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句を読む―ちょうどよい酔い方

ウーロンハイたつた一人が愛せない

北大路翼『天使の涎』

カクテルでもウィスキーでもないところがリアルだ。カクテルだったら自分に酔いすぎだし、ウィスキーなら諦めすぎている。
愛せないことに対する後ろめたさがあるのか、それとも開き直りの境地でいるのか。ウーロンハイの氷はからからまわる。

(「ウーロンハイは季語なのか」ということは、北大路さんには些末な問題なのだと思う。この句の印象はどちらかといえば夏かな…と感じるので、ハッシュタグは「夏」に決めた)

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現代俳句・短歌を好む私が、ひとつひとつの作品を読んで思ったことをぽつぽつお話ししています。
Amazon商品リンクは、取り上げた作品が収録された句集・歌集が分かればそちらを貼っています。分からなかったときは私が読んでいるアンソロジー本のリンクにしていますので、こちらもご覧ください。


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