【小食をすすめてみる】
博心堂鍼灸院の、いんちょです。
朝飯前って言葉があります。
「ほんの朝飯前」。
朝食の前にササっと済ませられるような手軽な取り組みってことですかね。
でも、外山滋比古(とやま・しげひこ)さんという方が描かれた「思考の整理学」という本の中で、一番頭の働く午前中には敢えてわざわざ朝食をとらず、ガッツリタスクに取り組む。
そして、ひとしきり終えてから、「一日で最初の食事=朝食をとる」というようなことが描かれています。
これも「朝飯前」ということになるのかと。
梅雨時、ぼくもこんな「遅めの朝食をとる朝飯前」をおすすめします。
梅雨時のだるくて気が滅入るような気分で目覚める朝から、シッカリ朝食をとると、それだけでおなかや足腰が重たくなるというひとは、そんな「遅めの朝飯前」がかなうんじゃないかな。
朝の家事や通勤や通学、午前中のタスク管理。
こうしたことに取り組むには、身も心も身軽な方が都合がよい。
朝飯というやつを抜いてしまえば、朝の気だるい時間にもゆとりが生まれるし、その分ゆっくりスタートできれば、ジメジメした日でもカラダはゆっくり目覚めることで、活動しやすくなります。
そもそも朝、食欲がなければ食べないというのも、アリ。
以前、イギリスのビジネスマンの朝食風景をテレビの番組で見かけることがありました。
クロワッサンとコーヒー。
今にして思えば、クロワッサンもアブラをたくさん使ったガッツリ食材なのかもしれない。
でも、サクサクのクロワッサンとコーヒーだけで朝食を済ませるのって、午前中の仕事の効率を上げるには最適な献立だなぁと思います。
クロワッサンのほのかな糖質とたっぷり脂質で、ひとまずの体と頭の燃料補給。
コーヒーのカフェインで、頭と体スイッチをオンにする。
※頭がすっきりしていなければ、コーヒーに砂糖やミルクを入れているのかも。
ぼくは在宅で仕事をしているので、この時期、朝食を抜いて過ごすことはしばしばあります。
お腹が減れば、その時に食べたらよいし。
場合によっては夜まで食べないこともある。
そのくらい長引く梅雨っていうやつは、足腰や消化器に負担をかけ続けているわけです。
そもそもカラダをしっかり使い込んでいる人たちは、朝から気だるいなんてことはないでしょう。
もし、肉体労働をしていてカラダのだるさが気になるなら、おなかの働きが落ちているのかも。
そんな人は、食あたりには要注意。
そもそも梅雨時や夏場の暑いころは、大量の食事量を必要としません。
あっさりさっぱりおなかを軽く過ごせる程度の食事内容で過ごした方が、元気に過ごせるというもの。
もちろん、ストレスで食べちゃうこともあるでしょうが、基本、小食はおススメです。
もし、普段あまり体を動かさない人で、むやみな食欲がわく人がいたら、エアコンで体が冷えているのかもしれません。
そんな人は、カラダが冷えないようにエアコン対策を気にしておかれるとよいでしょう。
季節は梅雨後半戦。
過ごし方の工夫もちょっとずつ変えながら、今年厳しいらしい猛暑と残暑にしっかり備えて過ごしていきたい。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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