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私にとってのジョブレス8ヶ月間の意味は?

私にとってこの8ヶ月の離職期間(ジョブレス)はどんな意味があったのかについて考えます。
無職っていう響きが心を削るので、ジョブレスという言葉と出会ってからはジョブレス期間と呼んでいました。

2023年3月末に看護師として働いていた職場を退職し、12月から新しい職場で働くので8ヶ月の働かない期間がありました。

退職理由は異動に伴うストレス(初めての病棟勤務、夜勤、病院の合併などいろいろ重なりました)で心身ともに調子を崩したことです。きちんと仕事には行っていましたが、まともに眠れない1年を過ごしました。

「とにかく休みたい」と、心身ともに限界になってしまったから休むために仕事を離れました。退職時に決めていたのは、半年は休むということ。
結果的には半年以上になり2ヶ月オーバーですが、その辺りは気にしていません。
最初は働いていないことに罪悪感がありましたが、今はありません。
今まで休みなく働いてきたし、休憩しても良いよね。


充電期間

まともに眠れなくなっていたので、まずはしっかり眠れるように、4月は健康に過ごせるように努力しました。

4月は本当に「羽を休めるための期間」でした。

転職活動をする前には、メンタルヘルスやストレスマネジメントについて向き合いました。
本も読んだし、プロに話を聴いてもらいました。
看護師という仕事をもう一度するということは、またメンタルダウンするリスクが多少は他の人より高いと考えたからです。
自分の弱い所に対策をとりました。

私という人間を見つめる期間

その後5月から3ヶ月かけて「自己理解プログラム」の受講、8月から転職活動と並行してコーチング学習、11月に引っ越し、約1ヶ月の1人暮らし慣らし期間を経て、働き始めます。

家族旅行、一人旅もしたし、やりたかったこともいくつかはチャレンジできました。

ゆっくり自分という人間を見つめて、私は何を大事にしてどんな風に生きたいのか?ということについて考えた時間だったと言えます。

「自己理解プログラム」(八木仁平さんがされている100日間で本当にやりたいことを見つけるプログラム)で、好き•大事•得意を徹底的に深掘りして、価値観ピラミッドを作ったこと、ストレングスファインダーと強みや得意の関係について学び、自分の才能について理解出来るようになりました。

コーチング学習でも、コーチングそのものについて学びながらも自分と向き合う、練習セッションで自分の内面を問うことが多く、自己理解プログラムを修了していても、まだ私の知らない私の発見がありました。

自己理解プログラムからコーチング学習の期間を通して、ずっと私という人間について観察して考えていた時間と言えます。

キャリアブレイク

キャリアブレイクという視点から考えると、退職時には「仕事のやりがいも分からない」という状態でした。
心身ともに病んでいたと同時に仕事のやりがいも分からないというのが私にとって問題でした。
「やりがいが分からないのに、転職活動をしても本当にやりたい仕事に就けない」と考えていました。
私にとって仕事は単に収入を得る以上に、やりがいも自己実現もできる場であってほしいと考えています。

自己理解プログラムを受講した動機も「転職活動をする前に仕事に何を求めるのかをはっきりさせたい」ということが大きかったです。

結果的には、看護師→看護師の転職となりましたが、看護師以外の仕事をする可能性も考えて自己理解プログラムを受講しました。

事実だけを見ると、「病棟勤務が合わなかったからまた手術室で働くことにした」ように映ると思います(手術室→病棟→退職→転職先は外来兼務の手術室)。
だけど、目標とする看護師も仕事に求める目的も以前とは異なるし、看護師以外の仕事も検討した上で選んだ仕事が看護師です。
私の本当にやりたいことを実現できるのがオペナースであり、外来ナースだと考えます。

コーチング沼にはまる

前から興味があり、働いていない今だからこそ学べるタイミングだと思い学びましたが、私の人生において大きな影響がある出来事です。

学習する中で、自分と向き合う経験、コーチングというコミュニケーションそのものへの理解やスキル、そして一緒に学んだ仲間との出会い
とてもたくさんのギフトをもらった経験でした。

学んでいる時間や共有している空気そのものがとても温かくて素敵な場所です。
コーチングマインドを携えた人との出会いが私に与えてくれた安心感や幸せな気持ちって大きいなと思います。

まとめ

「私のターニングポイントでした。」とかっこよく言えるような期間ではないなというのが今振り返っての気持ちです。
もっと先の未来から振り返ると、「私のターニングポイントだった。」と言えるようになるのかもしれません。

静かに自分を癒す
ゆっくりと自分の内面に潜る
進む方向を模索する
コーチングにどっぷりつかる時間を与えてもらった

そんな意味がある時間だったと思います。

どの方向に進もうか考えるためには自分を知る(私の願いや大切にしたいことをはっきり自覚する)必要があるし、再び歩き出すには休んで回復させる時間が必要でした。
そして、コーチングを学んだことが私を助けてくれたと思います。

「充電期間でした、ちょっとしんどかったので休んでました」というだけの時間ではなく、癒し自分と向き合うことで、これからの生き方について検討できた貴重な時間だったと思います。

一言で言い表すのは無理だなーと思っていたので、私にとっての意味づけをすることが出来て良かったです。

1人暮らしをすることを決断したということもコーチングを学んだことと同じくらい大きな出来事です。
しかし、まだ1人暮らしを実際にスタートしてから1ヶ月も経っていないので、1人暮らしすることの私への影響はまだよく分かりません。

1人暮らしすると決断して踏み出せたのは、自分と向き合ったからというのは確かです。
そう考えると、キャリアという面だけでなく、「私の生き方」にも向き合った時間が行動に影響しています。

働き始める前に、この時間の意味について考えることが出来て良かったです。

思ったよりネガティブではない

離職期間はネガティブに捉えられることも一般的には多いと思います。しかし、私にとってはそんなにネガティブなものではなかったと感じています。
働いていないことへの後ろめたさを最初は感じていましたが、そんなに悪い時間じゃなかったと思います。
「めちゃくちゃ楽しいポジティブな時間だったよ」とまでは言いませんが、思ったよりネガティブじゃないなと思います。

暗くない、明るい時間でした。
とにかく休ませてほしいという所からのスタートだったので必ずしも明るい気持ちで過ごせた時間ばかりではありませんが、回復するとともに、前向きな気持ちで過ごせたと思います。最初は曇っていたけれど、光が差し込んできたような感覚です。

自分と向き合うのは大変だけど楽しい

しんどかったり見たくない面を見ないといけなかったりして大変だと感じることもありましたが、自分と向き合うことは楽しいことでした。自分のことが分かるのも楽しいです。
自己理解が進んだからこそ、コンパスを手に入れたからこそ進む方向が分かりました。

自分の外の世界よりも内側の世界

せっかく自由な時間があるのだから、たくさん旅行に行くとか普段出来ないようなことをして人生を楽しむという時間の使い方もありますが、自分の内側にエネルギーを使った期間と言えるなと思います。

私のための時間を過ごした期間だったのかなと思います。


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