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モロッコ1人旅。サハラ砂漠で金持ちオヂに貢がれる

こんにちは、ナギチャンです。
約2週間前にモロッコへ1人旅してきました。

計10日間で、旅程はこんな感じ。
マラケシュ(巨大マーケットや旧市街)→エッサウィラ(漁師町)→フェス(迷路の街)→シャウエン(青い街)→メルズーガ(サハラ砂漠)

今回は最後の地、メルズーガ(サハラ砂漠)の写真日記になります。
メルズーガに至るまではnote投稿済みなので、あわせて読んでいただけると嬉しいです!

✈✈✈

2024年9月18日

フェズから深夜バスでサハラ砂漠のあるメルズーガに向かう。9時間バスに備え夜ご飯。多分だけどこのサンドイッチのせいで翌日お腹を壊した
深夜バスの中。車特有の匂いが苦手なので服に香水かけて鼻と口をおさえるスタイル。私以外に10人くらい乗車してる。なんでかみんな座って寝てる、こんなに席余ってるのに。私だけ寝転がってお行儀悪いみたいだけど、さすがにこっちが普通

途中3回休憩所に止まってくれるんだけど、トイレには絶対にトイレットペーパーはありません。持っていきましょう!

2024年9月19日

朝5時にメルズーガ着。
寝転がったおかげでよく寝れたし9時間移動余裕だった◎

予約してたキャンプのスタッフがお迎えに来てくれ、道無き砂漠を車で走る。なんで方向わかるのか謎。上下に揺れまくって、別のことを考えてないと吐き気を催しそうだった

注意2つ目。キャンプの方々は宿泊費ではなく送迎費で稼いでいるよう。
実際に私が宿泊したところは1泊2日で36€、バス停ーキャンプ往復50€(7000円くらい)。
キャンプに宿泊するときは送迎費を必ずチェックしましょう!

朝5時のサハラ砂漠。夜が明けるまで寝る
夜が明けた!ここが宿泊したキャンプ。ここ以外にも、砂丘の谷部分にキャンプがたくさんありました
一面、絵みたいなサハラ砂漠。vivantごっこをしようか、duneごっこをしようか
お昼ご飯。タジンとサラダとメロン。このタジンはオリーブ味が強くてあまり好みではなかった
朝到着した時に数名宿泊客がいたのですが帰ってしまってひとりに。夜来て朝帰る人が多いらしい。でも猫ちゃんゲバラ君と二人っきりで全然寂しくない!!!!!!砂漠にさえ猫ちゃんがいる国
人懐っこすぎゲバラ君
お持ち帰りしたすぎゲバラ君

この日は夕方から砂漠ツアーを予約していました。
ベルベル人のお家にお邪魔したり、歴史的な場所に行ったり、ラクダに乗ったりするツアーです。

夕方まで暇なのでスタッフの方がスノボやる?と聞いてくれて、砂丘の山部分から谷に向かってスノーボードで下る遊びをしました。
結構怖かった。3回で満足。
注意3つ目。スノボ終わってからチップ要求があります。安いからいいけどね。

リビングみたいなところでぼーっと寝転がっていたらお客さんが!
アイルランド人のおじさん1人。砂漠に1人で来るの私だけじゃないみたい。
君1人?とかなんだとか色々きいてきて、おじさん寂しかったのか、一緒にツアー回ってくれれば全額(1万円強)払ってあげるよと提案してきました。
ううん提案ではない、ほぼ強引でした。
金額が金額だし断ったんだけどおじさんはスタッフと話を進めてる。
ええ、、いいのかな、、ってスタッフに聞いたら、払いたいって言ってるんだから払ってもらいなと言われ、まあ1人でツアーするよりか楽しいかあとか私も思い始めて、結局ツアー代を持ってもらうことになりました。

でも徐々に見えてくるおぢのおぢ感、、

モロッコはモロッコDHでもユーロでも支払いができるんだけど、その通貨単位に認識齟齬があったようで、おじさんが想定の10倍払わなきゃいけないことに気づき、スタッフに向かって君ユーロって言わなかったよね?!ってキレまくってた。

一悶着が終わりツアーへ。

車のなかで、君は年上は好き?僕はおじさんすぎる?と聞いてきたおぢ。
うん、お父さんとほぼ同い年だよと言った。
キモいから止めてと言えなかった。

まずはベルベル人のご自宅にお邪魔。遊牧民です
キッチン。用途に合わせてテントが別々に立てられてるよ
家主さん。この方めちゃくちゃ綺麗だった
家主さん、ガイドさん、おぢ、私でティーをいただく。毎日遠くの川から水をくんでくるらしく、貴重な水をいただきました

ここでおぢエピ。
この家主さん綺麗で、おぢも気に入っちゃって、プライベートなことをガイドさんの通訳を通してガンガン聞いていくの。
家主さんが離婚してると知ったおぢが、今日夜泊まってもいい?と言い出した。
ガイドさんはおそらく異文化理解的な意味合いで、一夜で暮らしのことなんて何もわからないよ最低でも20日いなきゃね、と返事をした。
そしたらおぢ、この女性はメイククラブに20日も必要なの?、と。。

ベルベル人の結婚儀式で使うやつだったかな
これがおぢ。おぢの価格交渉やばい。高圧的が過ぎる。ほぼ喧嘩
欲しいもの選びなと言われ、別になかったからいらないと言ったんだけど、いや選べ!とまた強引に。おぢから自分用のものを貰いたくなかったので、じゃあお兄ちゃんに磁石買おうかなと、磁石を買ってもらいました。おまけにネックレスもくれて、それは妹行きです
ちなみにおぢは写真ではなく動画で記録を残す派。vlogみたいに喋りながら動画を撮影していました
おぢのお昼ご飯のためにレストランへ。私は既にキャンプでご飯を食べててお腹いっぱいだったけど君も食べろと言われ、ベルベルピザを食す。野菜を生地でくるんで焼いた感じ。ここでもおぢエピ披露させてください

・横に座れと言ってくる
外のテーブル席に案内されたのですが、君も景色みたいだろう僕の横に座りなさいと言ってきました

・もっと太れと言ってくる
そもそも私はお昼ご飯をキャンプで食べてきてお腹がいっぱい。そう伝えているのに、男はもっと肉があるほうが好きだよもっと食べて太りなさいと言ってきました

・おぢはよく食べる
このベルベルピザ、一切れがボリューミーなのですが、2枚目をおかわりしていました

車で移動中、ラクダに出会う。おぢはガイドさんに、車止めてくれ!写真撮ってくれ!と強引です
唯一楽しかったのがおぢの高額ショッピング。おぢ金持ちで、シルクのベルベル絨毯を5枚30万で購入してた。ここでもお店の方に対しても高圧的で見てられない瞬間も多くあったけど

この後ラクダツアーだったんだけど、お腹が痛かったのともうおぢと一緒にいたくなくて、キャンプに帰らせてもらうことに。
キャンプに着いてからおぢが、1時間休んでからラクダ乗ろうと言ってきて、いやお腹痛いって言ってるだろうが!!1時間で治る保証ないわ!と。
僕はヒーラーなんだよと言って、私の体は触らないけど気を流すみたいな手の動きを体の周りでわさわさやってきた。

おぢの目をかいくぐってサンセットを見に行く
寝転がってピンクの空を眺める
夜ご飯。色々察してくれたのかスタッフが1人席を用意してくれたけど、そりゃそうおぢに見つかり2人で食べることになった。そんな時膝に乗ってくるバゲラ君。バゲラ君大好きだよ
タジンアゲイン。僕の車で一緒にフェズへ戻ろうと言われたり(ツアー中から言われ続け何回も断ってる)、僕の車見たら絶対乗りたくなるよとか。車全く興味ないと言った。
憂鬱な夜ご飯だけど、横で食べてたご家族の娘ちゃんシファちゃんが可愛かった
ご飯のあとはスタッフがベルベル音楽を演奏してくれた。おぢは歳だからもうベッド行った。酔ったグループ宿泊客の方々が楽器を奪って何かよくわからない歌を歌い始めて私も離脱
スタッフの男の人に連れられラクダと星を見に行った。ラクダの糞まみれのところにラグを敷いて2人で寝そべって夜空を見た
夜空全然うまく撮れなかった。月の光が輪っか状に伸びてて壮大だった

んでまた事件。ここまでは良かったんだけど、このスタッフの男の人が、結婚してる?こどもいる?ボーイフレンドいる?と聞いてきた。
いないよと答える。
彼は離婚してるらしく、仲間だねって言って急に手を繋いできた。
びっくりしすぎて手を離せなかった自分にも非はあるんだけど、そっから手の繋ぎ方が恋人繋ぎになり、撫でてきたりしてきた。
キャンプに戻ろうと言うと、いや落ち着いてこの自然を感じなよと言われ。
私の手相見ておーまいがーと言いながら手を握られて彼は空に向かって何か唱えるスピが始まって、何がおーまいがーなの?と聞いても何も教えてくれない。
10分くらい経ってラクダが少し騒ぎ始め彼がなだめに立ち上がったから、今しかないと私も起き上がって靴を履いて、その状況からは逃れられました。
トイレ行きたいと伝えキャンプへ戻る。

私が少し前に星の下で眠りたいとぽろっと言ったからキャンプそばの砂漠の砂の上にラグを敷いてくれた。
そしたら案の定、彼が彼用の枕も持ってきた。
一緒に寝るのはさすがにキモが行き過ぎてると思い、ごめんけど1人で寝かせてと言い、彼は自分のベッドに戻っていった。

ここまでキモエピばかりで恐縮ですが、最終的にはサハラ砂漠で、1人で、壮大な空の下で夜を過ごせ、終わりよければすべて良しというかなんというか。
本当にどこでも寝られるのが特技で気づいたら朝でした。

サハラ砂漠の朝焼け。おぢと鉢合わせないように朝ごはん遅い時間にしたら、もうおぢは出発してたみたいだった
フェズまでまた夜行バスで戻るので、何もすることのない砂漠で7時間ほど暇になる。バゲラ君は私がご飯食べてなくても膝乗ってくるようになり可愛すぎる。5時間くらい足の上で寝てくれた。私は5時間猫を愛でるだけ。ここからは猫連投です、すいません
ようやく夕方になりバス停へ。砂漠近くの町はこんな感じ
夜ご飯

朝4時にフェズ着。
夜行バスは一度も下車せずひたすらに寝ました。
モロッコ最終日なので帰る場所はなく、開いているカフェを見つけて、町が動き出すまで4時間くらい時間潰しました。。ハード。

最終日はフェズ観光。猫ちゃんともそろそろお別れ
ミントティーを飲むモロッコではミント売りが路上にいて、ミントの香りムンムンです
朝は地元の人が食材を買ってる風景がよく見られました
お土産も買いました!バルセロナに住む日本のお友達には、困らせるためにタコスやチキンに使えるスパイスを買いました(でもすごい喜んでた、、嬉しいような残念なような
お昼ご飯は通りかかったローカルなお店で
これもタジン料理らしい。卵と肉を焼いた少量料理だったけど味濃くて美味しかった
フェズを彷徨っていると、本日会うの2度目の日本語ペラペラ男性に全く違う場所でばったり出会う。今年の11月にオープンするらしいホテルの前で出くわして、中に入らせてくれた
最後は、フェズ1日目にまた会いに来るねと約束した店員さんに会いにもう一度レストランへ。一緒に朝ごはんを食べた。 チーズが入ったオムレツをパンですくってミントティーで流す。美味しかった。 結構食べたけどタダだったよ・・!優しい

前回のモロッコ日記でお話ししたように、このレストランは家族経営。
そのうちのママと兄弟4人と会いました。
1番上のお兄ちゃんはレストランのマネージャー、2番目はギター弾ける兄ちゃん(写真向かい)、3番目は別の場所で働いてて、4番目は私と同い年の嘘つき兄ちゃん(写真奥のスマホいじってる人)、5番目がお友達になった男の子(写真左手前)、末っ子が女の子。
みんなすごく優しい。
モロッコで異常にモテた私。
今日居た男性陣みんな好意を持ってくれて面白かった。
2番目の兄ちゃんに君は4番と5番どっちを取るんだと聞かれ、妹にしますと言った。
4番目兄ちゃんはまた君に会うためにdo my bestしますとメッセージしてくれ、5番目男の子はご飯のあと一緒に外出てバイク乗せてくれて綺麗な景色を見に行った。
景色を見ている最中に、君が僕と同い年だったら結婚したのにみたいなこと言ってくれた。
本当にモロッコは日本人異様にモテる。

空港へ向かうタクシーに200DHを支払い、1コインも残らずすべて使い切り、完璧な終わり方で旅終了。
モロッコ外では使えないからね。

バルセロナに戻るとフラットメイトがお菓子を置いておいてくれていました。「家に帰ってきたな」と感じた自分にびっくりしました。人は3カ月もいれば家に感じてくるんですね

✈✈✈

モロッコ1人旅日記は以上です。
読んでいたきありがとうございました!

まとめると、モロッコは:人優しい・猫可愛い・日本人モテる、です。
猫ちゃんに会いにぜひモロッコを訪れてみてください✈
女性1人旅は気を付けて✈


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