北の湖なのだ -2020- day2
「しかりべつ湖コタン」2日目!
前日夕方から降り続いた雪は、朝になっても止む気配がない。そんな中、本日は森の中を散策なのだ。
「ホテル風水」の道をはさんで真向かいにある「然別湖ネイチャーセンター」から しゅっぱ〜つ
ほぼげんせいりん
スノシューを借り、雪道をガシガシ進む。雪道と言っても人が踏みしめた ケモノ道があるだけ。
ガイドの後ろを歩く事 5分、あっという間に「シーン」とした森の真っ只中。降り積った雪が、前日までの動物たちの痕跡も綺麗に上書きし、清廉な墨絵の世界だ。
殆ど人の手が入っていない原生林状態の森、よく見るとクマゲラやシカの痕跡、厳しい冬の中、春の準備に忙しい植物の木先の固蕾。
うわーっ!
少し横道にそれると、スノーシューを履いていても 太ももまで足が埋まる。
ここで、コーヒータイム! 周りを踏みしめると、あっという間にテーブルが完成! ドラえもんの道具は不要なのだ。
下界へ
散策を終えると、お腹が空いたのだ。 自然界から人間界に戻る。
麓の町までメシを探しに行こう!
その前に、車の「雪かき」をセネバ
と、思っていたら 「してある!」
素晴らしい!
ホテルのサービス。雪国ならではのサービス、思いもつかなかっただけに感動である。
十勝晴は?
しかし、あっという間に雪が積もってくる。さっきまでは、「新雪の森もいいねえ」、と言っていたのに、思わず口からは「十勝晴はどこ行ったの?」
鹿追町の中心地まで来ると、昨日通り過ぎたときには 殆どなかった雪が、アスファルトに降り積もっていた。
鹿追町の特産品に「ソバ」、「ゴボウ」がある。
という事で、「ゴボ天ソバ」
「温ソバ」と「冷ソバ」があった。家族で食べ比べる、私の好みは「冷」
外は寒くても店内は暖かいし、冷たいツユの方が麺のコシが感じられ おいしかったのだ。
興味のある方「麺処 しかめん」で検索すれば 辿り着けると思います。
十勝嵐!!
ノンビリ食していたら、ますます雪が降ってきた。と言うか、「風」が強くなってきた! 慌てて車に乗り込む、ホテルに戻るんだ。しゅっぱ〜つ
帰り道、風雪よけのフェンスが途切れると、「わーっ!」と声が出るような横殴りの風雪が押し寄せ、車体が軽く揺れる。同時に、目の前が真っ白になり視界を失う。
風通しの良い平野を抜け、山道に入ると風が少し落ち着いて来た。
うあ“ぁ〜っ!!
と、思っていたら、雑木林に守られた道は途中までであった。ぐんぐん上っていくと、普段なら見晴らしの良い場所が、、恐怖の強風吹きっさらしとなっていた。 突然、
「うあ〜っ!」
斜め下から白い風が、吹き上げてくる。
「ホワイトアウト」全く視界がきかない。思わず、ブレーキを踏んで車を止める。視界が空ける、車を進める。直ぐにまた風が強くなる。
少し前、我々を追い抜いて行った車が、引き返して来た。断念したらしい。しかし我々は、行かねば。今夜のお宿なのだ。
ふぅ
宿に着いた時には、午前中の「森の散策」よりぐったりしていた。北海道の自然の脅威、その中で暮らすことの大変さを垣間見た ひとときであった。
リラックスするには、お風呂だよね!
本日は、念願の「氷上露天風呂」にチャレンジ!
もちろん、脱衣場の床も壁も氷! そして、脱衣場は土足厳禁。
靴と靴下を入口で、素早く脱ぎ捨てる。「ウ〜ッ」服を脱いでいる間にもじんわりと足が・・・
「アゥ アゥ 」
大発見なのだ!
夏の砂浜以外で、足を交互に「その場足踏み」するシチュエーションが、存在したのだ。よし!脱げた! 湯船に、しゅっぱ〜つ 否! ダーッシュ!!
「ア“〜ッ」 と、叫びながら、湯船にドボン
「はぅ」 (1分経過・・)
「ふぅぅ」(5分経過・・)
気持ち良すぎ なのだ(湯船は氷じゃありません^_^)
#混浴なので写真は、、(^_^);
風呂上り、本日もやってきました。「アイスバー」、ここではボトルキープならぬ、氷の「グラスキープ」が可能なのだ。と、言っても日中も零下の世界、そのままで溶けないのだ。逆に、ビールが凍らないように、カウンター後ろの冷蔵庫に入っていた。。
露天風呂で火照った体に着込んだウェア、そこに極冷アルコールを流し込む。
「うまいねぇ」
明日は、きっと「十勝晴」 嵐は、ジャニーズだけで良いのだ。
祈りながら、グラスを傾ける。
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