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『まんがでわかる7つの習慣』監修フランクリン・コヴィー・ジャパン まんが小山鹿梨子 感想

めちゃくちゃ読みやすかったです。7つの習慣、聞いたことはあるし、オンラインのセミナーに参加したことはあるけれど、本は読んだことがありませんでした。
まんがでエッセンスを分かりやすく伝えてもらいながら、要点をそれぞれのまんがの後にまとめて解説してあって理解しやすかったです。


『まんがでわかる7つの習慣』
監修 フランクリン•コヴィー•ジャパン
まんが 小山鹿梨子 ¥1100 宝島社

インサイド・アウトという考え方

7つの習慣の前に意識することとして書かれていました。これ、耳が痛くなるなと感じます。

インサイドアウト
物の見方を変えて自分が変わらなければ周囲の物事も変わらない

私は心当たりがあって、自分こそが正義みたいな感じで、自分の信じることこそが正しくて、相手が間違っていると決めつけで周囲を見ていることがありました。それに気づいてからは、私と相手に見えている世界は違う、大事にしていることも違うと意識するようになりました。
自分が変われば世界は変わるということ。人は見たいように世界を見て、ありのままを見ている訳ではない。

第2の習慣「終わりを描くことから始める」

自己理解プログラムで得た学びと重なる所も多いなと思いました。自分の価値観を深く理解しそれに従って生きることや自分のビジョンをしっかり描くことの重要性について述べられていると感じました。
これは第2の習慣「終わりを思い描くことから始める」についてです。
自分の価値観を明確にし、方向をはっきりと定めて行動すること
人生の知的創造とは、人生の脚本を作ること
迷った時は原則に立ち返って選択する

価値観を満たせるようにしようと意識していますが、今回、迷った時は原則に立ち返るというのを読んで、もっと気軽に価値観を指針にしたら良いんだと気づきました。何か行動に迷った時は、価値観に照らして選べば良い。仕事について、価値観を満たせるかということばかりを考えていて身近な日々の生活にまで価値観をコンパスにして生きていくということはしていなかったと思います。これからはさらに生きやすくなります。

時間管理は成長を妨げる

目から鱗度合いで言うと、一番びっくりしたことかもしれません。
時間管理することが正しいことだと思っていたからです。
時間は刻々と過ぎていくものであり、時間ではなく行動をとりわけ「最優先事項を優先する」という行動の順序であると説かれていて、そうか!!と思いました。
予定重視になってしまうのではなく中身こそが大切。
もう少しおおらかに時間を捉えて、「今やっていることは時間がきたからと切り上げるべきなのか?」ということを考えることを癖づけるようにします。
また緊急ではないが重要なことにこそ成長のカギと書かれていて、重要かつ緊急はやるけれど、それ以外の領域の仕分けが曖昧になっていると思うので、他の2つの領域を減らすことを意識します。

予定をこなすことが目的になってはいけないと書かれていて、そうなってるよな~とかなり頷いてしまいました。目標に対する行動になっているかが重要であって、こなすことそのものが目的になるのは本末転倒です。
日々の行動をこれはどの目標につながる行動なのか?を確認することかた始めます。

シナジーを創り出す

私がやっていたことってこれだ!と言葉が見つかった感覚がありました。1つの目標のためにそれぞれがそれぞれの立場から意見を出した時に、お互いの妥協点を探っていると説明していましたが、そうじゃないんだよな~、妥協じゃなくて互いが合意できる所を探るというか…と言葉がちゃんと表現しきれいていないと思っていました。

具体的には、手術を行うに当たって、看護師、執刀医、麻酔科医はそれぞれの立場から患者さんのためだったり安全に手術を行うためにこうしたいというプランがあります。ただ、いろんなことの兼ね合いで、こちらを優先するとこちらの意見を実現するのは難しいとなることもありました。
そこを調整する役割をしていたのですが、妥協となることもありましたが、新しいアイデアが生まれて、これなら両方の意見を叶えられるということもありました。それがシナジーを創るということだったんだと思います。妥協ではなくて、シナジーを創りだすことを常に目指していたと思います。
できるだけ互いの意見を尊重して意向に沿えるように努力していました。ただ、看護の立場から譲れない所は先生にはっきり意見していたなと振り返ると思います。

シナジーを創り出すにはコミュニケーションが大切だというのもこの経験から理解していて、二者択一思考に陥りがちなので、そうじゃない第3の案がある、win-winの状態を目指そうよということを意識したいと思いました。

まとめ

人格を育てるなど、他にもたくさんの学びがありましたが、特に印象に残ったことについて書きました。全部を一度にやるのは大変なので、自分は見たいようにしか見ていないので、ありのままを見られるようにまずは心がけます。

シナジーがぴたっと自分の経験にはまる言葉だと分かったこと、シナジーとは何かを理解できたことが一番読んで良かったなと思います。




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