世界のどこにいたって結局同じことで悩んでいる
高校を卒業して大学生になったら、自由になれるのかと思ってた。
でもなれなかった。
人の目を気にして、やりたいことも中途半端で、いつも満たされない気持ちを抱えていた。
就職して自分でお金を稼いだら、それまでのちっぽけな悩みはなくなるのかと思ってた。
でも違った。
自分の中身は変わらなかった。お金やキャリアが自信を与えてくれるわけじゃなかった。
日本を離れて、パリに来たら、
180度世界が変わるのかと思ってた。
新しい自分になれるのかと思っていた。
もちろん変わったことはたくさんあった。
でも、変わらないこともたくさんあった。
コミュニケーションがうまく取れないのは、不自由なフランス語のせいだけじゃない。
どうしてもこれだけは言いたい!って言うのが欠けてるからだ。
人の目ばかり気にしてるからだ。
リスクを恐れて先にマイナスのことばかりイメージしてしまうは、ここが外国だからじゃない。
いつも心にブレーキをかける自分の思考の癖が抜けないからだ。
環境は変化を後押ししてくれるけど、結局は自分が変わらなければいつでも同じ悩みは巡ってくる。
でも、いつもの悩みがバージョンを変えて巡ってきた時は、それと戦うチャンスだから、悩みと時間をかけて向き合ってみる。
周りの人が、なんとなく阿吽の呼吸でわかってくれる日本じゃないから、ものすごく根本的なところから見直すことができるし、なんとなく流されることがない分、いろんなことがクリアに見えてくる。
このために日本を飛び出したんだろうか?
世界に出てみて、見つめていたのは結局自分の心でした。
パリのドタバタ日記はこちらです→
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