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スカイダイビングしたよ

栃木にあるスカイダイブ藤岡で、スカイダイビング(タンデムジャンプ)をしてきた。

緊張と酔い

行く前のほうが緊張した。
落ちるときのことを想像したり、酔ったり吐いたりしたときの感覚を思い出したり…。
私は電車やエレベーターでも久しぶりに乗ると酔う。
絶叫系は無理。
浅草花やしきのローラーコースターと、ディズニーランドのガジェットのゴーコースターなら乗れる。
そんなレベルなので、当日コンビニの酔い止めを2錠飲んで挑んだ。
それでもパラシュート開いたあと移動するときは浮遊感を感じて気持ち悪かった。

でも、終わったあとはそんなこと気にならないくらい、もう1回飛びたくなった。
とにかく最高だった!!!!

機内

飛び降り地点に向かう機内からも景色を堪能した。
渡良瀬川や利根川を見たり、
雲海からひょっこり顔を出す富士山を見たり。
田園風景もいいね。
トイ・ストーリーの壁紙を思い出す雲もあった。
近距離で雲を見るのもいいね、好きだ。

地上にいるときは半袖でも暑かったけど、3800mにもなるとさすがに寒かった。冬の風のよう。
予約したのが冬じゃなくて夏でよかった。

そんなことを考えたのも束の間、みんなどんどん飛んでいく

先発部隊は1人で飛ぶ人たち。
飛ぶ前に最後の準備をするんだけど、その合間に互いにハイタッチをして健闘を祈る?文化があった。
私も、私の前に座っていた人とハイタッチして握手して見送った。
こういう文化いいね!
一体感が生まれるし、祈れるし、士気も高まるし。
自分の気分も高まった。武者震いもした。

そしていよいよ、タンデムジャンパーの番。
「次が私だ」と思ったその一瞬、緊張感が走った。
でも、空を見て、頭をインストラクターさんのほうに預けてしまえば、緊張感はすぐに消えた。
安心感が半端ない。
そして、あの空に飛び込めることへの期待と喜びが勝っていた。

海老反りの体制になって、体は機体の外へ。
タイミングのわからないまま、インストラクターさんにされるがままで、すぐに落ちた。
無意識に目を瞑った。
どう落ちたのかわからない。
体が強張っている。
風が強い。
たった5秒のことなのに、数十秒経ったかのように感じた。

腕を伸ばす指示をもらったときに、ようやく目を開けた。
そこには、めちゃくちゃ素敵な景色が広がっていた。
見たかった景色、待ち望んでいた景色。
自然と笑顔になった。
最初から目を開けていなかったのが悔しい!!!!

無限の彼方へ

約60秒のフリーフォールは本当に楽しかった!!!!
空の青。
雲。
太陽の光。
下からの突き抜ける風。
合間に見える富士山。
一瞬たりとも取りこぼさないよう、いろんなものを見たり感じたりした。
飛行機の窓の外は、こんな景気が広がっていて、こんな感覚になるんだね。
とても素敵な場所だった。
どこへだって行ける気がした。

そしてパラシュートが開いた

ゴーグルを外して見る景色は、視野が広がって、開放感もあり、感じ方が変わった。
どこか現実味がなく、ジオラマのよう。
そしてパラグライダーのときとは違うスピード感。
リラックスが必要なのに、首に力が入ったままになってしまった。
操縦に支障が出るため、下を向くよう指示をもらう始末。
その節はお手数おかけしました。

さて、雲の下の景色も、これまた最高だった。
ハートの池が思った以上に大きかった。
地上ではなかなか見ることができないため、見れたら幸せになれるとのこと。
なんなら今、幸せになってるよ。ありがとう。

もう1回飛びたい

最後、着地場所を調整するために大きく旋回した際にその振り幅だけ酔った。
けれど、無事に着陸!!
飛ぶのを待っている人たちに「めちゃくちゃ最高だった!!」と伝えられたのもよかった。
その日のうちにもう1回飛べるほど、やみつきになった。
本当に最高だった。

高所への恐怖心がなくなっていた

目の前の景色を堪能しているため、怖いことを想像する意識にならない。
「怖いことは起きない」という根拠のない自信をもっていることも関係ありそう。
インストラクターさんがいることも安心感に繋がっている。
変わったな、私。
いい変化!

今回得た教訓

  • 酔いそうになったときに叫べば、叫ぶほうに意識がいくため、酔いが少し和らぐ。

  • 笑顔で飛んでいれば、強風でも呼吸しやすい。

  • めちゃくちゃ日焼けする。

  • すべて意識次第。何を意識するか選ぶのも自分次第。どうせ選ぶなら、楽しいほうへ。


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