見出し画像

価値観崩壊のバンコク5日間の旅3日目  衝撃のコンドミニアム見学


朝は7時に目が覚めた。
今日の天気予報は雨の予報なのだが空を見ると晴れ時々曇りと言う感じだ。
6月のタイは雨季に当たるらしく、雨が降っていてもおかしくは無いのだが、私が到着してからまだ一滴も雨に降られていない。
もともと晴れ女なので、あまり雨の心配はしていないのだけれども、果たしてこのまま雨に降られずに過ごせるのだろうか。


朝のフルーツも美味しい



朝食会場ではやはり日本人が多く、他は中国人たちが多かった。
昨日のニッコーバンコクのプールで見た中国人たちから考えてみても、おそらく中国人たちは日本のホテルをわざわざ選んで宿泊すると言う事は、日本のサービスクオリティーの高さを知っているのだと思った。


ホテルニッコーバンコクのプール

欧米系のホテルや中国系のホテルがもしあるのであれば、そこに泊まってもおかしくないのに、わざわざ日系のホテルを選ぶと言うところに、彼らが日本のサービスブランドを信用していると言うことを感じる。

日本はインバウンドが大変多くなり、それに伴い東京の宿泊料金も上がっていると思うが、中国人の人たちはそのサービスブランドに対する信用の対価として、高いホテル代を払ってくれると思うので、日本のサービスのレベルはちゃんとお金になっているんだなと、思い、なんだか嬉しかった。

部屋に戻り、ホテル移動のための準備と旅の記録を残し、今日の予定を確認する。日本にいる時よりも日本人にたくさん会っているような気がするのは気のせいだろうか。今日もたくさんの学びを得て1日を締めくくりたいと思っている。


BTSと呼ばれる、電車が中心街を走っている

先日オフ会でお会いした不動産関係の会社をしている女性とランチに出かけた。
ランチの場所はアソークと言う駅に直結している「ターミナル21」と言うショッピングモールの中のフードコートでということだった。


ターミナル21の館内


各フロアが国や都市をモチーフにしている


レストラン街には、日本食レストランがたくさんあり、知っているお店が本当に多く入っているのを見かけた。値段も今のところ日本とあまり変わらない金額で日本食を食べることができるらしい。


見慣れた看板
日本食レストランがたくさんあるのがお分かりだろうか
値段は日本とほぼ変わらなかった


メニューも日本語

最上階フロアに行くと、そこはまさに大きなフードコートで、かつタイ料理だけではなくて、西洋料理ベトナム料理、いろんな料理が展開している。さらに驚いたのはその値段の安さだ。一食120円とか200円位で食べれてしまう。
メニューがたくさん並んでいて、だからこそ地元の人はもちろん、世界中からの観光客がいて、「We are the world 」の曲が流れてる気がする。ここは朝から晩までいつも満席で、一つでも席が開けば、すぐに誰かが座り、世界中の言葉が飛び交う、異質の空間だ。


世界のキッチンっていう感じ


待ち合わせの時間になってお会いする人がやってきたので、できたらここでご飯を食べたいと言うと、このフードコート独特のクーポンの買い方を教えてくれた。自分で100バーツまたは150バーツ200バーツと言うふうにお願いをすると、入金済みカードが渡され、そのカードでそれぞれの自分の好きなメニューのところで支払いをすると言うシステムになっている。


このクーポンで支払いをする


QRコードで支払ってる人もいたので、キャッシュレスも可能だと思うが、このアナログ式も体験としては面白い。食事後にこのカードにお金が余っていれば、帰るときにこれを返却するとお金を返金してくれる。
私が勧められた金額は、150バーツ。
日本で言えば、600円程だ。これだけあれば、十分にご飯とドリンクとスイーツも食べれますよ、と聞かされ、言われた通り150バーツのクーポンを購入した。
私は気になっていたベトナムのフォーを頼んだ。


ベトナムフォーだけで、200円!!


食べ物別のカウンターの上には、写真と料理名、値段と番号が書かれたボードが設置されていて、スタッフに番号を伝え、専用の機械にカードをかざすと支払いが完了する。
言葉がわからない外国人でも、問題なく注文と決済ができるこのシステムは、国際都市バンコクならではだな、と感心した。

私の「フォー」は、40バーツ。つまり160円!多分税込200円。
帰りの時に精算をしてみると、100バーツ、400円ほど戻ってきたので、その安さに驚いた。

お会いした方が「フルーツジュース美味しいですよー」と言ってご馳走してくださった。
これもとてもおいしかったし、何より人が本当にたくさんいて、かつ国籍も様々でまさにインターナショナルシティーだなぁ、と、この雰囲気さえ楽しめる。


10バーツは、40円



このお会いした方がバンコクのこと、そしてご自身がタイ移住して今の仕事をされるまでの経緯をお話ししてくれた。

この方はバンコク在住6年。
いろんなコミュニティにも顔を出してらっしゃるようで、お話を聞いているだけでも、とても楽しかった。
と、突然「この後コンドミニアム見にいきませんか」
と誘っていただいた。なんでも、近々お客様をご案内する予定の物件の写真を撮りに行くから、一緒にみませんかと言うものだった。
こんな機会はなかなかない、と思い、もちろん喜んでついていった。
トンロー駅から少し離れたところにある、新しいコンドミニアム。
同じ敷地に3棟もあるようで、電動トウクトウクで行くと、ゲートがあり、そこには2人のガードマンが立っていて、セキュリティは万全だ。

電動トウクトウク


コンドミニアムは、日本で言うタワーマンションで、「まずは設備からお見せしますね」と言って、コンシェルジュのお姉さんが2人もいる一階からエレベーターで上がっていくと、そこはプール。


プールその1


30階のフロアに突き出るように作られたプールには、たった1人の人がデッキチェアにいるだけ、と言う贅沢。
さらに、3棟全てを自由に使えるそうで、すべての棟に一つづつプールがあるので、日替わりで変えても良さそう。


プールその2


それ以外に、カウンターバー、ストリーミングシアター、ミュージックシアター、ミニシアター、コワーキングスペースになるミーティングルーム、ジムまである。


大浴場も予約制



パーテイルーム
ミニシアター!
コワーキングスペースや、お友達と会話できるスペース
ここにいるだけで幸せ
奥にはビリヤードもあった


至れり尽くせりで、この棟の中だけで充分に生活ができそうだ。
プールとジム以外は、全て予約制。住人ならば誰でもよやくできるらしい。
これらすべて含めての家賃設定。
さて、いくらなのか?
当然、こんなところは富裕層しか住めない、きっと家賃100万くらいだと思った。

しかしこの家賃が、私が以前住んでいた東京都内の30平米位の家賃とほぼ同じだったのだ‼️

当然私が住んでいた都内のマンションには、プールもなければ、ジムもない。
空いた口が塞がらなかった。。。
すぐに出てきた言葉は、これだった。


「日本人かわいそう」
いや、私も日本人なんだけど、
いや、私もかわいそうなんだけど、
もうショックすぎて、ボーゼン。
なぜ日本はこんなに住環境に恵まれていないのだろうかと思うと同時に、こんな生活がこのくらいの家賃で可能なのが驚きだった。

自分たちが見てきた世界が全て、だと思ってしまうが、世界は広いし、国によって感覚も感性も違うことをまざまざと見せつけられた。
住人の人たちとすれ違ったが、ほとんどが白人の人たちで、おそらく海外から移住してきているのだろうが。そりゃ、住環境に恵まれた国で育った彼らでも、ここに暮らしたいと思うよね、と思った。

その後部屋を見せてもらうと、家具、家電は全て備え付けで、スーツケース一つで引越しができるのが、バンコクのスタンダードだとわかる。


リビングルーム


キッチン
ベッドルーム
バスタブもある


これも、引越しを多く経験してきた私にとって衝撃で、あのダンボールに荷物を詰め、家具、家電を引越し屋さんに運んでもらったのは、なんだったのだろう、と、もう言うべき言葉は、「すごいですね」以外に、何も無くなってしまった。

知らないから、またこれが普通だと思って日本の住宅に住んでいるが、知ってしまったら住む場所さえ、考え直すきっかけになるのかもしれない。
さらに最寄りの駅まで歩くと15分ほどだが、30分ごとにシャトルと呼ぶ無料送迎付き。至れり尽くせりとはこのことだ。


ジムはバンコクでは標準装備らしい
こんな景色を見ながらエクササイズ
一階にあるレストランもおしゃれ

希望すれば別料金で、メイドさんにお掃除もお願いできる。
まだまだこのショックを吸収できないまま、トンロー駅に到着し、お礼を言ってこの女性と別れた。
その国の住宅事情と言うのは、海外旅行に行っただけではなかなか見ることができないが、不動産を扱っているお仕事をしている方と知り合ったことで、バンコクの新しい住宅事情を知ることができて、本当に良かった。

今日の予定はまだ終わらない。

別の女性経営者とデイナーの約束へと向かった。
「イタリアンが食べたい」と伝えると、バンコク一のホテルと言われる「マンダリンオリエンタルホテル」のイタリアンのレストランを予約してくださった。
一度は訪れたいと思っていたホテルだったので、この方との好みが一致したことに感謝した。


マンダリンオリエンタルホテルのロビー

ゴージャスと言う言葉がぴったりの正面玄関。
重厚な空間。
物語がいくつも語られそうな、次々に現れる個人の邸宅のようなテイールームとレストランを抜けると、リバーサイド沿いのテラス席が並ぶイタリアンレストランが現れる。


まるで邸宅のよう

夕日を眺めながら、またはクルーズ船が行き交うのを見ながらお食事をすることができる、と言う贅沢なシチュエーションだ。


リバーサイドの景色を見ながらのデイナー

この日のディナーのお相手は、9年前にクアラルンプールでのビジネスミーティングで一度だけお会いした方だ。バンコク在住8年位の方で、いろんな国々に住んだ経験を持つ人だ。
とても可愛らしい雰囲気なのに、仕事はバリバリとこなす、素晴らしい女性だ。
たった一度しかお会いしていないので、まずはお互いの近況について話をした。
その間もオーダーした美味しい料理が運ばれてくる。
全てが一流だ。


美味しかった

何よりのご馳走は、この景色かもしれない。
美しい景色と美味しいお料理、そして楽しい会話。
至福の時間とは、こんな時間のことを言うのだろう。
 


スイーツが本当に美味しい
ホテルからのサービス


今回私は初めてのバンコクで、彼女を含めこれだけたくさんの人たちに会うことができたのも、そして知りたいと思っていたことを皆さんが教えてくれたことも、全て私が少しだけ視野を広げたことから始まった。教えていただいたことは、なかなかオンラインでは手に入らないし、貴重な知識ばかりだった。それらを惜しげもなく、皆さんが教えてくださることに、本当に感謝しかない。


ホテルの玄関

帰りはGRABタクシーの運転手さんの気の短い運転に、少々ハラハラしながらも、無事にホテルにたどり着くことができた。
今日は予定がびっしりで、ゆっくりと味わうことが全くできなかったが、実は今日からの2泊は、マリオットホテルバンコクに宿泊している。
マリオットカードのステータスが上がったことによって、朝食無料、ラウンジ無料、お部屋はスイートルームにアップグレードしてもらえた。


スイートルームのベッドルーム

こういう経験もなかなかできることではないし、スイートルームに泊まるほどの金額は全然払っていないが、これも昨年世界一周に行った時に作ったカードと、それ以降使ったホテル代のおかげでのような素晴らしい経験をすることができている。
年会費は、ある程度かかるが、目先の高い安いと言うものの値段だけではなく、トータルで自分が得をすると言う事とはどういうことなのかをしみじみ感じた。


バスルーム

本当の意味で賢くお金を使っていく、とはどう言うことなのか、を実体験中のような気がしている。
明日は、せっかくなのでラウンジを使い倒し、プールにも行ってみて、せいぜいこのスイートルームを十分に楽しんで帰りたいと思っている。
まさに、お姫様のような生活をしていることが、何より嬉しい。
こんなことってあるんですね。。。



続く


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?