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こじょうのほとり? いや湖上駅なのだ 【旅日記】

本日は、
『輝け!! ローカル駅への旅!』 ~ なんでこんなところに駅? ~
と、題してお届けします! 

最近、連続して大井川のほとり、島田市のお酒を紹介したので、そのままの勢い、大井川つながりで行ってみよう! 
大井川上流の旅、はじまり、はじまり~


◇◇

「ここかなぁ?」

「あっ!」  こっちだ!

そこは、山間やまあいの集落、その近くに設けられた、狭い駐車スペースを見つけ、車を停める。

「駅」は、こちら

案内板もある、よし! ハイキングシューズに履き替え、日よけ帽子をかぶる。梅雨入り間近、一番茶を摘みおえた茶畑に、新たな若芽の息吹。若芽が、日差しを浴び、背伸びをしていた。
顔を上げると青空と雲、心地よい風が吹き抜ける。

バン!

車のラゲージルームから、ディバックを取り出し、ペットボトルを入れる。

準備万端、レッツゴー!


◇◇

え? 何しているのって?

駅に行くのですが、何か?

駅へは、ここから歩いて15分くらい、この駐車場から林の向こう側に、山?を越えていく必要があるのだ。歩き出すと、すぐに林道。登り始める。日陰とはいえ、じんわりと汗ばんできた。そして、 ピークを越えると、


おおっ! 線路が見えた!

今度は、下りだ。反対側は、階段になっている。
階段を降りると、、



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水面に架かる鉄橋だ、脇が歩道になっている、この先が目指す駅だ。テクテクと線路脇を歩く、鉄橋の隙間、足元からはるか下、水面が覗く。汗ばんだ額に、水面を吹き抜ける風が、心地よい。ただ、高所恐怖症の方には、厳しい道のりだ。


だから、何をしているのですか?

駅に行くんだ、と言ってるでしょ!

駅には、何があるんですか?


◇◇

実は、駅舎に着いても、この駅の魅力は伝わらない。

なんだそりゃ~!


「灯台下暗し」 なのだ。

だから、何のために駅に・・・

いやいや、わかるでしょ、
遠くから見た景色が素晴らしいけど、近くにも行ってみたくなる、この気持ち。


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駅舎まわりをぶらつく、無人駅なのだ。無人駅どころか、所さんの某TV番組ではないが、この駅を生活のために利用している方は、多分いない。我々のような、ブラリストか、鉄道ファンくらいであろう。(私自身、鉄道旅も好きなので、鉄道ファンの端くれでは、あるが・・・)


鉄橋を歩いて戻る。(戻るんか~い!)
ちなみに、この鉄橋の名前「レインボーブリッジ」って言うんだ。つい、あの映画の真似したくなるよね。「封鎖せよ!」 

もう一つの目的地、この駅が見下ろせる、湖の反対側に回るためだ。湖上駅に行くよりも、分かりづらい道だ。やっぱり、飲み物を持ってきて正解だった。ペットボトルの「お茶」が美味しい。6月の日差しは意外にキツイのだ。

こっちかなぁ、と不安になりながら、今度は舗装路を進む・・・


◇◇

おお! これこれ! これを見に来たのだ。


じゃーん! これが、レインボーブリッジ全容


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先ほど歩いた鉄橋、真ん中の半島部分が、「奥大井湖上駅」である。

なぜ、こんなところに秘境駅が・・・
実は、これはダム湖なんですね。「越すに越されぬ大井川」とまで詠われた大河、大井川だが、たくさんのダムで堰き止めてしまい、流量が減ってしまいました。車で戻ると、このダム湖を造った「長島ダム」も見学できます。

そして、ダムに沈んだ街のことも忘れてはいけない。

◇◇

はい、これが今回お届けした『ローカル駅の旅』でした。

ローカル駅へ行くのに、電車ではなく、車と徒歩で行くという謎な旅でした。電車も写真に収めたい方、電車で訪れたい方は、大井川鐵道のホームページで運行状況を要チェック! 台風、大雨、コロナなどなど、色んな諸条件で、変化してます。

次回は、電車で来ます、必ず。

ふう、やっと車に戻ってきた。心地よい汗をかいた。

ディバックに入れた、ペットボトルのお茶を飲み干し、すっかり空になってしまった。お茶大活躍である。

そのお茶は、もちろん 



お~いお茶



(おしまい)



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