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世界一周ファーストクラスの旅42日目 バリ6日目  この旅最悪の恐怖体験





旅好きNagiです。

世界一周ファーストクラスの旅の途中です。

アラカン一人旅をしています。


バリ6日目で憧れの生活をしてみる


今日も朝食を堪能
ナシゴレンは定番
カフェラテも美味しい



私は、バリ滞在は2回目です。
2019年にバリに初めてきて以来、すっかりその魅力にハマりました。
そして、今考えれば「神々の島」の温かい恩恵を受けていたと思います。


前回の滞在中はバリに到着して、コテージに宿泊。
プールのデッキチェアで、本を読んだり、トロピカルドリンクを飲んだり、
暑くなったらプールに入る。

そんな欧米の観光客の真似をしてみました。



前回は2019年の9月でした
綺麗
クタのビーチ
オーストラリア人が多かったです


気持ちいい‼️
サイコー。

仕事と遊びの境目をなくすことができる絶好の場所だと思いました。
寒いのが嫌いな私にもピッタリ。


すっかりバリの魅力にハマりました。
少し歩いたところにコンビニやショッピングモールもあり、ワルンは試してないですが、ご飯も不自由はありませんでした。
そしてその滞在中に閃いたことが、その後の私の人生にはとても大事だったことに、後になって気づきます。

ただその時は、ひらめきを無視しました。




今回バリに来たのは、また何かのひらめきをもらったら今度は、ちゃんと言うことを聞こうと思ったからなのです。


そのためには、
デッキチェアで昼寝をしたり、仕事をしたり、泳いだり、本を読む。

そんな理想の生活を送っている環境を再現したいと思いました。


そこで、今日はお昼からデッキチェアを占拠。
心地よい風を感じながら、プールの水のそばで過ごしています。


この後、間に合えばアロママッサージにもいこうと思います。

ホテルでのマッサージは、グアムと東京で一回づつ経験がありますが、
普段はほとんど行きません。

楽しみです。


このホテルは毎晩生ライブをやっているので、昨日は暑くて部屋のバルコニーから聞いていましたが、今日はラウンジでモクテルでも飲みながら
楽しもうと思います。


人生は短い。

だからこそ、今日を楽しもうと思います。



と、ここまではホテルのプールサイドで書き、「あーこんな生活が理想」
と、すごくいい気分でしたが、人生、バランスですね。
良いことの後には、ハプニング。笑



さて、バリでのハプニングはなんだったのでしょうか?

ハプニングその1



プールを離れて、実は一つ計画がありました。
それは「マッサージを受けること」

いわゆる「スパ」で、この43日分の疲れを癒そうと思ったのです。

だって、安いんですよ。
ホテルで1時間のアロマオイルマッサージで、2,000円くらい。
0が一つ足りないくらいです。


プールでゆっくり


そこでオペレーターに電話。
でもこれがつながらない。。うんともすんとも言わない。

何度かやってみてようやくつながり会話しようとすると切れる。

3回くらいの電話で、なんとか「電話の調子がおかしい」と伝え、部屋までチェックに来てもらいました。

来てくれたのは、若い男性2人。
余分な脂肪なんてどこにもついてない、若さってこんなにすごいものだったんだな、と思わせる2人。
片言の英語で様子を伝えました。

日本だったらこんな時、大抵の確率で「中年のおじさん」
が来ますよね。
若いのはいいんだけど、「大丈夫かな」と言う心配もあります。

線をつなぎ直したり、失礼ながら私でも出来ることしかやってない。
おもわず口から「新しい電話に変えた方がいいですよ」
と言いそうでしたが、グッと我慢。



日本の電話だったら多分こんな故障ってないんでしょうけどね。
日本製品の強みは、故障が少ないことじゃないかとつくづく心の中で思いました。

一度OKになったようだったので、「ありがとう」と言って彼らに帰ってもらいました。
その後再度スパ予約の件で電話すると、また切れる。

えーどうしよう、と思っていると、部屋のドアベルが鳴りました。
多分フロントの人が伝えてくれて、あの2人のスタッフが戻ってきました。

先程変えた線とは違う線を変えて、なんとか修理完了。

予約は本当は今日が良かったけど、夜10時って言われたので、明日にしました。
今日の夜はライブを見るんだと決めていたので。


明日のスパの予約も取れたので早めにご飯に行こうと、調べていた日本料理の店に行こうと、徒歩10分くらいの場所まで歩いていくことにしました。

ここからハプニングその2が始まります。
これが、私のこの世界一周の最悪の恐怖体験となりました。

今日もタオルアートはかわいい


ハプニングその2


時間は夕方16時ごろ。

昨日行った、辛いけど美味しかったワルン(定食屋)を通り過ぎて、
さらに歩けと言うGoogleの指示通りに歩いていくと、だんだんローカル色が強くなっていきます。

家もボロボロ。
壊しかけた古家もたくさんある。


ローカルの人たちは道に座って、なにやら話していると言う光景が目に入ります。


まだお店がある通りは良いのです



外国人は普通立ち入らない地区だよなと言うことは感じていました。


とおりすがりに声をかけてくるおじさん。

無視しててもさらにどこから来たんだ、とうるさいので日本から、と言うと今度は日本語で「どこから。」と聞いてくる。
「大阪?」
と地名まで出している。


結構インドネシアで日本語で話しかけられることあるんです。

でも私は歩く速度を変えず、
しばらくして、「東京」って、嘘つきました。
すると「おー東京」って言ったきり、私の背中に声をかけるのをやめました。

多分、東京にびびった?
のではないかと思います。

全ての真面目に答える必要なんてない。適当に、と言うのがだんだんこの旅で身についているのを感じます。



さらに歩いていくと、住宅地に入り込みました。


犬がやたらと吠えているのが聞こえます。
最初は、家の庭にいる犬だと思っていたら、道のど真ん中に白に黒縁のポインター?と言う種類っぽい犬が立っていて、ワンワン私に、狂ったように吠えています。


よその犬が吠えてるから吠えていると思ったら、私に吠えています。

「え、怖い」


気づくと、周囲には誰も人は通っていません。
車さえ通っていない。
いくら、まだ日が明るいとは言え、「これはまずいぞ」センサーが
チカチカなり始めます。


この世界一周の旅の前に、世界一周をした方の電子書籍を読んでいましたが、「東南アジアの犬、野良犬は狂犬病の注射をしてないので、絶対に頭を撫でたりしないでください」と書いて
いたのが、頭をよぎります。


ホテルの近くは、ローカルっぽい土地です



くるっと振り返って、元に戻ろうかと思ったのですが、絶対に走ったら追いかけられると思って、後ろ姿を
見せるのも、果たして安全なのか、もわかりません。
ただ、その犬と目を合わせないようにして、歩みを止めないこと。
歩みを止めたら、襲い掛かられる気がしていました。


この時点で、心は恐怖感でいっぱい。
こんな恐怖心を感じたのは、いつぶりだろうと思うくらいの恐怖心です。


歩きながら、どうしたらいいのかわからず、ひたすら
「来ないで、来ないで」と呟きながら、私の10センチくらいまで
近づいて吠える犬に、この旅で最悪の恐怖を感じながら、ぞーっとする感覚を味わっていました。


どこか避難できる場所を探しますが、周囲は立ち入れない廃墟だったり、
家は門が固く閉じられています。


犬が少し諦めたかな、とおもっていたら、再度すごい勢いで私のすぐ近くまで走ってきて、
また「出ていけ」といわんばかりに、吠え続けます。


もうだめだ、と思った時、左に折れる道があり、その犬のテリトリーではない道かもしれないって思って、そこに入ると、犬はついてくるのをやめました。
吠えるのはやめませんが。。。



やっぱり、自分のテリトリー以外にいる人間のことは、追いかけないようです。


少しホッとすると、目の前の豪華な家の住人が、外の植物に水をやるために出てきました。

ようやく人の存在を確認して、
何かあったら叫べばいい、と少し安心し、冷静になり、ホテルまで戻ろうと思いましたが、またあの道に戻るのは絶対に嫌なので、住人が見える安全そうな場所で、「ゴジェック」をよぶことにしました。
ライドシェアです。


最初からライドシェアを呼べば良かったのですが、
10分なら歩こうかと思ったのが間違いでした。
ここは日本ではない。
それをつくづく感じました。


さらに冷静になって、「ライドシェアで元々いきたかった日本食の店に行けばいい」
と考え直し、予約すると200円くらいで行ける、と言うことがわかり、
かなり近いことがわかりました。


ゴジェックが到着するまで、生きた心地はしませんでしたが、
少なくとももう犬はいないし、吠えられてないので、少し安心でした。


この辺写真なんて撮る余裕がなく、
想像してください。。。


3分後に来てくれたらお兄さんは、フレンドリーな様子で、ほっとしました。


こんなところで外国人が何してたんだろうと思ってるだろう、と言う
空気感を感じたので、こちらから先に「迷子になったの。
犬に吠えられて怖かった」
と言うと、「あはは」って感じで、理解してくれました。
「きてくれて本当によかった。ありがとう」と心からお礼を言いました。



そこで、彼が「ワルン沖縄?l
と聞いたので「イエス」と言って、連れて行ってくれたのが、距離にしたら
多分200メートルくらいの、ごくごく近い場所でした。


店内には日本語メニューもたくさん
誰もいなかったです
10年以上のお店です
漫画もいっぱい




Googleマップは頼りになりますが、危険性などは一切考慮されず、
ただ一番近い道を提示してきます。
先進国ならばある程度それでいいと思いますが、バリ、インドネシアのような途上国は注意が必要です。


私も事前情報と野生の勘と、スマホと、ライドシェアを使い慣れていたこと、幾らかの冷静さと、
安いバッグなどの装いと、
日が高い時の行動だったことに助けられました。



もう二度とローカルエリアに足を踏み入れては行けない、と思いました。


年収が10倍も違う国の人たちが、多くいるエリアに入れば、
私たち先進国の人間は、狙うターゲットになります。

今回、ローカルな人に何か怖い思いをさせられたわけではありませんが、あの野犬が放し飼いにされているのも、
きっと安全対策ですよね。
空き巣や強盗から家を守るための。


幸い、10分後には何事もなかったかのように、ワルン沖縄で日本食を
食べていましたが、(この場所は大通り沿いに面していて、少し安心の
エリアでした)一歩まちがえたら、今頃私は狂犬病で死んでたかもしれません。



もちろん事前に防ぐことはできました。
私の判断ミスですね。
人に対して警戒はしていても、動物には警戒心が足りなかったです。

「安全はお金で買う」

その通りです。
先日の100円でご飯が食べられたワルンでも、私は完全に外国人。
皆さん優しかったから良かったけど、
普通は外国人が行かない場所だったのだと思います。

だから少し高くても、外国人がいく店に行くしかないな、と思いました。

ワルン沖縄



わたしがたべたものは次の通りです。

だし巻き卵
サバの塩焼き
枝豆
味噌汁
しゃけおにぎり
さんぴん茶

これで1900円くらいでした。


塩か、辛い香辛料か選べます もちろん塩にしました
塩サバが美味しかったー
日本人でよかった
大根おろしが嬉しい


高いと言えば高いですが、この土地でほぼ日本と
変わらない味を出しているので、当然だと思いました。
また、観光客が安心して食べられる、英語も通じるのですから、
それも含んだ料金だと思います。


開放感があるスペースで、とても綺麗でした。
大人数で行くのでしたらきっといいと思いますよ。


ホテルで何事もなかったかのように、モクテルを飲みながらライブを聞く




ホテルには、歩いて帰りました。
(懲りてない。。。)
ただし、Googleの言う通りではなく、大通りを歩いて帰る、
と言う方法を取りました。

なんとなく方角的に、サンセットロードという大通りを歩いて帰れるって
思ったんですね。
すると一応信号も歩道もあるので、少し安心して、早歩きでひたすらホテルを目指します。


何事もなかったかのように、日は暮れていく


マップを使って方角は正しいことを確認しつつ、歩く歩く。
途中白人のカップルが、スマホを確認しながら歩いてくるのとすれ違いましたが、それ以外誰も歩いていません。
これが夜だったら絶対に怖くて歩けません。
街灯の数も少ないし、そもそも人が歩くことを想定していないのですよ、道路が。


あと10分、あと5分。

思わず、昨日行ったショッピングモールを少し通り過ぎて、戻り、あとはホテルまでの道はもうわかります。

安心して、少し歩く速度を落としました。



フロントに用事があり、座って待ってると、ー昨日わざわざ挨拶に来てくださったマネージャーが「何かありましたか」と聞いてくれました。
そこで、用事を伝え、チェックインで忙しそうなフロントを見ながら、「少し待ってるから大丈夫です」と言うと、「僕がお手伝いできますよ」
と言ってくれました。


あー、これこれ、人にお願いする練習だ、と思いました。

そしてこのマネージャーは、私の用事を別のスタッフに依頼すると、
遠くから目配せで「彼女がお手伝いします」
と伝えているのがわかり、私も手を合わせて「ありがとうございます」
と返しました。

用事が終わり、すぐ近くにあるラウンジに入り、モクテルを注文。
18-30から始まるライブを待ちます。



ここは、観光客の場所 ほっとします
ミントが盛りだくさん
観光客が次々に
安全な場所です

屋外のラウンジで、左手にはフロントがあり、次々にやってくる世界中からの
ゲストを見ながら、今日の出来事を思い出していました。



「移住」は私には無理。


結局移住しても、日本と同じレベルの生活をしようとするはず。

移住している人たちは、おそらく税制上のメリットがあることが一番で、
そこでも富裕層外国人んとしての生活をキープしている。
それを私は望むのか、と言われたら、望んでないことに気づいていましたが、確信が持てました。


私の最大の問題は、日本の冬。
冬になると体調が悪くなりますが、
あれは寒さで血管が収縮するからだと思います。
だから、寒い時期だけ、外国人として温かい国にしばらく滞在できたらそれで十分です。

稼ぎ方については、いろいろと選択肢があるように思うので、必要なだけ稼いで、投資の比率を増やせば、それはそれで十分に満足な生活が送れる気がしました。


恐怖体験の意味


何事も勉強ですね。
何かに気づかせるために、この体験があったのだと思います。


観光と移住は全く違うことが、
よくわかりました。


自分のことがよくわかったと言うことが、一番の収穫です。
何を望んでいて、何を望んでいないのかが分かりました。
そして心から納得していることが、一番です。

明日からは、観光客に徹します。
皆さん野犬にはお気をつけください!

守ってもらえて、本当によかった。全てに感謝です。



数時間ここにいました
日替わりで歌手が変わりますが、この日の方が
一番声が素敵でした












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