土)

          ローソン、セブンイレブン、ファミリーマート、61歳の私でも自宅から徒歩で行ける圏内に2店舗ずつある。京都市の隅っこの地域に、こんなにいらんやろ。同系列の店舗が近くにあると、配達するのに効率よくて都合がいいと聞いたことはあるけど、3社も集まらなくていいですよ。コンビニオーナーさんも競争が激しくて大変やなあと思っておりました。 きょう、徒歩圏内の一番遠くのコンビニの前を通った。あれ、店の中は空っぽで「テナント募集」と掲示されていた。駐車場は入れないようにコーンが並べられている。

          閉店したコンビニ(4月20日土)

          「ハンガーでいいですか」とは(4月19日金)

          先日、クリーニング店へウールのセーターを持ち込んだときのこと、「仕上げはハンガーでいいですか」と聞かれた。 以前にも聞かれたことがあったので、そのとき、どういう意味かと尋ねたら、たたみ仕上げでの引渡しを希望する場合は、30円ほど高くなるということだった。人の手間がかかるからでしょう。ハンガーだと、それは要らない。30円でたたんでくれるなら、それでお願いしようと、たたみ仕上げを頼んだ。 今回も受付で「ハンガーでいいですか」と聞かれて「はい」と言ってしまった。受付係の流れ作業

          「ハンガーでいいですか」とは(4月19日金)

          1970年代にタイムスリップした写真展(4月18日木)

          京都市の中心部にある新京極商店街の「ろっくんプラザ」という広場で写真展が開催されている。1970年代後半の商店街の写真と令和になってから同じ場所で撮られた写真が並べて展示してある。 1970年代後半といえば、私は中学生、高校生ぐらい。 友達同士で初めて新京極商店街へ行くというとき、「気ぃつけてな」と母に送り出されたような気がする。何に気をつけるか、よくわからなかったけど、確かに商店街は人ががやがやと多くて、緊張したことを覚えている。 それにも慣れてきたら、マクドナルドや映画

          1970年代にタイムスリップした写真展(4月18日木)

          いつの間にかやってきた根っこ(4月17日水)

          うちとお隣さんの境界線上に咲いているシャガの花。アヤメ科の常緑多年草で、地下茎で増えるらしい。 うちでは植えた覚えがないけど、毎年、この時期に花を咲かせてくれる。 根は土の中を横向きに這うようにどんどん伸びて、思いがけないところにひょっこり芽を出して、人間をびっくりさせている(ような気がする)。 一輪だけ切って、花瓶に入れてテーブルに飾った。 1日たって枯れたかなと思ったら、しおれていた花がまた開いた。つぼみも大きくなってきた。よかった。

          いつの間にかやってきた根っこ(4月17日水)

          スミレとパンジー(4月16日火)

          ラジオを聴いていたら、スミレとパンジーの話をしていた。この2つの花、同じスミレ科なんだそうな。 60歳を過ぎても、まだまだ知らないことだらけ。 スミレ・・・・スミレ科スミレ属の多年草 パンジー・・・スミレ科の一年草 スミレといえば道端に健気に咲いているというイメージ、パンジーはプランターに植えられている身近な花というイメージ そういえば、パンジーは「三色スミレ」という種類もある。学校の校門でよく見かけるかわいいお花。 普段、私が何気に見ている小さい花、何々科に属してい

          スミレとパンジー(4月16日火)

          懐かしいお顔と立ち話(4月15日月)

          買い物からの帰り道、向こうから覚えのあるお顔の人が歩いてこられるのが見える。誰だったかな。思い出せなかったら、会釈してすれ違おうかなと考えているうちに、すれ違う地点となった。あちらも、もしかしたら……というお顔。私のことを思い出してくれた。 立ち止まって、名乗って「久しぶりです」のご挨拶。 まあまあ近くのところに住んではいるものの、生活圏とか生活スタイルが違うと、なかなかお目にかかれないもので、もう何年ぶりでしょうという再会。 子供が小学生のとき、PTAバドミントン部でご一

          懐かしいお顔と立ち話(4月15日月)

          大きなハチが1匹飛んでいる(4月14日/日)

          うちの前で、向かいの家の小3の男の子とその友達が、サッカーボールを蹴って遊んでいる。小3男児は、背番号11「KUBO」のユニフォームを着ている。本格的やなあ。どこかのチームに入っているのか、サッカーを習っているのか。 うちの前の道、時々車が通るので、本当はこんなところじゃなくて、もっと広いところでボールを蹴ってほしいけど、広いところまで行くよりも、ちょっと家の前で遊びたいのよね。小3男児、自分の家に向かって蹴ったりしているから、ドアや壁にに当たってるよ。 買い物に行こうと家

          大きなハチが1匹飛んでいる(4月14日/日)

          風呂敷に包んでクリーニング店へ(4月13日土)

          もう冬物のコートやセーターは着ないでしょう。「衣替え特別セール」のチラシも入っていたことだし、クリーニング店へ行きましょう。 税込み通常429円が214円になるセーターを1枚。 家で洗えるものは洗うが、ふかふかウールの暖かいお気に入りセーターは、毎年クリーニングに出す。 それから、税込み通常3432円が2402円になるダウンコートも1着。 ダウンは家で洗えないし、結構なお値段しますけど、プロに頼みます。 この価格は、水性ドライ、抗ウイルス抗菌加工、超撥水加工も込みのお値段。

          風呂敷に包んでクリーニング店へ(4月13日土)

          ばんそうこうセットを受け取った(4月12日金)

          スーパーの入り口で待ち構えている人がいる。共済への入会を案内しているお仕事の人。声をかけられないように避けて通り過ぎたいけど、入り口はそんなに広くない。 私の目の前に差し出されたのは、チラシでもティッシュでもなかった。 共済の案内だけに、もしものときに備える「救急ばんそうこうセット」。「どうぞ」と言われたので受け取った。 こちらの共済、子供が小さいときは入っていたけど、もう必要なくなり解約。だから、絆創膏もらう資格なしですけどね。 中には、共済のキャラクター柄がそれぞれ

          ばんそうこうセットを受け取った(4月12日金)

          マイブームの朝食メニュー(4月11日木)

          定番の朝食というのはない。パンかごはんか、そのときの気分だったり、ゆうべの残り物の都合だったりで、食べるものが決まる。 ここ最近は和食です。 お茶碗にごはんをよそって、かつお節(細い糸けずり)、すりごま、ちりめんじゃこ(冷凍庫に常備)をふりかけて、混ぜ合わせる。その上に卵を割って、準備完了。 お茶碗に軽くラップをして、電子レンジに55秒かける。うちの1000ワットのレンジで55秒。これで私が一番好きな卵半熟状態になる。55秒より短ければ、生卵に近い感じだし、55秒より長け

          マイブームの朝食メニュー(4月11日木)

          今年初の日傘の出番(4月10日水)

          ちょっと遠くの商店街まで買い物がてらの散歩。途中に通る遊歩道の桜も見たかった。半分ぐらい葉桜。そんな季節の陽気は、日傘が要るぐらい。 あっちにピンク色の桜? 日傘をすぼめて、スマホで写真を撮っていたら「きれいに咲いてますね」と声をかけられた。さっき私が追い越したご婦人。杖をついて、ゆっくり歩いておられた。 遠くから見たら桜かと思ったけど、近くに寄って見たら花びらが大きい。ツツジを小さくしたような感じ。 「これ、桜でしょうかね」「それにしては大きいですね」 植物に詳しい人なら

          今年初の日傘の出番(4月10日水)