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【5/22 #日めくりクラシック音楽 】今日はドイツの作曲家ワーグナーの誕生日(1813年)~歌劇「タンホイザー」

こんにちは、名古屋クラシック音楽堂@nagoyaclassicca)です。今日の #日めくりクラシック音楽 では、1813年5月22日が誕生日のドイツの作曲家ヴィルヘルム・リヒャルト・ワーグナーの代表曲である歌劇「タンホイザー」をご紹介します。

ヴィルヘルム・リヒャルト・ワーグナーとは?

ヴィルヘルム・リヒャルト・ワーグナー(1813-1883)は、ドイツの作曲家、指揮者、思想家。ロマン派歌劇の頂点であり、また「楽劇王」の別名で知られる。

ほとんどの自作歌劇で台本を単独執筆し、理論家、文筆家としても知られ、音楽界だけでなく19世紀後半のヨーロッパに広く影響を及ぼした中心的文化人の一人でもある。

警察関係の書記をしていたフリードリヒ・ワーグナーを父に,その第9子としてライプチヒに生まれた。少年のころギリシア文学やシェークスピア劇に熱中したが,ベートーベンの作品に接し,音楽家になる決意をした。

18歳のとき,ライプチヒ大学に入って音楽と哲学を聴講した。1832年ころから指揮者として各地を遍歴する。

1842年ドレスデンに移って宮廷歌劇場(現ドレスデン国立歌劇場)指揮者となる。ここで《タンホイザー》(1843年−1845年),《ローエングリン》(1846年−1848年)を完成するが,パリの二月革命(1848年)の影響下に1849年〈ドレスデン蜂起〉が勃発。これに加わったため逮捕状が発せられ,スイス・チューリヒへ亡命。

1864年帰国し,バイエルン国王ルートウィヒ2世に招かれミュンヘンへ行く。1868年《ニュルンベルクのマイスタージンガー》(1862年−1867年)を初演。1870年にはフランツ・リストの娘でビューローの妻だったコジマ〔1837-1930〕と正式結婚.

また,このころ哲学者ニーチェと交際する。王の援助を得て、1872年バイロイトに居を移し,自作上演のためのバイロイト祝祭劇場を創設,1876年《ニーベルングの指環》で開場。これが今日まで続く「バイロイト音楽祭」の始まりとなる。

最初のオペラ《婚礼》の台本をプラハで書き,帰国後作曲を始めたが,未完に終わった。

ヴィルヘルム・リヒャルト・ワーグナー:歌劇「タンホイザー」

『タンホイザーとヴァルトブルクの歌合戦』は、リヒャルト・ワーグナーが作曲した、全3幕で構成されるオペラ。WWV.70。一般的には『タンホイザー』の題名で知られている。序曲、第2幕のエリーザベートのアリア、「大行進曲」、第3幕のヴォルフラムのアリア「夕星の歌」は、独立してよく演奏される。

1845年10月19日にドレスデンの宮廷歌劇場でワーグナー本人の指揮で初演された。聴衆の反応は冷淡で、8日間上演されたのちに打ち切られた。

歌劇『タンホイザー』あらすじ:

愛の女神ウェヌス(ビーナス)のもとで官能の世界におぼれていた騎士タンホイザーは、これに飽いて地上に戻り、ワルトブルクの歌合戦に参加する。

そこで彼は肉欲の愛を賛美する大罪を犯してしまうのだが、彼を愛する領主の姪エリーザベートのとりなしでローマ巡礼の旅に出る。しかし教皇から赦免を拒否されたタンホイザーはふたたびウェヌスの世界に戻ろうとするが、エリーザベートは自らの命を犠牲にして彼の魂を救済する。

 このオペラは筋書き構成までワーグナーが自分で案出した最初の作品であり、また音楽面においても、彼独自のスタイルを確立するうえで重要な意味をもつ。ドラマの内容を先取りした交響詩的序曲、息の長いウェヌスとタンホイザーの対話、そしてエリーザベートの「歌の殿堂」やウォルフラムの「夕星(ゆうぼし)の歌」、また「巡礼の合唱」なども有名だが、とくにタンホイザーの歌う第三幕の「ローマの語り」には後期の円熟した作法を予見させるものがある。1861年、序幕にバレエを入れた改訂版がパリで上演されている。

歌劇『タンホイザー』有名曲:序曲

歌劇『タンホイザー』有名曲:アリア「歌の殿堂」

歌劇『タンホイザー』有名曲:アリア「夕星の歌」

歌劇『タンホイザー』有名曲:大行進曲・巡礼の合唱

歌劇『タンホイザー』有名曲:アリア「ローマの語り」

それでは、今日はこの辺で🎶

ワーグナー関連記事:ワーグナーの命日(1883年)~楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」

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