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コーヒーを淹れる自分を棚卸してみた。

メルボルンからおはようございます。

バリスタの朝は早い、とよく言われます。
そんな朝、ちょっとだけ早く起きれた時、コーヒーを淹れることがあります。
そのコーヒーは、メルボルンではフィルター、日本ではドリップと言われるもの。
コーヒーを飲むのに10分くらい時間をかけて作ります。


だから、ドリップでコーヒーを淹れる時、意外と暇なんです。

今日も朝少し早く起きれたもんですから、コーヒーを淹れる代わりに
noteを書こうと思って。

せっかくならそんなコーヒーを淹れる時の自分を棚卸してみよう。

棚卸項目
・コーヒーを淹れる理由
・コーヒーを淹れよう、という気分になる理由


コーヒーを淹れる理由


そんなの単純で、飲みたいと思うから。
美味しいし、いい香りだし、雰囲気最高だし。多分みんなそう。

おそらくその前の過程が重要で、なぜ飲みたいという気持ちになるのか。
ということ。

これは、コーヒーを好きになり始めた時と、今では全く違う。
と棚卸して気付きました。


コーヒーを淹れよう、という気分になる理由

コーヒーを好きになり始めた時。
それはちょうど2年半前、くらいでしょうか。

図書館にこもりコーヒーに関する文献を読み漁り、
雑誌やインスタで有名なカフェに行ったり、
淹れ方を研究したり。

そのインプットを、自分のドリップでアウトプットしていく。
苦い、酸味の強い、フルーティー、渋い、熱い、ぬるい、
深い、浅い、、、なぜ、、、

飲んで感じたすべての感覚に理由を見つけ出そう。そんな勢い。
その理由を見つける過程が楽しかった。

とにかくその頃は、
コーヒーを「知る」ためにコーヒーを淹れようとしていた。
ように思います。


そして今。
コーヒーを知りたいから飲む。
そんな感情は2年半前に比べると、薄れてきたかなぁと。

その代わり、
コーヒーを淹れる行為で、僕が「ととのう」。
だからコーヒーを淹れようとなっています。

「ととのう」ために、僕はコーヒーを淹れるんです。

このドリップをする10分間は、
例えばコーヒーを挽いたりお湯を沸かしたりで
やることはまぁまぁあるのですが、
それらが終われば後はお湯を注ぐだけ。

お湯を注いでは、落ちるのを待って。
その時間って意外と手に余る。
人によってはその余った時間で、片付けをしたり別の作業をしたり。

でもぼくは、その時間何も考えません。何もしません。
そうすることで、「ととのう」んです。

「ととのう」と、その後のコーヒーが本当に綺麗で美味しいし、
何より次への切り替えスイッチがスムーズに作動するんです。



いつもはコーヒーを淹れている時間を、
コーヒーを淹れる自分について棚卸しをする時間に
充ててみました。

意外と、悪くない。



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