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湧き水の甕



{2023.07.18の記事}

前にどっかの記事でちょこっと書いた気がしますが、私はどうも"おみくじ"で神様から答えを貰えないんですよね…。

同じような人います?

何となく自分で
『XXなんだろうけど…もうちょい神様からヒント貰いたい!』みたいな感覚でおみくじを引いても
『XXでしょう。』位しか返事が返ってこないんです。

神様スパルタかて!

って思うんですけど、いっつもいっつも

「自分の心で決めなさい。」

みたいな答えばっかりで、(心が)強くならざるを得ないタイプです。

 



湧き水が湧いている所に甕が無い状態だと、喉が渇いている人が来ても、1人ずつ飲むのがやっとですよね。

では、お茶碗位の大きさの甕があれば、
2人位は同時に飲めるでしょうか。

丼位の大きさの甕になれば、何とか3人位は飲めそうです。

こんな風に、
湧き水を受ける甕があることで、
同時に水を飲める人が増える、

甕が大きくなればなる程、
同時に水を飲める人は増える

ということはイメージできると思います。


では、洗面器位の大きさの甕があるにもかかわらず、その甕にヒビが入っていたとしたら…湧き水が甕に上手く溜まりませんよね。

また、湧き出る水の量が多いのに、お茶碗位の大きさの甕しかなかったら、それもそれで、水が上手く溜まらないかもしれませんよね。

逆に、湧き水の量が少ないのに、大きすぎる甕だと、そこに溜まっている水を飲んでも大丈夫か…心配になってしまうのは私だけではないはずです。

湧き水の量に適した大きさ、
ヒビの入ってない丈夫な甕

が備わっていることで、一度に安心して水が飲める人の数が増えるということがイメージできたのではないでしょうか。


この例えと同じように、
"豊かさのエネルギー"を受ける為に
"豊かさのエネルギーを受ける器"があると良い
という感覚が腑に落ちていると、豊かさを受け取りやすく、循環もさせやすくなります。

本来、生きて、生活を送っている以上、豊かさのエネルギーは誰しも必ず湧いています。

豊かさのエネルギーという風に書いてますが、生命エネルギーと同じと見なしても良いでしょう。


明石家さんまさんの言葉で
「生きてるだけで丸儲け。」
というものがありますが、本当にその通りで、生きている以上、豊かさのエネルギーは自分から湧いているのです。

とは言っても、なかなかそれを実感するのは難しいですよね。

私自身、概念は非常に理解できるのですが、
『今、めっちゃ湧いてるわー!』なんて実感するものでもないので、感覚的に捉えることができていないかもしれません。


ただ、例えば私は、
100円のレースヤーンを1玉買ったら、
それを編んでポケットティッシュケースに作り変えることができます。

ポケットティッシュケースへと変化させたことで、それが500円で売れるかもしれませんよね?

つまり、私は100円の物を500円へと
付加価値を加えられるエネルギーを持っています。

もしかすると、1,000円で売れるかもしれませんよね。

1万円で売れる可能性だってありますし、何百万、何千万の作品になる可能性も秘めている訳です☆

そんな風に、
【付加価値を与えることが出来る】
という自分のエネルギーに自覚も持っているので、自分には確実に豊かさのエネルギーが湧いていることを知っています。

できることはもっと色々あるので、確実に、自分には豊かさのエネルギーが湧いていることが解ります。


100円のレースヤーンを500円のティッシュケースに変えて売ったら、私はその位の豊かさの器を持っていることになりますよね。

1,000円で売ったら、その位の豊かさの器だし、

1万円で売ったら、その位の豊かさの器だし、

私が売ろうとして、実際に売れた金額私の豊かさの器とも言えるかもしれません。

これは販売したことがないので分かりませんが、自分の豊かさの器の大きさと、売れる値段にはかなり深い関係性があると思われます。

面白そうだから実験してみるのもありかもしれませんね *⌒艸⌒


まぁ、商売に限らず、給与なども同じことで、

普段【自分が受け取るお金の額】、【支払うお金の額】を見れば、【自分の豊かさの器の大きさ】がどんなものか何となくイメージが湧きやすいと思います◎

自分が普段から動かすお金の額が
甕の大きさの目安ということです。


では例えば私が100円で買ったレースヤーンをティッシュケースへと作り変えて、1万円で販売して、売れなかったとしたら…
それは、自分のエネルギー量に対して甕を大きく見積り過ぎていることになります。

逆に、1,000円で売れる可能性も十分にあるにも関わらず300円で販売して売れてしまったとしたら…
それは、自分のエネルギー量に対して甕を小さく見積り過ぎていることになります。

また、3,000円で頻繁に売れる…のに、何故か出費が嵩むようであれば、
甕にヒビが入っていることになりますね。

この、湧き水と甕のイメージで自分の豊かさの器を観ようとする場合では、あえてお金という物質的な数字で観てみると分かりやすいのではないでしょうか。

自分の"豊かさ"に対して不満を感じる時、
【湧き水と甕】のイメージを使ってみると、自分の問題点が見付けやすくなります◎


しかし、先日の記事の中でも書いたように、豊かさとは、お金だけの話ではないのです。

毎日ご飯が食べられることも豊かさであり、

毎日美味しい物が食べられることももっと豊かなことであり、

教養があることも豊かさであり、

教養を活かせていることももっと豊かなことであり、

安心して生活出来ることも豊かさであり、

安心安全な上で楽しく生活できることももっと豊かなことですよね。

こういう、
『当たり前になってしまっていたけど、実は豊かだったんだ…。』ということに気付けることも、甕の存在に気付ける要因の1つです。


更に、多くの人が同時に安心して水を飲めることによって、もっと水が湧きやすくなる…。

という感覚を捉えるのも大事なのですが、捉えるのは少し難しい側面があるかもしれません。


"豊かさ"と一言で言っても、それはとてもとても深い話なので世界中が豊かになるには、もうしばらく時間は掛かるのかもしれませんね。


お金という数字だけで豊かさを量るということは、湧き出てくる水をただただ眺めながら
「もっと出てこい、もっと出てこい!」
とヤキモキしているようなものです。

心配せずとも、水は常に湧いているし、甕もあって、既に何人もで美味しく飲める状態なのに、そこに気付くことなく
「なぜ、もっと水が増えないんだ!」
と、水の湧き出る場所だけに集中してしまっているような状態です。


100%そのせいだとは言いませんが、かつて、ゴールドラッシュを求めてアメリカへと渡った人々によって、アメリカという国は出来上がっています。

比較的"お金"が好きというか、
"お金"を追い求めた人が集まった国だったという見方もできます。

そういう、"お金"や"利益"主義な人が多い傾向のあるアメリカと深い関係性になった日本も、

ある程度"お金を追い求める思想"が広められてきた側面がありますよね。

しかし、豊かさの本質はお金ではないということをもっと見つめ直してみるべき時期が、今の時代なのかもしれないと私は思います。


🔻この記事 🔻

に書いたように、本来
【目の前に見える現状】

【心の中の状態】
因果関係はありません。

【手元にあるお金】

【自分の心の状態】
因果関係は無いはずなのです。

しかし私たちはどうしても、目の前の状況を見て一喜一憂するように育ってきていますよね。

少し難しい部分もあるかもしれませんが、[目の前の状況と心の中にある豊かさを切り離して捉えられるようになること]もとても大切です◎

その上で、

[心の中の豊かさに気付いている人を増やすこと]

が、豊かな世界を築き上げる上で最も大切なことなのではないかと、私は思うのです。

心が先、現実が後

必ず、自分の心の中の豊かさが揺るぎないものになった先に、豊かな現実が現れるものです。

そういうことを幅広く説いて、豊かな心に気付くサポートをしてあげるのが、本来スピリチュアルリーダーのライトワークの課題の1つなんじゃないのかと私は思うんですよね…。

けど、どーしても
目の前の現状にお金を現すために、心の豊かさに気付きましょうね。」
っていう言葉の方がよく聞くよね。

いや…うん、色々と仕方ないとは思うんですけどね。

個人的に、何かとモヤるんですよ。


極端な例え話をしますが、
1,000万円の借金があったとして、
「この借金を返済する為に、宝くじが当たりますように!」
と、願い、

・実際に宝くじに当たった状態
・宝くじに当たってはないけど、借金に対して何にも悩まなくなった状態
どちらも同じことなんだ

と、いう感覚が分かっている人が増えることも大切です。

まぁ、この話も全く違う書き方で別の記事でも書いた内容ではありますが、この部分の理解は本当に大事な部分なんですよね。

こういう部分を腑に落とす為に、

「どうすれば目の前にお金という現象が見えない状態でも心を豊かに保てるようになるのか?」

っていうポイントを説く人の方が増えると良いなって思うので、この話を書いてみました。


沢山の人が自分の甕に気付けますように。

心の貧しい人が1人でも多く救われますように。

おわり


ちょっと追記

難しいよね…。

確かに、私もよく言ってるけど、世の中って正味
【金さえあれば解決できること】
がほとんどだと思うんですよ。

だからこそ
お金さえ手に入れることができれば解決できるのに…!』
みたいな考え方になってしまう…と、いうか、

そういう考え方になるように教育されてきた人もめっちゃ多いと思うんですよね。

けど、本質的なことを言ったら、

現状がどうであれ、その現状に対して
・悩む
・悩まない
っていう部分から自分が選択できることだ

っていうことがまず広がった方が良いし、

じゃあ、
『現状がどうであれ悩んでませ~ん!』っていう感覚になることができたら、

『な~んだ、別に生きるのにそんなにお金って要らなかったんじゃん!』

って実感しやすくなるはずなんですよ。

その状態になると、より一層お金じゃない部分の豊かさに気付く余裕も増えて、どんどん豊かな気分になれて、気付いたら豊かな社会が出来上がってる…。

っていう流れになるって、皆様も想像付きやすくないですか?

けど、その
『お金さえあれば…。』っていう自動思考から抜け出すのが一番大変なんですよね。

その思考で生きた期間が長ければ長いほど、抜け出すのが大変かもしれません。

別に焦らなくても良いとは思うんですけど、気付いた時に
『あ、お金の前に、自分の心を落ち着けるのが先やった!』って考えるタイミングを増やすように心掛けることをおすすめします。

ピンときた方は是非、今日の内容について少し考えてみてくださいね☆


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