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うた 宇宙(そら)のまにまに ⑨

軀を纏う

軀を持つがために 毎日は慌ただしい

食べて、寝て、鍛え、清潔に保つ

軀を持つがために 辛いことがある

空腹、眠気、疲労、痛み、老化

ああ面倒だ いっそ脱ぎ捨ててしまいたいと

思ったとて さもありなん

ただ コレ(軀)は 地球で暮らすための宇宙服 

なので

地上活動の必須アイテム だ

そして この宇宙服のおかげで

「何でもできるけれど 何でもはできない世界」を 絶賛満喫中だ

この 最高の矛盾パラドックスこそ

地球生活の 醍醐味なのだ 

面白がるほど 本体(魂)は 光輝く 

この地球ゲーム

軀を纏って さあ共に遊ぼう

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一人10体のアバターが使えるムーンショット計画なるモノ、違和感をおぼえた途端、降ってきた言葉たち。

地球用の宇宙服として軀を見ると、その制約を手放す代わりに、人は地球での楽しみを失くすのでは?と気になった。あぁ、ナルホド、それで「ムーン(月)」か?と勝手に納得したわたくし。

例えば、くねくね道の先に何があるのかわからないけれど、その道中の不安もドキドキも魂の糧にして、あるかどうかもわからない何かを目指して躰を運ぶ。その全ての体験が、人の魂(本体)をピカピカに輝かせるのを、わたくしは経験から知っている。

もし、それがアバターならば瞬時に目的地に着くし、先に何があるかも予めわかってしまう(知ろうとしてしまう)だろう。過程のワクワクもドキドキも、結果の失敗への畏れも達成の歓びも薄いバーチャルは、恐ろしくつまらない「心動かない地獄」にならないか?罠という言葉がふと脳裡によぎるのは、わたくしだけかもしれないけれど。

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最後までお読みくださり、ありがとうございます。和風慶雲。


 


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