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みずたま模様なタビ -2-【旅日記】

本日も、なぐなぐツーリスト(なぐツー)のツアーに参加いただき、ありがとうございます。 長野県は篠ノ井線、行きつ戻りつのタビ、前回の続き、はじまりはじまり~

本日は、鉄道ファンならずも、旅好きなら一度は行ってみたい場所。

そう、姨捨おばすてでーす。


■ 行きつ戻りつ

前回からの続き、タビの旅程を覚えてらっしゃるだろうか?

そう、「行きつ戻りつ」だ。
宿泊地、長野県の松本駅を出発して、明科駅で途中下車、廃線道を歩いて行きつ戻りつ、したところでしたね。

そして、その廃線道の途中「スイッチバック」跡、覚えていますか?

実は、スイッチバックは、廃線だけじゃない。ここ姨捨は、現役バリバリのスイッチバックが見れるのだ。

そして、ジグザク走行、スイッチバックするという事は・・急斜面でしたよね。

そう、「景色もいいの」だ。


◇◇

前回、明科駅を11:24に出ましたよね。すると、ここ姨捨駅には、11:53に到着する。(西村京太郎サスペンスの匂いが・・笑)

スイッチバックを模した案内板、ステキ!


乗ってきた電車が、スイッチバックする様子をホームで見送りする。そして、駅舎で「姨捨棚田 散策マップ」をゲット。ここは、急斜面なので棚田も有名なのだ。

その後、駅舎を出て、マップ片手に、線路脇を歩き始めると・・


ちゃちゃちゃーん、ちゃちゃちゃーん、

なんと! 普通列車しか止まらない姨捨駅に、コイツが・・

コマ送りでどうぞ!

長野から松本方面へ特急通過・・


通過、と思ったら、停止


バックオーライ


そう、明科駅11:24の電車に乗れば、貴重な特急が入線する様子を、線路脇で見ることができるのだ。西村京太郎なら、ここで事件が・・

※この特急(信州2号)は、2022年6月までの臨時運行、気になる方は、いそげ!

■ 14時09分 姨捨駅 発

つぎは、鉄道から離れ、棚田散策なのだ。芭蕉や、浮世絵にも描かれた「田毎たごとの月」。姨捨駅から歩いて散策できる。

電車を一本見送り、その次の電車(14:09)まで、2時間ノンビリ散策しよう。

田植えは、もうすぐ

水が張られる直前だったので、準備に大忙しな方々の邪魔にならないよう、歩く。


テクテク


あれ? 何か忘れてませんか?

スイッチバックよりも、棚田よりも大事なものを・・

じゃーん!


さんぞくやき~


疲れたカラダが喜ぶ、ガッツリ系(笑)


今回選んだ、休憩場所は「姨捨公園」
名所の、善光寺平が一望できる。

心地よい風、疲れが吹っ飛ぶ


マスク生活のご時世、電車内で食べづらい駅弁。人気ひとけの少ない高台でどうぞ、

ベンチに座り、第一次川中島の合戦の舞台にもなった平野を見ながら、思いをはせる。多数の犠牲者を出した戦争なのに、400年も経つと上杉謙信も、武田信玄も地元の英雄なのだ。不思議だね。

最近は、なぜかこんな史実にも心が「みずたま模様」になる・・


そして、川中島の合戦の100年後に、松尾芭蕉も訪れた。

月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也。

奥の細道

「行きつ戻りつ」のタビ

行きかう年も旅人  なのだ。

山賊焼を食べながら、旅ってなんだろうなぁと思いを巡らす。

※実際に、松尾芭蕉が「奥の細道」の旅に出たのは、ここを訪れた翌年のようです。(なぐなぐ調べ)


はい、歩き旅「は」、ここまで
あとは、美味しいお酒と、松本市ビジネスホテルでの安眠が待っている・・・

本日のお食事

右:黒澤酒造(IZUTSUCHO Pero)
左:北安醸造(居谷里 7年熟成古酒)


ジューシーなお酒と、じんわり古酒の共演。合わせる料理は

ウマ馬&チーズ


揚げ蕎麦 サラダ


ごちそうさまでした!

さあ、お宿に帰ろう



へ、へ、へ、

忘れてませんか、前振りしていた、西村京太郎さんを


■ 20時53分 長野発

じ・つ・は、姨捨駅から14:09に出発した電車は、南の松本に戻る電車ではなく。北へ向かう長野行きであったのだ。

そう、上記の居酒屋は長野駅前のお店なのだ。
美味しいお酒と料理を食べるため。

だけじゃない。

これが見たかったのだ。


やけぃにキレイな夜景


深夜の長野駅から松本駅へ向かう普通電車内は、地元客ばかり

「わーきれい!」と、はしゃいでいるのは、我々だけ。少し恥ずかしいが、いいのだ。童心に戻る。

いよいよ、姨捨のスイッチバック、そして駅に入線

電車のドアが開けば

すばらしい善光寺平の!田毎の夜景が!



あ”ーーーーーーー!!!!



痛恨のミス


駅舎(階段)が邪魔で、扉が開いたのに、夜景が み・え・な・い・・・

先頭車両に乗る必要があった。_| ̄|○


みずたま模様の心をなだめつつ・・

やむを得ない。
プロが撮影した、記念乗車券でお楽しみください。m(__)m

姨捨駅では、記念乗車券しか売ってません



さぁ、ホテルに戻って寝よっと!


■ みずたま模様なタビ

あっという間に、あさ~!

今回のお題、「みずたま模様」でしたね。「松本市」で「みずたま模様」といえば? そうでーす。このかた


かぼちゃ(黄色)-草間彌生-


締めくくりは、文化芸術満喫のタビ。訪れた日が松本市美術館の無料開放日で、ちょっと得した気分でした。エヘッ

はじめて、草間彌生さんの作品をじっくり見ました。少しだけ、彼女の内面を観た気がしました。見た目のポップさとは異なる、孤独、プライド、平和への祈り、を感じることが出来ました。

前庭にもオブジェ


中庭には、二羽にわとりじゃなく、サイン入り自販機


最上段のみずたまコーラは、売ってませんので、あしからず。


あぁ、雨がパラパラきた。

みずたま模様なタビ、雨模様で締めくくりです。私も草間彌生さんと同じく、平和を祈りつつ





あーめ ん




(おしまい)


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