【4/3 #日めくりクラシック音楽 】今日はドイツの作曲家ブラームスの命日(1897年)~交響曲第1番~
こんにちは、名古屋クラシック音楽堂(@nagoyaclassicca)です。今日の #日めくりクラシック音楽 でご紹介するのは、1897年4月3日に命日を迎えたドイツの作曲家ヨハネス・ブラームスの代表作「交響曲第1番」をご紹介します。
ヨハネス・ブラームスとは?
ヨハネス・ブラームス(1833-1897)は、J.S.バッハ(Bach)、ベートーヴェン(Beethoven)と共に、ドイツ音楽における三大Bとも称される。ドイツ古典音楽の伝統に立ち、19世紀後半の後期ロマン派を代表する。
ベートーヴェンの後継者ととらえる人もおり、指揮者のハンス・フォン・ビューローは彼の『交響曲第1番 ハ短調』を「ベートーヴェンの交響曲第10番」と評した。
ハンブルクで生まれ、市民劇場のコントラバス奏者だった父からヴァイオリン、チェロを学び、7歳からオットー・フリードリヒ・ヴィリバルト・コッセルにピアノを学ぶようになった。ブラームスはピアノの早熟な才能を現し、10歳の時に初めてステージに立った。
ブラームスの生家は貧しかったため、13歳のころからレストランや居酒屋でピアノを演奏することによって家計を支えた。
1853年にハンガリーのヴァイオリニストとヨーゼフ・ヨアヒムに会いに行き、ヨアヒムはブラームスの才能を称賛した。またヨアヒムら友人たちがロベルト・シューマンに会うことを強く勧めたことがきっかけでシューマン邸を訪ねた。
シューマンはブラームスの演奏と音楽に感銘を受け、『新しい道』と題する評論を『新音楽時報』に発表してブラームスを熱烈に賞賛し、ブラームスの作品を広めるために重要な役割を演じた。
ブラームスもまたシューマンを強く尊敬し、シューマンの没後もその敬意は変わらなかった。またこの時、ブラームスは14歳年上のシューマンの妻クララと知り合い、生涯に渡って親しく交流を続けることになった。
57~60年デトモルト宮廷、ゲッティンゲン、ハンブルクの合唱指揮者を経て、62年からウィーンに定住、ジングアカデミーの指揮者となった。
68年「ドイツ‐レクイエム」で名声を博し、72年ウィーン楽友協会の芸術監督・主任指揮者として各地を演奏旅行した。
1896年、クララが亡くなると、その翌年に自身も没した。生涯独身を貫いた。
J. S.バッハやベートーベンを敬愛し、反ワグネリズムの代表的作曲家となった。古典主義的な形式的客観性をもつ格調高い作品を数多く作曲を生み、主作品は交響曲4つ,ピアノ協奏曲2つ,バイオリン協奏曲,バイオリンとチェロのための協奏曲のほかピアノ独奏曲,合唱曲,歌曲など多数。
ヨハネス・ブラームス「交響曲第1番」
ヨハネス・ブラームスが作曲した4つの交響曲のうちの最初の1曲。ベートーヴェンの9つの交響曲を意識するあまり、管弦楽曲、特に交響曲の作曲、発表に関して非常に慎重であった。
最初のこの交響曲は特に厳しく推敲が重ねられ、着想から完成までに21年という歳月を要した。ハンス・フォン・ビューローへの手紙には「ベートーヴェンという巨人が背後から行進して来るのを聞くと、とても交響曲を書く気にはならない」と書かれている。
しかしその甲斐あってかハンス・フォン・ビューローに「ベートーヴェンの交響曲第10番」と呼ばれ高く評価された。また「ベートーヴェンの交響曲を正統的に継ぐ作品」という聴衆の期待に応えた作品でもある。
「暗から明へ」という聴衆に分かりやすい構成ゆえに、第2番以降の内省的な作品よりも演奏される機会は多く、最もよく演奏されるブラームスの交響曲となっている。
初演は、1876年11月4日、フェリックス・オットー・デッソフ指揮、カールスルーエ宮廷劇場管弦楽団。
それでは、今日はこの辺で🎶
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