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句を読む―そうすれば、いずれ分かる

人参を並べておけば分かるなり

鴇田智哉『凧と円柱』

「にんじんを並べておけ。そうすれば分かる」
なにが分かると言うのだろう。探している馬の居場所か、仲買人がやってくるのか、それとも…?
シチュエーションも謎だけど、なんかいいなぁ、と思う。にんじんは冬の季語。

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現代俳句・短歌を好む私が、ひとつひとつの作品を読んで思ったことをぽつぽつお話ししています。
Amazonアソシエイトリンクは、取り上げた作品が収録された句集・歌集が分かればそちらを貼っています。分からなかったときは私が読んでいるアンソロジー本のリンクにしていますので、こちらもご覧ください。


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