句を読む―「ちょろちょろせんと!」
ちょろちょろっと駆け回る子どもに、ぎゅむっと「夏帽」をかぶせる。運動帽だろうか、麦わら帽子だろうか。
蓋をする、という表現がいい。「ちょっとはおとなしくして!」というお母さんの気持ちが感じられる。
親戚の女の子は、小さいころからちょこまかちょこまかと走り回る子どもだった。ケガなんておかまいなし。女の子の顔に傷を残しては…という周囲の心配をよそに駆け回っていた。
普段から「ちょろちょろせんと!」と叱られていたのだろう。ある日、外で大人たちが立ち話を始めたとき「ちょろちょろちょろちょろ~!」と言いながら走り始めて、私は面白すぎて膝から崩れ落ちた…笑
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現代俳句・短歌を好む私が、ひとつひとつの作品を読んで思ったことをぽつぽつお話ししています。
Amazonアソシエイトリンクは、取り上げた作品が収録された句集・歌集が分かればそちらを貼っています。分からなかったときは私が読んでいるアンソロジー本のリンクにしていますので、こちらもご覧ください。
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