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7RULES  豊島の看護師うたさん

毎週録画して観ている『7RULES』。
毎週火曜23時~働く女性の7つのルールを紹介する番組。

今回は、瀬戸内海に浮かぶ過疎の島、豊島の看護師の小澤詠子さん。

ちょうど今年が瀬戸内国際芸術の年ということもあるけれど、私がまだ看護学生で国試の結果を待っていた春に瀬戸内国際芸術祭で訪れた高松で観た番組で、うたさんがとりあげられていました。
その旅行で豊島も訪れていたので、インパクトがありました。

うたさんの今が知れる!と、とても楽しみにしていました。
あの頃はまだ看護師の卵だったけれど、今は4年目の看護師として働いている自分がどう感じるのかにも興味があります。

うたさん、今も頑張っておられるんだなーというのが知れて、嬉しかった。

看護師になった背景

うたさんが看護師を目指した背景について初めて知りました。看護師の道を志したことがあるというのは知らなかった。
「豊島に看護師がいなくなるなら、私がやる」という思いでなられたんだと思ってました。看護師という道を一度は諦めた理由が、実際の看護師さんと患者家族として関わったことがきっかけで、その時の自分のようなショックを感じさせないようにという話でした。「声を掛けてほしかった」それが、ルール1につながっている。

RULE1.毎日患者と世間話をする

が一番心に刺さりました。
うたさんは、世間話の中で普段と違った様子はないか?病の早期発見につなげられるようにされている。豊島のような離島では、早期発見し、治療することが鍵になってくるということ。

私は手術室看護師なので、患者さんと一緒にいるほとんどの時間は全身麻酔で意識がない。
だけど、全身麻酔がかかって寝てしまうまでは意識あるし、術前訪問では普通にお話する。そこで、世間話とまではいかなくても、患者さんに寄り添った対応が出来ているか?自分の情報収集や説明を一方的にして終わらせてないか?と考えさせられました。

正直、出来てる時と出来てないことがあると思います。手術に対する不安を和らげられているのか?
情報収集や説明だけでなく、何かプラスになるものを患者さんとの会話でお互いに作れたらと思いました。
私の感覚では、看護師の私が患者さんに与えているというのは違ってて、私も患者さんからもらっていて、お互いに与えあうような関係を結べたらなと思います。

RULE5.オリジナルの住民MAPをつくる

高齢者の住みやすい島を作る。一人暮らしの人が増えていることを耳にするし感じるけれど、実数が分からないから調べて地図に起こす。それを福祉や医療に役立てる。離島では看護だけを行っていれば良い訳でなく、介護との連携や、お互いが出来る所をやって補う。そんな中で、うたさんは福祉にも力をいれている。

RULE6.月に2回東京に行く

福祉や経営について学び続ける。「島のことだけをやっていては、発想の柔軟性に欠けることもある。」とおっしゃっていた。
私が学生の時に観た「島の命を見つめて 豊島の看護師うたさん」の中でも勉強を続けておられるということが、描かれていたと記憶しています。
働きながら学び続けることがどれだけエネルギーの必要なことか、今なら少し分かります。さらに、うたさんは2人のお子さんの育児もしながらされていて、尊敬します。

看護師 小澤詠子 の セブンルール

1.毎日 患者と世間話をする
2.島民に24時間対応の携帯番号を教える
3.週3日 夕飯はチャーハン
4.移動のときはリュックサック
5.オリジナルの住民MAPを作る
6.月に2回 東京に行く
7.机の上に父のはがきを飾る

みんなの最期を見届けたいと思ってる

出来るか分からないんだけど、と前置きをしながらもこの話を語られたうたさん。
あまり重くならずに、リラックスした様子で語られていました。力んだ様子のない語り口でした。
ふわっと優しい感じと「みんなの最期を見届ける」ということの重大さにギャップがあるけれど、うたさんの中ではちゃんと根づいた思いなんだろうなと思いました。だからそんなに重々しくならない。

本気でそれをやろうと努力し続ける姿を見せてもらって、私も頑張らないとなと思いました。

まとめ

以前と変わらず向学心を持って、高齢者の住みやすい島に、島のお年寄りの「豊島で死にたいと思ってる」という望みを叶えるために頑張る姿を見せてもらって、勇気を分けてもらいました。
今も変わらずに前を向いて目標に向かって走り続けている姿は、ただそれだけですごい。

初めてうたさんの存在を知った日は、ただただ島の命を預かるうたさんの覚悟や責任感に圧倒されたけれど、今は私ももっと頑張れる、頑張ろうという力をもらいました。

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