【仕事の話】未経験で飛び込んだ船の仕事の話
そろそろ、「🛥️と🤿の人」らしい内容の投稿をしようと、暖めていた海の仕事の話です✍️
オンラインイベントなどのゲストで、私の経緯を語る事があっても、文章で残す事はしていなかったので、少しずつ残していければと思います😊
『未経験と好きな事』
当時30代半ばの私は、悩んでいました。
この先の人生をどうしたいのか。
結婚して、子ども3人を授かり、一戸建てを購入して…家庭内はともかく、世間から見たら、絵に描いたような家族。
このまま年をとって、このまま深夜パートをしながら、1度しかない人生に挑戦しないで、死んでいくのだろうか…と。
当時、すっかり海に想いを馳せていた私は、深夜のパートをしながら、時間と家計の隙を見て、ダイビングのライセンスと2級小型船舶操縦士を取得していたのです。
しかし、趣味でダイビングをするにも、ボートをレンタルするにも、お金がかかるのが現実。
まったく、海とは無縁の生活を送っておりました。
■ダメ元から始まった就活
30代半ば。既婚者子持ち。パート。
職歴は、10数年前の経理事務と現在進行形のパート。
海の仕事を希望する上で、資格に頼るしかなかったのです。
自分が「納得するまで就活をしてみよう」と、久しぶりに履歴書と職務経歴書を作成し、その内容を見ながら、ガクッとしておりました。
小型船舶操縦士で引っかかる求人を探し、3社に応募。
正直、右も左も分からない業界であり、業務内容もイマイチ分かっていない状態の応募でした(笑)
■現場女子デビュー
2社は書類選考で不採用だったのですが、第一希望の企業に採用が決まったのです。
船舶運行管理会社のマリーナ担当。
主に、小型船舶管理、メンテナンス、クルージングのクルーなど、30代半ばにして、初の現場女子デビューしたのでした。
未経験という事もあり、週2のバイトからのスタート。
青いツナギを着て、ポニーテールに帽子を被って、マスク姿。
見た目は仕事できそうな格好から、海の仕事ライフが始まったのです。
■目の前に海!そして、船が並んでいる!
職場に関しては、私にとってはご褒美でしかなかったのです。
仕事中は、海風と波を感じることができる。
天気だったり、風の向きだったり、海水の色、太陽の光加減、匂い、
透明度、集まってくる魚の種類、潮の高さによる桟橋の景色。
遠くには、大きなタンカーや豪華客船、小さなプレジャーボート、
遊漁船など、いつも海の景色が違うのです。
幸いな事に、私は滅多に船酔いをしないのです。
もちろん船内で何かに集中していたり、うねりがあったりすると、
ダメな時はあるのですが(笑)
それよりも、ものすごくハードワークだったのです。
学生時代は、運動部だったわけでもなく、普段から運動していたわけでもないので、タフではあったけれど、体力はなかった。
夏は暑く、冬は寒い。
青いツナギは汗で重くなるし、ツナギの防寒対策は、毎年悩まされる。
海水を浴びる事はあるし、大雨の中で船を洗う事もありました。
1日中エンジンルームにこもる事もあれば、オイルまみれになったり、エンジンと向き合う日もたくさんありました。
真夏は炎天下の中、化粧や日焼け止めを付けてても、結局落ちる。
マスクに汗がたまる。
毎年、一気に黒くなっていく。
しかし、「海が好き」と「船が好き」がしっかりマッチして、キツイ作業の中でも、好奇心が働いて、挫折する事はなかったのです。
今でも、初めてのクルージングの帰りに、夕日を見て、泣いたことは今でも忘れられません。
■やってみなきゃ、合う合わないは分からない
オフィスワーク、店内での接客業しか経験のない私にとって、海の仕事を選んだのは、賭けでした。
どこまで、自分は本気なのだろう。
どこまで、やったら根を上げるのだろう。
もし、船舶の知識と経験を得る事ができたら、
私は海の仕事を、一つの選択肢として増やす事ができる。
筋肉痛になったり、怪我して帰ってきたり、「好き」という気持ちで、「どこまでできるのだろう」と、そんな想いを抱えながら、海の仕事をしておりました。
次回は、船のお仕事内容を執筆予定です✍️
日記を参考にしながら、投稿できればと思います😊
Nagiko
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