見出し画像

【5/7 #日めくりクラシック音楽 】今日はドイツの作曲家ブラームスの誕生日(1833年)~交響曲第2番~

こんにちは、名古屋クラシック音楽堂(@nagoyaclassicca)です。今日の #日めくりクラシック音楽 でご紹介するのは、1833年5月7日に誕生日を迎えたドイツの作曲家ヨハネス・ブラームスの代表作「交響曲第2番」をご紹介します。

ヨハネス・ブラームスとは?

ヨハネス・ブラームス(1833-1897)は、J.S.バッハ(Bach)、ベートーヴェン(Beethoven)と共に、ドイツ音楽における三大Bとも称される。ドイツ古典音楽の伝統に立ち、19世紀後半の後期ロマン派を代表する。

ベートーヴェンの後継者ととらえる人もおり、指揮者のハンス・フォン・ビューローは彼の『交響曲第1番 ハ短調』を「ベートーヴェンの交響曲第10番」と評した。

ハンブルクで生まれ、市民劇場のコントラバス奏者だった父からヴァイオリン、チェロを学び、7歳からオットー・フリードリヒ・ヴィリバルト・コッセルにピアノを学ぶようになった。ブラームスはピアノの早熟な才能を現し、10歳の時に初めてステージに立った。

ブラームスの生家は貧しかったため、13歳のころからレストランや居酒屋でピアノを演奏することによって家計を支えた。

1853年にハンガリーのヴァイオリニストとヨーゼフ・ヨアヒムに会いに行き、ヨアヒムはブラームスの才能を称賛した。またヨアヒムら友人たちがロベルト・シューマンに会うことを強く勧めたことがきっかけでシューマン邸を訪ねた。

シューマンはブラームスの演奏と音楽に感銘を受け、『新しい道』と題する評論を『新音楽時報』に発表してブラームスを熱烈に賞賛し、ブラームスの作品を広めるために重要な役割を演じた。

ブラームスもまたシューマンを強く尊敬し、シューマンの没後もその敬意は変わらなかった。またこの時、ブラームスは14歳年上のシューマンの妻クララと知り合い、生涯に渡って親しく交流を続けることになった。

57~60年デトモルト宮廷、ゲッティンゲン、ハンブルクの合唱指揮者を経て、62年からウィーンに定住、ジングアカデミーの指揮者となった。

68年「ドイツ‐レクイエム」で名声を博し、72年ウィーン楽友協会の芸術監督・主任指揮者として各地を演奏旅行した。

1896年、クララが亡くなると、その翌年に自身も没した。生涯独身を貫いた。

J. S.バッハやベートーベンを敬愛し、反ワグネリズムの代表的作曲家となった。古典主義的な形式的客観性をもつ格調高い作品を数多く作曲を生み、主作品は交響曲4つ,ピアノ協奏曲2つ,バイオリン協奏曲,バイオリンとチェロのための協奏曲のほかピアノ独奏曲,合唱曲,歌曲など多数。

ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 作品73

1877年6月、ブラームスは南オーストリアのケルンテン地方、ヴェルター湖畔にあるペルチャッハに避暑のため滞在、第2交響曲に着手し、9月にはほぼ完成した。

このペルチャハの印象をクララに送った手紙の中で「たくさんの旋律が飛び交っていて、それらの旋律を踏みつけないようにしなければなりません」と綴っている。

10月にバーデン=バーデン近郊のリヒテンタールに移り、そこで全曲を書き上げている。

4ヶ月間の作曲期間は、第1交響曲が推敲を重ねて20年あまりを要したのと対照的であり、第1交響曲の苦吟とは対照的に伸びやかで快活な雰囲気を示す。

20年間頭を悩ませた第1交響曲から解放され、ペルチャハの自然豊かな中でリラックスして書かれたせいかもしれない。

友人でビルロートはこの作品の印象について「せせらぎの音を立てる小川、青い空、陽光、そして涼しい緑樹の陰がこの作品のすべてです。ペルチャハはどんなに美しいところか」と述べている。

ベートーヴェンの交響曲第6番「田園」にたとえられ、「ブラームスの『田園』交響曲」と呼ばれることもある。

1877年12月30日、ハンス・リヒター指揮のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団によって初演された。この初演は大成功で、第3楽章がアンコールされた。翌年9月にブラームスは故郷のハンブルクに招かれ、自身の指揮によって再演を果たしている。

ブラームスの交響曲第1番に関しても、下記記事でご紹介していますのでぜひご覧ください。またブラームスに関連する他の記事も掲載しております。

それでは、今日はこの辺で🎶

「#なごクラ」という中部地方10県のクラシック音楽演奏会をご紹介&徹底応援するプロジェクトで掲載情報を募集中です。


このプロジェクトは中部地方10県(新潟県、富山県、石川県、福井県、岐阜県、長野県、山梨県、静岡県、愛知県、三重県)で開催されるクラシック音楽の演奏会・コンサート・リサイタル・講演会などをひたすらご紹介するものです。

プロジェクトの詳細は、note記事にまとめました。

まずは、名古屋クラシック音楽堂のTwitterにて、だいたい2週間~1カ月先のクラシック音楽演奏会の情報を、ハッシュタグ #なごクラ を付けてツイートしていきます。

聴きに行くコンサートの計画を立てるのにご活用ください。またクラシック音楽演奏会の主催者やホール、演奏家など関係者の皆様には、中部地方のクラシック音楽専門のプレスリリース媒体としてご利用していただければと思います。掲載ご希望の方は名古屋クラシック音楽堂のTwitterのDMでご一報ください。

名古屋クラシック音楽堂はTwitterでもクラシック音楽の情報を発信しております🎶

名古屋クラシック音楽堂のTwitterでは、『クラシック音楽を誰もが楽しめる原動力になる』をビジョンとし、名古屋を中心とした東海4県のコンサートや演奏家の情報 #なごくら 、その日にちなんだ作曲家や演奏家の曲を紹介する #日めくりクラシック音楽 、人気のクラシック音楽動画やクラシック音楽関連ニュースを毎日ご紹介。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?